| ||||||||||||||
米国の業界誌「リプレイ」でナムコ・中村社長のインタビュー記事。電通プロックスが立体映像の権利を米社に許諾。東京都協は通常総会を開催、駒井会長は減らない遊技機賭博に言及。SNKは新作展で「ネオジオ」ハードキットと新作ソフトを紹介した。(1991年1月1-15日号)
ナムコは「パックマン」についてシグマ、アイレムなどに追加許諾した。JOUは優良機14点を選んだ。ジュークボックスのロックオーラ社がTVゲームに参入した。ナムコはJR蒲田駅前に本社を移転した。SNKは大阪市北区西天満に移転した。(1981年1月1-15日号) 【ニュースダイジェスト】 1.米国の業務用AM機展、「アミューズメント・エキスポ・インターナショナル」(AEI)は、Covid19(新型コロナウイルス)の感染状況を見守る中で、開催時期をさらに遅らせることを決めた。その結果、「AEI2021」は6月28-30日(初日は会合、2-3日目は展示会)にラスベガスで開催することになった。これは当初の予定の3月16-18日を5月5-7日へと延期した後、再度延期するもので、主催者であるAMOA/AAMAはウイルスワクチンの接種状況などを見て、再延期すれば業者が参加しやすくなると考えた、としている。 2.米国ラスベガスのカジノで(日本人のような)外国人がジャックポットを出して儲けた場合(そんなことはめったにないが)、ネバダ州法に基づき30%の所得税がその場で課税される。シンガポールのカジノの場合は非課税だが、居住者の儲けに関しては公営ギャンブルと同様課税される。この種の扱いは国際標準とはならないのが現実のようだ。ところが2021年度「与党税制改正大綱」では、外国人が出した儲けに課税すれば客を逃すことになる、との理由で非居住者には非課税とするらしいが、それで客が定着する保証はもちろんない。日本でのカジノ導入にはまだ多くの課題が残っているもよう。 3.東京ディズニーシー(TDS)では新エリア「ファンタジースプリングス」が建設中だが、これは投資額が約2500億円と(TDS自体を除いて)過去最大であり、開発面積も約14万㎡もあり、TDSを約20%広げるものとなる。計画が発表された19年夏には22年の開業予定で、人気の高い「アナと雪の女王」や、「塔の上のラプンツェル」、「ピーター・パン」にちなんだ4つのアトラクションが実現する予定。東京ティズニーランド(TDL)では20年9月末に新エリア「美女と野獣」が誕生、新型コロナウイルスの影響で制限付きだが拡大しており、両パーク合わせた東京ディズニーリゾート(TDR)では拡大改造中だ。 4.横浜港の山下ふ頭で12月19日10時から、高さ18m、重さ約25トンの「動くガンダム」の一般公開が始まった。人気TVアニメ「機動戦士ガンダム」(1979年)の40周年プロジェクトの一環として、バンダイナムコグループなどが実施。ガンダムの関節自由度24ヵ所。30分ごとに異なる演出で動かす。入場は日時指定制で、料金は大人(13歳以上)1650円、別にガンダムドックタワー観覧料3300円など。(数量限定だが)入場者特典のガンプラがプレゼントされる。一般公開の会期は12月19日から22年3月末日まで。時間は10~21時。 5.リアル展示会の「JAEPO21」は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、日本アミューズメント産業協会(JAIA)はオンラインでの「JAEPOビジネスミーティング2021」(2月17-18日)の実施を計画している。オンライン上でAM製品とサービスを展示、紹介するもので、来場対象者は業界関係者としている。JAIA正会員でAMマシン事業部または遊園施設事業部に属する企業だけが出展でき、出展料は13万5千円と23万5千円の2種。出展申し込みは12月4日に締め切られ、出展料の払い込み締め切りは21日。「健全化を阻害する機械基準」などに触れるものは「出展できない」とのこと。 6.ユニバーサルエンターテインメントとカプコンは2019年1月末に遊技機開発などに関する業務提携をしており、それに基づく1作目の「パチスロバイオハザード7」が12月8日、ユニバーサルと、カプコングループのアデリオン(真仁田達弘社長)によって披露された。業務提携はゲームのコンテンツ開発力のカプコングループと、パチスロ筐体の技術・販売力を持つユニバーサルとがそれぞれ強みを生かして、開発、製造、販売するというもの。カプコンはユニバーサルとの業務提携により、遊技機事業を安定ビジネスに位置付けるとしている。 7.カプコンが家庭用ゲームソフト2件の特許を侵害されたとして、コーエーテクモゲームスに損害賠償を求めていた訴訟は、2審判決(知的財産高裁2019年9月判決=請求容認)で12月15日、確定することになった。コーエーテクモゲームスが判決に不服があるとして19年9月に上告していたが、最高裁は上告棄却を決定したと通知した。問題になった特許はすでに存続期間が切れているとのこと。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc.2021 |