| ||||||||||||||
米国AAMAは並行輸入基板を争点としないことに。米国バリー社の宣伝担当、ハープ・ジョーンズ氏が死去。米国ALG社ガンゲーム機「マッドドッグマックリー」出荷。6月開催予定の仙台ショーの出展募集を開始。大阪府協総会、府警は遊技機賭博を話題に。兵庫県協総会、環境改善めざす。(1991年4月1日号)
TVゲームの無断コピー対策に向け、日米欧の協会で共同宣言。米国ADMA、ギャンブル機との区別明確化議題に。神戸のポートピアアイランド博覧会が開幕。JAMMA臨時総会で事務局など強力な事業計画。NAO、発起人総会開催、支部制設ける。ボナンザの本社ビルが全焼。(1981年4月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.ユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)は3月8日、新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のグランドオープンを18日に行うと発表した。新時代に即応した衛生強化を徹底し、当分の間、予約制の整理券方式で、エリア内の人数をコントロールしていくとしている。これまで2月4日など、2度にわたって開業を延期してきたが、昨年末から客を限定して先行体験などを実施してきており、それを参考に「整理券対応」とするもの。「マリオカート」のライド体験、コインを集める「ハテナブロック」などに挑戦する。 2.政府は2月28日、大阪府など近畿の2府4県について、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の繰り上げ解除を実施、府県は大阪市内の飲食店などへの営業時間の短縮を引き続き要請することにした(自治体やロケオーナー側の要請などに伴い、ゲーム場の営業時間を短縮する例がある)。首都圏の1都3県については、期限の3月7日後も、21日まで営業制限など延長することを決めた。東京ディズニーリゾートは営業時間短縮と5千人の入場者制限を、3月21日まで継続することにした。 3.バンダイナムコHDは3月1日、リアルエンターテインメント事業のうち、北米で展開してきたゲーム場運営から3月末付で撤退することを決めたと発表した。子会社のナムコUSA社が運営してきた①直営店34店、②直営大型店1店、③760ヵ所のシングルロケを、非公表の運営会社3社に売却する。このため発生する譲渡損失は構造改革のための特別損失に織り込み済み。新型コロナウイルス感染拡大による休業などによる事業撤退で、ナムコUSA社は販売担当のバンダイナムコアミューズメントアメリカ社と合併する。 4.米国カジノ大手のラスベガス・サンズ社は3月3日、ラスベガスのカジノホテル「べネチアン」と展示会場「サンズ・エキスポセンター」を、不動産投資のVICIプロパティーズ社に62億5千万ドルで売却すると発表した。新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込んだ米国から撤退し、収益率の高いマカオ、シンガポールに経営を集中するため。ラスベガス・サンズ社は世界最大級のカジノ運営会社のひとつ。日本の統合型リゾート(横浜カジノ)進出を目指していたが昨年断念、撤退した。 5.セガサミーの業務用欧米販売子会社、セガアミューズメントインターナショナル社(本部ロンドン郊外)は19年秋IAAPAエキスポで披露した「ミッション・インポッシブル・アーケード」を3月中にも出荷するよう、米国で先行販売を開始したもようである。同機は2人用の本体を向かい合わせに2台ボックス状に組み合わせた、4人用のTVガンゲーム機で、展示会に出品されたが、新型ウイルスの猛威に巻き込まれて、出荷されないままになっていた。パラマウント映画社から映画使用の許諾を受けているが、キャビネットの組み合わせ方があり、本体価格もずいぶん高くなるもよう。 6.バンダイナムコアミューズメントは2月22日、18年国内でオープンした「屋内・冒険の島ドコドコ」(東京都立川市)の初の海外版、「ドコドコ・ザ・ロハス康城店」を香港で18日オープンしたと発表した。現地のナムコエンタープライゼス・エイシア社を通じて開設した、キッズ向けデジタルプレイグラウンドで、これまで不可能とされてきた”夢のある冒険”を手軽に全身で体感できる施設。屋外の公園などが少ない香港市場向けに、バンダイナムコならではのデジタル技術とおもてなしの接客サービスで、安全で安心な遊びを提供するとのこと。 7.旧ナムコから01年2月に出荷された、業務用音楽ゲーム機「太鼓の達人」シリーズが20周年を迎えることになった。面打ちと縁打ちのバチさばきというシンプル操作のみで、親子連れなどの人気を集めてきており、収録楽曲も当初はオリジナル曲が多かったが、幅広いジャンルから取り入れている。家庭用(PS2用02年10月から)やスマホ用(10年から)などでもユーザーを獲得した。和田どん、和田かつ兄弟を含めキャラクターも生み出した。バンダイナムコアミューズメントなどは記念事業を予定している。 8.米国バリー・マニュファクチュアリング社の日本子会社だったバリー・ジャパンの元社長、ロス・シェア氏(90)が心臓疾患によりシカゴのノースウェスタン病院で死去した。業界誌「リプレイ」電子版が報じた。米国のミッドウェー社を経て、バリー社の製品販売を80年代前半まで担当したことで知られる。本社の部長級まで昇格したが、米国でAMゲーム機販売がピークを過ぎたころ、バリー・ジャパンは整理され、ロス・シェア氏はバリー社を退職、やがてゲーム業界から去った。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc.2021 |