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米国連邦地裁、家庭用「テトリス」に関し任天堂勝訴の略式判決。JAMMA健全娯楽推進委が日本物産「AV麻雀・ビデオの妖精」を基準違反と認めた。コナミは新作展を開き、「グラディウスⅢ」など披露。ナムコは「ウィニングラン鈴鹿グランプリ」を出荷した。(1989年12月15日号)
初の全国ロボット大会が、ナムコの全面協力で開かれた。AMOAショー、IAAPAショーを視察するため、日本から計200名以上が渡米した。「AMOAショー特集」。データイーストは「アストロファイター」を計3社に許諾、インベーダーについてはタイトーと和解した。(1979年12月15日号) 【ニュースダイジェスト】 1.「ジャパンアミューズメントエキスポ」(JAEPO)2020(2月7-8日、幕張メッセ)には38社(前回は46社)が509小間(542小間)に出展する予定で、出展規模は一段と縮小することが分かった。11月10日の出展者説明会を経て確定した。会場は2ホールのままで、会期は1日減り、2日目は一般に公開する。主な出展社と小間数はプライズフェア127(前回75)、セガ・インタラクティブ80(120)、バンダイナムコアミューズメント70(80)、コナミアミューズメント60(60)、タイトー20(30)、加賀アミューズメント18(14)、バンダイナムコテクニカ16(16)など。闘会議との共催はなくなる。 2.バンダイナムコHDは11月7日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は4%増の3493億2千7百万円、経常利益6%増の487億4千6百万円、純利益は1%増の346億7百万円だった。部門別ではトイホビーの売上高が14%増の1280億円、利益が37%増の176億円、ネットワークエンタテインメントの売上高が1%減の1530億円、利益が7%増の249億円、リアルエンタテインメント(業務用とゲーム場)の売上高が2%増の468億円、利益が25%減の15億円などとなっている。業務用ゲーム機の売上高は116億円(前年同期132億円)、ゲーム場は国内262(274)、海外38(36)ヵ所あり、売上高は352億円(335億円)だった。 3.スクウェア・エニックスHDは11月7日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は8%増の1207億6千2百万円、経常利益は6%増の156億9百万円、純利益は32%増の109億6千9百万円だった。部門別ではデジタルエンタテインメント(ゲームソフト)の売上高が4%増の854億円、利益が33%増の166億円、アミューズメント(業務用とゲーム場)の売上高が11%増の228億円、利益が87%増の13億円、出版の売上高が42%増の90億円、利益が87%増の32億円、ライツ・プロパティの売上高が35%増の45億円、利益が113%増の6億円となっている。 4.ラウンドワンは11月8日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は9%増の531億8千8百万円、経常利益は26%増の57億2百万円、純利益は24%増の37億5百万円だった。店舗は国内が3減の103店、米国が9店増の34店で、計137店。国内店舗は減少傾向にあるが、米国でショッピングモールへの出店を進めている。種別売上高はゲーム場が13%増の270億円、ボウリング場が4%増の120億円、カラオケその他は10%増の56億円、スポッチャは2%増の68億円など。通期の業績予想は売上高1076億円(前回予想は1093億円)、経常利益116億円(116億円)、最終利益642億円(690億円)と下方修正した。 5.フリューは11月13日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は2%増の129億9千2百万円、経常利益は2%減の17億9千百万円、純利益は13%増の13億5千2百万円だった。男性向けスマホゲームから撤退、担当していた子会社のコアエッジを売却した。部門別でプリントシールの売上高は9%増の48億円、利益は22%増の10億円、プリントシール画像の取得・閲覧サービスの売上高は6%増の44億円、利益は6%減の19億円、キャラクター・マーチャンダイジングの売上高は3%減の25億円、利益は1千万円など。 6.共和コーポレーションは11月13日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は73億8千7百万円、経常利益は2億8千万円、純利益は1億9千7百万円だった。前年同期は連結財務諸表だったので、前年同期比はできない。ゲーム場は7増1減の59店で、売上高は54億6千8百万円、営業利益は5億3千6百万円。業務用機器販売の売上高は18億4千5百万円、利益は5千7百万円、その他の売上高は7千3百万円、利益は3百万円だった。 7.米国ウォルトディズニー社は11月7日、第4・四半期(7-9月)と年度(10-9月)決算を発表、テーマパークが順調だった。第4・四半期の全体の売上高は34%増の191億ドル。年度決算の全体の売上高は17%増の695億7千万ドル。部門別でテーマパークは香港が急減したものの、年間売上高が6%増の262億ドル、営業利益が11%増の67億ドルと伸ばした。稼ぎ頭だったメディアネットワークス(ケーブルテレビ)の売上高は13%増の248億ドルだったが、営業利益は2%増の74億ドルにとどまった。 8.中国政府は11月5日、未成年者のゲーム依存対策の一環として、ゲーム時間などを制限する新規制を発表した。新規制では、18歳未満の子どもは22時から翌日8時までの時間帯にオンラインゲームでプレイすることが禁止された。日中でも90分を越えてはならず、休日でも3時間以内に制限された。プレイ料金は8-15歳の場合月200人民元(約3100円)まで、16-17歳の場合月400人民元までに制限された。中国のゲーム審査機関、SAPPによると娯楽を提供するのは結構だが、ゲーム依存や過剰消費という問題も出てきたので、制限したと説明している。 9.三精テクノロジーズは前年のIAAPAエキスポ18に出品した人型変身ロボット、「ジェダイトライド」の商品化に取り組むことにした。これまで「ジェダイトライド」の共同開発、試作機開発を進めてきた、同社とブレーブロボテックス、アスラテックスの3社による「ジェダイトライド有限責任事業組合」を7月12日に解散、10月21日に清算し終えた、と31日に発表した。今後は三精テクノロジーズが主体となって改良を進め、遊園地向けに変身ロボットの機械製造を検討していく。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2019 |