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米国連邦控訴審が並行輸入基板について逆転判決、営業使用は著作権侵害に。大阪AMショーの2日目にTVゲームの競技大会が開かれ、決勝大会も開かれた。また初日の夜は梅田のヒルトンホテルで懇親パーティーが開かれ、575人が参加。(1989年8月15日号)
インベーダーゲームブームに伴い好況になった半面、電取認可を得てない「ヤミインベーダー」のメーカーなどがバタバタと倒産した。タイトーはインベーダー「パートⅡ」を発表した。セガ社は「ヘッドオン」を国内7社に製造許諾。(1979年8月15日号) 【ニュースダイジェスト】 1.任天堂は7月30日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は前年同期比2%増の1721億千百万円、経常利益は49%減の222億3千2百万円、純利益は46%減の166億4百万円だった。「スイッチ」用「スーパーマリオメーカー2」が242万本の販売を記録し、好調な出足となった。ダウンロードソフトなどデジタル売上高は順調に伸ばし、65%増の306億円に達した。海外売上高は全体の77%を占める1317億円だった。為替差損が120億円発生したことから減益となった。業績予想は変更がない。 2.オリエンタルランドは7月30日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は0.2%減の1205億5千2百万円、経常利益は8%増の327億6千2百万円、純利益は8%増の229億2千3百万円だった。部門別でテーマパークの売上高は0.5%減の1001億円、利益は7%増の271億円、ホテルの売上高は0.2%減の164億円、利益は2%減の37億円など。大型連休もあり入園者数が前年同期を上回り、1人当たりの売上高が下回った割に好調だった。 3.セガサミーHDは7月30日、第1・四半期(4-6月)決算を発表、売上高は6%増の727億3千4百万円、経常利益は245%増の23億7千2百万円、純利益は409%増の17億千8百万円だった。部門別では、遊技機の売上高が20%減の171億円、利益が22%減の13億円、エンタテインメントコンテンツの売上高は18%増の530億円、利益は195%増の49億円、リゾートの売上高は6%増の24億円、損失は8億円だった。エンタテインメントコンテンツのうち業務用機器は、クレーン機などで伸ばしたが、本社移転に伴う費用が発生した。ゲーム場は1店増の191店で、今後9店ほど増やす予定。 4.オリエンタルランドは7月23日にオープンした大型アトラクション「ソアリン・ファンタスティック・フライト」を17日、報道陣に公開した。女性飛行研究家カメリア・ファルコが開発した「ドリームフライヤー」に乗り込み、世界の名所や大自然を楽しむというアトラクションで、先にオープンした米国では好評。空中から楽しめるのはピラミッド、ドイツの古城、万里の長城など。砂塵の風や、海の水しぶきなども感じる。約180億円投資したが、飛行時間は5分間。シアター当たり定員87人で、2シアターある。 5.文化庁の文化審議会は7月19日、函館公園内の遊園地「こどものくに」にある観覧車など196件の建造物を有形文化財に登録するよう答申した。この観覧車は1950年に大沼公園に設置、65年函館に移設されたもので、直径8mの八角形ホイールに、日本国内では珍しい長椅子型のゴンドラを吊り下げている。現在営業運転されている観覧車の中でも最古のものであり、函館公園の象徴的存在として親しまれているとのこと。登録有形文化財(建造物)はこれで12,470件になる。 6.セガ・エンタテインメントはセガ社直営のゲーム場で7月17日から、プレイ履歴に応じてサービスを受けられる公式アプリ「セガプラトン」のサービスを開始した。ゲーム機に設置された「電子マネー決済端末」と接続、プレイヤーの持つ電子マネー対応のICカードやスマートホンを通じて決済するもの。利用経験値に応じて、さまざまにサービスを受けることができる。対象となるセガ社ゲーム場は「セガ秋葉原5号館」など全国71店。8月末までに初めてこのアプリを利用すると、500円分のサービスがもらえる。 7.今年も企画展「あそぶ!ゲーム展ステージ1:デジタルゲームの夜明け」が7月6日-9月23日、埼玉県川口市が運営する映像・情報メディアセンター「メディアセブン」で開催中である。日本がリードしてきたデジタルゲームの進化の歴史とともに、ゲームの仕組みや映像技術について解説するもので、「実際に遊べること」を特徴にしている。2015年から3回シリーズで開催され実績を積んだ。第3金曜日は休館、入場料200円。川口市以外では、香川県高松市で「3」(7月20日-8月18日、入場無料)が開催中。 8.ユニバーサルエンターテインメントは7月19日、カジノ運営国で流通する複数の主要国紙幣を受け入れ、自動両替することにより、ギャンブラーの手間を一挙に解消する「マルチカレンシーシステム」を開発、フィリピンで運用開始すると発表した。「オカダマニラ」を運営する子会社、タイガーリゾート・レジャー&エンタテインメント(TRLE)が、PAGCORのガイドラインに沿って運営開始する。フィリピン・ペソ、USドル、香港ドル、人民元、韓国ウォン、日本円、ユーロに対応。マネーロンダリング防止機能もある。 9.米国映画製作・配給会社のライオンズゲート・エンタテインメント社は、広東省珠海市横琴新区で建設中の、アジア初のバーチャルテーマパーク「ライオンズゲート・エンタテインメント・ワールド」(獅門娯楽天地)を7月31日開園すると発表した。映画「トワイライト」シリーズをベースにした仮想現実(VR)の「ミッドナイトライド」、映画「ハンガーゲーム」シリーズに基づくものなど、25以上のライドとVR体験、テーマショップを用意しているとのこと。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2019 |