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米国のNES用ゲームソフト訴訟で、任天堂がセキュリティチップ著作権に基づき訴訟追加。JAMMAは「AV麻雀」について日本物産に要望。10回目迎えた全日本マイクロマウス大会。米国アタリゲームス社「スタンランナー」、ナムコとセガより発売。(1990年1月1日号)
ナムコは「ギャラクシアン」の類似品を製造販売した西日本販売を相手に、不正競争防止法に基づく製販禁止の仮処分を申請していたところ、西日本販売は事実を認め、裁判所は仮処分を決定した。東大生グループが開発した、「平安京エイリアン」が電気音響製品となって発売された。(1980年1月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.米国IAAPAエキスポ19(11月19-22日、オーランド)には、1,146社(前年は1,151社)が56万(60万)平方フィートの屋内外展示場に出展する、最大規模の展示会となった。IAAPAによると、世界各国から4万2千6百人(4万千百人)が登録入場、うち2万7千8百人(2万6千人)が遊園施設などの業務に携わるバイヤーだった(一般客は基本的に入場できない)。日系の主な出展社はいずれも大きなブースを構え継続出展し、三精テクノロジーズと米国S&S社/オランダのベコマ社は遊園施設を紹介。米国バンダイナムコ・アミューズメント・アメリカ社と、英国セガ・アミューズメント・インターナショナル社は、自社ゲーム機とそれぞれが扱う他社製品を紹介した。タイトーは中国UNIS社(世宇科技)のブースに参加した。 2.米国IAAPAエキスポ19の続き】出品されたゲーム機やVR機は数多く、しかも権利関係が入り込んでいる。バンダイナムコが米国アンダミロ社、ロウスリルズ社の製品を多数紹介したのに対し、セガ社は新作4人用「ミッション・インポッシブル・アーケード」(MIA)までの大型TVゲーム機を出品した。UNIS社は自社製品の外、タイトーの硬貨作動式「ガンアリーナ」(ナツメアタリと共同開発したBB弾のガンゲーム機)、「ヒーローフェスティバル」(おまつりクエストヒッパレQ)、「スペースインベーダー・カウンターアタック」を出品した。米国ロウスリルズ社は新作ドライブ「ニトロトラックス」、ガン「ビッグバック・ハンター・リローデッド」を披露、来春には「キングコング・スカル・アイランド」を発表する。 3.セガサミーグループの店舗運営会社セガエンタテインメントは、オンライン上で「UFOキャッチャー」を操作して遊べるサービス「セガキャッチャーオンライン」の米国向けサービスを12月3日10時(日本時間)に開始すると発表した。このサービスはスマホ、タブレット、PCから24時間いつでもどこでも「UFOキャッチャー」をプレイでき、ゲーム内で得た景品は指定の場所に無料で配送されるというもの。日本国内では17年12月より展開中。セガのゲーム場がない地域でも利用できるのが特徴で、より多くの客に利用できるよう、海外展開の第1弾として開始することにした。 4.セガ・インタラクティブは11月20日、競走馬を育成するメダルゲーム機で、メダルを使わない画期的なメダルゲーム機、「スターホース4」の出荷を開始した。「スターホース」シリーズは競走馬育成を軸にした、競馬レースに基づくリアルなメダルゲーム機として、すでに19年間の実績を持つ。その「4」は完全な「電子メダル化」を実現しようとするもので、サテライトでのメダル転送による借り入れ、預け入れが可能になり、その結果メダルの持ち運びが不要になった。これに先立ちJAIAでは「健全を阻害する機械基準」とその「運用規定」を、あらかじめ18年12月に改正した。 5.米国のカジノ業界の大物だったスティーブ・ウィン氏を、ネバダ州のゲーミングボード(賭博監督局)が、業界から事実上追放しようとする手続きに対し、ウィン氏は11月中旬、自分はウィンリゾーツ社の役員でも、株主でもないので、手続きは無意味だとする意見書を出した。ウィン氏の意見についての審理は12月19日に行われる予定。複数の女性従業員に対するセクハラ(性的嫌がらせ)が18年1月に発覚、2千万ドルの罰金が決定された事件で、同氏は同2月に同社の会長兼CEOを辞任、12%の全持株も売却していた。 6.セガサミーホールディングスは11月28日、サミーが子会社タイヨーエレックの旧本社の固定資産(名古屋市内の土地建物)を12月13日に売却することを決めたと発表した。サミーブランドへの集約化を進める過程で、タイヨーエレックが本社を移転したのに伴い、遊休資産となっていた。譲渡先は非公開。譲渡益は約29億円。今期第3・四半期累積決算(4-12月)に不動産売却益による特別利益として計上する予定だが、3月期業績予想には織り込んでいない。 7.中国新華社は11月21日、文化和旅游省はゲーム機・施設の管理に関して、賭博の要素を排除するよう求める「ゲーム施設管理方法」という規定を配布したことを明らかにした。ゲーム機や施設として、スロットマシンやルーレット、競馬ゲームその他遊技の結果を機械・設備が自動的に決定する施設を使用することは禁止される。また格闘ゲームなど長時間ゲームを続けるようなゲーム機も排除される。ゲーム施設では国が定める休日以外に未成年者が遊べないようにする。この規定は2020年1月1日より施行される。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2019 |