2022年8月1号 Last updated on July 10, 2022
特報
 
 イオンファンタジー3~5月決算、新型コロナウイルス禍の影響濃く。

 イオンF、ゲーム機の蛍光灯を全面LED化する。
海外
 
 中国の上海ディズニーリゾートは、6月30日から営業再開。

 米国ディズニー社、ボブ・チャペルCEОとの契約を3年延長。

国内
 
 日本最長の「フジヤマ・スライダー」が7月22日オープン。

 「ネスタリゾート」の運営権、サムティと刀の手に渡る。

 

2022年8月1日号のニュースダイジェスト
 米国アタリ社の社名の由来は、中国で生まれ、日本で発達したボードゲーム「囲碁」の用語「当たり」から。設立者のブッシュネルとダブニーはしばしば囲碁フレイを楽しんでいた。同社が1972年6月27日にサンノゼ地区で設立されて以来、50年にわたるTVゲームの歴史は、市場が世界的な規模で広がるとともに、波乱に満ちたものとなった。

 1974年の創刊号から2002年までの新聞「ゲームマシン」がpdfファイルでご覧いただけるようになっております。ホームページ下にある「アーカイブ」をご利用下さい。また、単行本「それは『ポン』から始まった」は品切れとなりました。ご購入いただいた皆様、ありがとうございました。

30年前の主なニュース

 「ゲームジーニー」著作権訴訟で、任天堂の敗訴が確定的に。AMショー92に52社が出展を申込み。ナムコが新作展を開催、「スーパーワールドスタジアム92」など披露。米国任天堂が、業務用部門を縮小。ゲームソフト開発のHAL研究所が和議を申請。(1992年8月1日号)

40年前の主なニュース

 米国の映画社が、任天堂を訴え。ギャンブルマシン排除のための「基準」を事実上改訂し、JAMMAとNAOは合意。AMショー82に、80社が申込み。セガ社とエスコ貿易が新作展開催、「サブロック3D」など披露。アイレム、国際ビルから松原市に本社移転。(1982年8月1日号)



【ニュースダイジェスト】

 .イオンファンタジーは7月6日、第1・四半期(3-5月)決算を発表、売上高は21%増の161億6千百万円、経常利益は2億7千4百万円(前年同期は17億3千8百万円の損失)、純損失は6億千8百万円(約21億円の損失)。店舗数は国内が16増3減の531店、中国が2減の197店、アセアンが6増1減の231店。国内の売上高は20%増の135億円、利益は4千万円(10億円の損失)。中国の売上高は52%減の7億円、損失は7億円、アセアンの売上高は284%増の18億円、利益は3億円だった。

 .イオンファンタジーは7月4日、クレーンゲーム機やメダルゲーム機など蛍光灯を使用している機械の照明を、全台(日本全国428店舗の14645台)をLED化していると発表した。6月末時点に249店舗で完了、8月末で全店補完了する予定。すべて電気工事士の資格を持つスタッフが実施する。照明のLED化により店舗運営で発生する電力を削減。省電力化し、より環境に配慮した店舗体制づくりに取り組むとしている。

 .複合リゾート施設「ネスタリゾート神戸」(兵庫県三木市)の運営権がパチンコ店など遊技場経営の延田(のぶた)エンタープライズから、不動産開発の「サムティ」と企画の「刀」の2社の手に渡る見通しになった。これまで延田エンタの子会社が運営していたが、新型ウイルス禍で苦戦したため。ネスタリゾートは「グリーンピア三木」跡地に2016年開業、遊戯施設やホテルなど備えている。

 .日本最長の滑り台、「フジヤマ・スライダー」が7月22日、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)でオープンする。長さは120mで、チューブ型。富士山を一望できる、地上55メートルの展望デッキ「フジヤマ・タワー」から約20秒で、急降下していく絶叫アトラクションとなる。専用のスライディングマットに足を入れて、寝そべって下る。利用料金はハイシーズン1200円、レギュラーシーズン1000円、オフシーズン800円。

 .米国のウォルトディズニー社は6月28日の取締役会で、ボブ・チャペルCEOとの契約を3年間延長することを決めた。チャペル氏は同社に30年以上務めるベテラン。新型コロナウイルスによる打撃を受ける直前の、2020年2月、ボブ・アイズナー氏の後任CEOとして就任した。同社の最重要課題である、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」も順調で任期延長となった。

 .中国の上海ディズニーランドは人数制限付きで、6月30日から営業を再開することになった。新型コロナウイルスのために、3月21日以来約3ヶ月間の臨時休園を余儀なくされていた。営業再開後は72時間以内の陰性証明提示など、上海の保険局の指揮に従って入場が制限される。なお、北京のユニバーサルスタジオ(USB)も6月25日から営業を再開しており、上海ディズニーが後を追う形となった。




◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc.2022