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台湾の偽造基板メーカー初摘発。「ゲームジーニー」訴訟で、任天堂に千5百万ドルの賠償命令。「MGMグランド」の名称めぐり訴訟に。城島後楽園で日本初の木製コースター、運転開始。水のない水族館、立体映像で展示。(1992年9月1日号)
「パックマン」今度はアニメに、TVゲームからキャラクター化。任天堂、「ドンキーコング・ジュニア」で、販売方針発表。電気用品取締法の説明会開く。出品できない「Gマシン」でAMショーも基準。(1982年9月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.バンダイナムコHDは8月5日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は21%増の2162億円、経常利益は78%増の512億円、純利益は77%増の370億円だった。部門別では、デジタル事業の売上高が34%増の895億円、利益は149%増の294億円、トイホビー事業の売上高は14%増の948億円、利益は1%減の143億円、IPプロデュース事業の売上高は10%減の156億円、利益は66%減の10億円、アミューズメント事業の売上高は51%増の230億円、利益は21億円(6億円の損失)。業務用ゲームの売上高は61億円、ゲーム場の売上高は168億円だった。業績好調につき、23年3月期の予想も上方修正した。 2. オリエンタルランドは7月28日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は97%増の981億円、経常利益は175億円(前年同期は82億円の赤字)、純利益は121億円(60億円)だった。部門別でテーマパークの売上高は101%増の798億円、利益は154億円(75億円の赤字)、ホテルの売上高は96%増の156億円、利益は16億円(8億円の損失)、その他の売上高は25%増の27億円、損失は4億円。入園者の増加により、増収となり、黒字に転換した。 3.スクウェア・エニックスHDは8月4日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は16%減の748億円、経常利益は49%増の262億円、純利益は45%増の183億円だった。部門別でデジタルエンタテインメントの売上高が23%減の535億円、利益が231%増の141億円、アミューズメント(ゲーム場、機器、景品)の売上高が27%増の119億円、利益は231%増の11億円、出版の売上高が14%減の62億円、利益が23%減の24億円などとなっている。 4.コナミグループは8月4日、第1・四半期(4-6月、IFRS)決算を発表、売上高は5%増の719億円、営業利益は28%減の114億円、純利益は16%減の114億円だった。部門別では、デジタルエンタテインメントの売上高が508億円、利益が133億円、アミューズメント機器の売上高が129億円、利益は1億円、ゲーミング&システム(カジノ用)の売上高が76億円、利益が8億円、スポーツビジネスの売上高が109億円、利益が4億円となっている。 5.セガサミーHDは8月4日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は11%増の661億円、経常利益は22%増の42億円、純利益は7%増の31億円だった。部門別では、エンタテインメントコンテンツの売上高が11%増の527億円、利益は5%減の81億円、遊技機の売上高は2%増の105億円、損失は6億円(前年同期は14億円の赤字)、リゾートの売上高は71%増の26億円、損失は11億円(損失19億円)。エンタテインメントコンテンツのうちAM機器の売上高は131億円(110億円)。 6.ラウンドワンは8月5日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は69%増の309億円、経常利益は25億円(前年同期は35億円の損失)、純利益は20億円(39億円の損失)だった。店舗は国内が1増6減の99店、米国が177増2減の47店、中国が3増の3店で、計149店。ゲームの種類別ではアミューズメントの売上高が185億円。業績を踏まえ、23年3月期の予想を上方修正した。 7.カプコンは7月26日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は48%減の252億3千2百万円、経常利益は46%減の128億百万円、純利益は48%減の90億7百万円だった。部門別でデジタルコンテンツの売上高は55%減の198億円、利益は49%減の125億円、ゲーム場は1増の43店で、売上高は38%増の32億円、利益は1億円(同年同期は6千万円の損失)、遊技機の売上高は49%減の6億円、利益は11%増の2億円、その他の売上高は73%増の14億円、利益は70%増の8億円だった。 8.大阪府・市が進める、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致について、大阪府議会で多数派を占める「大阪維新の会」は7月29日、IR誘致の是非を問う「住民投票条例案」に反対し、提案は否決された。同党の看板政策だった「大阪都構想」では、住民投票で反対多数になっても、再度投票を実施したにもかかわらず、である。この日の府議会は委員会付託が省略され、本会議のみで即日採決された。 9.米国S&Sワールドワイド社は7月末、ティム・ティムコ社長兼CEOが9月1日付で退任、23年まで相談役にとどまる、と発表した。同氏は12年S&S社の開発部長として入社、14年副社長、15年に社長、16年にCEOに昇格した。この間、画期的な製品を手に業績を伸ばした。代わりにジェイソン・モンスCOOが社長兼COOに昇格することが決まった。同社は三精テクノロジーズの子会社。 10.スガイディノス(札幌市、三浦尚久社長)のゲームセンター、ボウリング場事業は、ジェンダギーゴ・エンタテインメント(東京都大田区、上野聖社長)に売却されることになった。7月25日、合意が成立、発表された。まずジェンダギーゴが完全子会社のスカイシネマ(仮称)を設立、次にゲーム場事業と、ボウリング事業をジェンダギーゴに譲渡し、シネマ事業をスガイシネマに譲渡、同日、佐々木興行がスガイシネマの株式の85%を取得するというもの。スガイディノスは5月30日、札幌地裁に民事再生手続きを申請、6月13日に手続き開始が決定された。ジェンダはこの民事再生に意欲的で、早くから参加の意向を示してきた。今回の再生計画に積極的に関わることにより、同社は目的なども今後明らかするもよう。 11.新形態のパチンコ/パチスロ遊技が近く実現するかもしれない。日工組、日電協など業界4団体が主催する「スマート遊技機フォーラム」が7月19日、東京で開かれ、これまでの遊技機との違いなどについて遊技機店側と意見を交わした。分からない点が多いが、スマート遊技機は客が玉やメダルに触れずに遊技をすることができるというシステムで、諸問題の解決に期待されている。スマートスロットは今秋、スマートパチンコは23年春遊技場に導入される予定。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc.2022 |