| |||||||||||||
ラテンアメリカ・エキスポ91開催、コピー品排除など課題に。セガ社はまんが博に協力、ゲーム場を運営。東証、ナムコの株式を1部に指定替え。関西精機製作所が重量挙げアーケード「ワールドリフター」発売。大阪テントが、アトマスに改称。(1991年9月15日号)
大手オペレーター3社とNAO正副会長が話し合い、ロケ歩合は4対6で合意。NAOは違法営業を告発する葉書を用意した。米国ロッコーラ社、ナムコとの提携を喜ぶ。任天堂は「ドンキーコング」を国内3社に許諾。コナミ工業はレジャックの業務サービスを継承。(1981年9月15日号) 【ニュースダイジェスト】 1.富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は8月20日、ローラーコースター「ド・ドドンパ」で、20年12月~今年8月に頸椎圧迫骨折などの人身事故が4件起きていたと発表した。負傷していたのは30~50歳代の男女4人の利用客で、全治1~3ヵ月。事故後ただちに報告、公表すべきだったが、なされておらず、運営面でのあり方が問われている。遊園地側は8月12日に運休し、点検を開始しており、21日から山梨県と国の事故調査部会が立ち入り調査を開始した。 2.SNK(葛志輝会長兼社長)は7月29日、松原健二氏の8月1日付CEO就任を発表した。それによるとSNKのCEOに就任した松原氏は、86年に東大大学院修了、97年米国マサチューセッツ工科大学経営大学院MBA修了。86~01年に日立製作所、日本オラクルを経てコーエーに入社、09年4月コーエーテクモHDの社長就任。11年にジンガジャパン社長を経て14年セガネットワークスCTO、次いで17年セガゲームス社長COOに就任、20年4月から株式会社セガの代表取締役CPOに就任していた。59歳。 3.フリューは8月12日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は79億9千9百万円、経常利益は11億7千9百万円、純利益は8億千2百万円だった。部門別ではプリントシール機の売上高が15億円、損失は2億円、コンテンツ・メディアの売上高が20億円、利益が8億円、キャラクタ・マーチャンダイジングの売上高が35億円、利益が8億円、ゲームの売上高が8億円、利益が1億円となっている。2022年3月期の予想は、売上高360億円(5月の前回予想では320億円)、経常利益39億円(32億円)、最終利益は27億円(22億円)と上方修正した。 4.共和コーポレーションは8月12日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は21億9千百万円(前年同期15億5百万円)、経常損失は7千5百万円(9千5百万円)、純損失は6千9百万円(3億千5百万円)だった。部門別でゲーム場は2店増の57店となり、売上高が21億円(11億円)、利益が4千万円(損失が2億円)となったが、業務用機器・景品の売上高が4千万円(3億円)、その他・広告代理の売上高が2千万円などと振るわなかった。 5.ユニバーサルエンターテインメントは8月5日、中間(1-6月)決算を発表、売上高は56%減の286億円、経常損失は87億円(前年は73億円の利益)、中間純損失は169億円(34億円の利益)だった。部門別で遊技機の売上高は71%減の139億円、営業損失は23億円(利益220億円)、統合型リゾートの売上高が12%減の140億円、営業損失が20億円(損失52億円)。遊技機は旧規則機撤去期限が2ヵ月間延長になるなどにより、またフィリピンのカジノ「オカダ・マニラ」では新型コロナウイルス感染者増による経済活動一時停止があり、低調だった。 6.米国のウォルトディズニー社は8月12日、第3・四半期(4-6)決算を発表、売上高は45%増の170億ドル、純利益は9億2千3百万ドル(前年同期47億ドルの赤字)と市場予想を上回る内容になった。テーマパークの売上高は5四半期ぶりに増加し、「テーマパーク、消費者向け製品」部門の売上高は43億ドル(前年同期10億ドル)と伸ばした。これは新型コロナウイルス感染症の勢いが活発になり、入場予約制やパレードなどさまざまな制限をした上での実績であり、いかにディズニーのエンタテインメントを求める一般客の需要が大きいかを示す結果になった。 7.IAAPAショーのローカル版のひとつ、「IAAPAエキスポアジア2021」(上海、8月11-13日)は直前になって中止となった。IAAPAエキスポアジア2021は元々6月マカオで開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の再来により2度も順延、不運なことに結局中止が決まったもの。出展料や、前払いのビジター登録料は手続きをすれば返還される。 8.横浜市長選挙には8月8日、過去最多の8名が立候補し、22日の投開票に向けて激しい選挙戦に入った。コロナウイルス感染者への対応、横浜港へのカジノ(公認賭博場)を含む統合型リゾート(IR)導入の是非などが主な争点になっており、うちカジノ導入については5候補者が反対か中止を表明、賛成は現職を含めてわずか2候補者という状況。それでなくとも熱い8月は、否応なしにヒートアップするもようだ。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc.2021 |