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JAMMA、AOUはそれぞれ日本物産「AV麻雀・ビデオの妖精」のビデオ映像について、同社の手島常務から事情説明を聞いた。米国のTVアニメ番組「TMNTタートルズ」に基づく、コナミのTVゲームがヒットしている。SNKは3人同時プレイの「ビーストバスターズ」を出荷。(1989年12月1日号)
タイトーからTVゲーム「ストレートフラッシュ」、シネマトロニクス社開発の「スターホーク」(日本名は「レーザーウォーズ」)、バリー社製ワイド電子回路式フリッパー「パラゴン」が発売された。レジャックからは、テーブル型TVゲーム機「スペースウォー」が出荷された。(1979年12月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.任天堂の宮本茂代表取締役フェロー(66歳)が、ゲームの文化功労者として認められた。政府は10月29日、文化勲章受章者6名と文化功労者21名を決定。11月3日に文化勲章の親授式、5日に文化功労者の顕彰式を行うことになった。ゲーム分野から初めて文化功労者となる宮本氏は、「ドンキーコング」(81年)、「スーパーマリオプラザーズ」(86年)を始め数多くのTVゲームの開発を手がけてきた。今回の決定の知らせに、「ゲームというジャンルに光を当ててもらい感謝している」と語っている。 2.任天堂は10月31日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は14%増の4439億6千7百万円、経常利益は7%減の851億7千3百万円、純利益は4%減の620億千8百万円だった。海外売上高は77%を占め、3408億円。為替差損が205億円発生した。「スイッチ」は電池の持ちが良い新型を8月に、携帯専用の「スイッチライト」を9月に発売。本体は37%増の693万台、ゲームソフトは39%増の5849万本販売した。ヒット作は2月「スーパーマリオメーカー2」393万本など。なお、デジタル売上高は83%増の716億円まで伸ばした。 3.オリエンタルランドは10月30日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は1%減の2484億2千8百万円、経常利益は1%減の620億7千8百万円、純利益は1%減の430億8千4百万円だった。部門別ではテーマパークの売上高が1%減の2053億円、利益が2%減の499億円、ホテルの売上高が1%減の247億円、利益が1%増の90億円など。期初予想と比べ増収増益になったため、通期の業績予想を見直し、上方修正した。予想値は売上高5038億円(4月の期初予想では4792億円)、経常利益1099億円(938億円)、最終利益765億円(653億円)。 4.コナミHDは10月31日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算(IFRS)を発表、売上高は1%減の1210億8千9百万円、営業利益は16%減の209億2千2百万円、中間利益は12%減の152億百万円だった。部門別ではデジタルエンタテインメントの売上高が0.2%増の669億円、利益が8%減の187億円、業務用ゲーム機の売上高が21%減の90億円、利益が49%減の15億円、ゲーミング機の売上高が16%増の148億円、利益が4%増の16億円、スポーツの売上高が3%減の310億円、利益が21%減の14億円。 5.セガサミーHDは10月31日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は3%減の1655億3千5百万円、経常利益は39%増の126億5千8百万円、純利益は47%増の98億7千万円だった。部門別では遊技機の売上高が25%減の441億円、利益が19%減の78億円、エンタテインメントコンテンツの売上高が8%増の1158億円、利益が107%増の127億円、リゾートの売上高が7%増の55億円、損失が15億円(前年同期は11億円)。コンテンツのうちAM機器の売上高は247億円(283億円)、利益は2億円(23億円)、ゲーム場は192店(189店)で売上高が220億円(207億円)、利益は19億円(19億円)だった。 6.カプコンは10月29日、第2・四半期(4-9月)累積(中間)決算を発表、売上高は14%減の372億7千2百万円、経常利益は36%増の140億2百万円、純利益は44%増の98億4千6百万円と、減収ながら大幅増益となった。部門別でデジタルコンテンツの売上高は15%減の291億円、営業利益は23%増の145億円、パチスロ遊技機の売上高は89%減の2億円、ゲーム場は2店増やし39店で売上高は13%増の62億円、営業利益は25%増の9億円、許諾料などその他の売上高は16%増の16億円、営業利益は7%増の7億円だった。 7.東京ディズニーランド(TDL)のアトラクション「スターツアーズ・ザアドベンチャーズコンティニュー」は、映画の新作「スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け」が12月20日に公開されるのに伴い、新作映画のシーンが追加された特別版が、3月19日までの91日間期間限定で、実施されることになった。新作は「フォースの覚醒」(15年)、「最後のジェダイ」(17年)に続く完結編で、特別版についてオリエンタルランドが10月24日発表した。米国ウォルトディズニー社によると,特別版は世界中の「スターツアーズ」で実施される。 8.ラウンドワンは10月21日、中国市場へ進出するため、北京恵君文化発展有限公司(本社北京市朝陽区)とともに合弁会社、「朗玩文化娯楽有限公司」(本社同、川口英嗣代表)を設立、資本金の99.98%(3,254,050人民元)を払い込んだと発表した。設立は9月9日、出資は10月18日だった。国内と米国でボウリング場とゲーム場を計138店運営しており、今年からロシア、中国への進出を検討していた。中国での1号店は21年3月期中に、北京でオープンする可能性が強いと見られている。 9.デパート屋上の遊園地が、たった2日間だけだが、復活する試みが実現した。さいたま市にある伊勢丹浦和店の屋上に「うらわLOOP・屋上遊園地」として10月19-20日の10時半-19時半、木製のメリーゴーラウンド、ミニカーのサーキット、そして屋台を設けて実施、親子連れやカップルなどでにぎわった。市民団体の「うらわclip」が企画、実現させた。入場無料、遊園施設300円から。伊勢丹浦和店の屋上にはもともと屋上遊園地があったが、09年に閉鎖、夏のビヤガーデンに利用されたりしていた。 10.米国ラスベガスのカジノを所有するMGMリゾーツ・インターナショナルは10月15日、ベラージオとサーカスサーカスの売却を合意したと発表した。ベラージオの売却先はブラックストーン不動産との合弁会社で、セールリースバックにより、現金42億ドルと合弁会社株式の5%を取得する。MGMが支払うレンタル料は年間2億ドル余り。サーカスサーカスはトレジャーアイランドを所有するラッフィン氏に、8億ドル余りでセールリースバックする。これらセールリースバックにより、有利子負債が大幅に減少することはないが、財務上の自由度が増すと受け止められている。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2019 |