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セガ社は任天堂「NES」に対抗して、米国版「メガドライブ」(ジェネシス)を投入することを明らかにした。セガ社は新作展で「スーパーモナコGP」DXタイプを披露した。カプコンは松原事業所ビルを披露。昭和娯楽物産が倒産した。(1989年7月1日号)
「スペースインベーダー」ブームに伴うJAA「自粛宣言」を受け警察庁は全国の警察本部に、悪質な営業者の検挙方針を含む通達を発した。衆参の文教委員会は特別視察を実施、「インベーダーゲームは悪くない」との結論を出した。ナムコは25周年を迎えた。(1979年7月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.米国テーマエンターテインメント協会(TEA)と調査機関AECOMは5月21日、世界の遊園地/テーマパークの年間入場者数ランキング2018を発表した。それによると首位から4位までディズニー関係が独占した。1位は2085万人集めた米国オーランドのウォルトディズニーワールド(WDW)の「マジックキングダム」で、2位はアナハイムのディズニーランド、3位は東京ディズニーランド、4位は東京ディズニーシー。5位は大阪のユニバーサルスタジオジャパンだった。 2.【TEA/AECOMによる世界の遊園地の年間入場者数2018の続き】6位はオーランドのアニマルキングダム、7位同エプコット、8位上海ディズニーランド、9位オーランドのハリウッドスタジオとディズニー関係が続いた。10位は広東省珠海の長隆海洋王国。11位ユニバーサルスタジオオーランド、12位アナハイムのカリフォルニア・アドベンチャー、13位ディズニーランド・パリ、14位ユニバーサルのアイランド・オブ・アドベンチャー、15位ユニバーサルスタジオ・ハリウッド。 3.その規模と内容で画期的とされる新テーマランド「スターウォーズ・ギャラクシーズ・エッジ」がアナハイムのディズニーランドで5月31日オープンした。8月29日にはフロリダ州オーランドのディズニーワールド(WDW)のハリウッドスタジオでもオープン予定。テーマランドの入場は予約制で、ゲストがエッジに滞在できる時間は4時間に設定されている。最初のアトラクション「ミレニアム・ファルコン・スマグラーズ・ラン」で、ゲストはコックピットに乗り込み、パイロット、射撃手などを分担、重要なミッションを果たし、深い没入感を味わうことになる。2つ目のアトラクション「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は今秋以降にオープン予定。 4.「マリオカート」をめぐりマリカー(現MARIモビリティ開発、本社東京)を任天堂が訴えた訴訟について、知的財産高裁は5月30日、「マリオカート」が任天堂の商品表示として著名であり、その表示を営業使用する「マリカー」は不正行為だと認定する中間判決を出した。任天堂が発表したもので、高裁では中間判決に基づき、損害賠償の金額などについて審理を継続するとしている。東京地裁は18年9月、マリカーと代表取締役に対し、1千万円の支払いと衣装貸与などの差し止めを命じる判決を出している。 5.セガ・インタラクティブは5月23日東京(27日福岡、29日大阪)で新作展を開催、メダルゲーム機とクレーンゲーム機を紹介した。前者では19年に及ぶシリーズの最新作で、電子メダル化を実現、「COOL104」などを採用した「スターホース4」(11月下旬出荷予定、18人用まで拡張できる)を中心に、より進化したプッシャー型「バベルのメダルパワーW!」(9月)、「レッ釣りGO!」などを揃えた。後者では「UFOキャッチャー9セコンド」とUFOキャッチャーシリーズなどを展示した。 6.世界的な家庭用TVゲームの展示会、「E3」で家庭用から業務用に初進出した米国グリフィン・エアロテク社の業務用ガンゲーム機「エンター・ザ・ガンジョン・ハウス・オブ・ザ・ガンデッド」が関心を集めている。2人用アップライトで、価格は約5千ドル。プレイ方法はガンコントロールで標的を狙って撃つだけだが、PCや家庭用コンソール向けのガンゲームソフトでヒット作の実績があるだけに注目される。2020年第1・四半期に出荷予定で、先行予約を受付け中だ。 7.コナミデジタルエンタテインメントは6月12日、手のひらサイズの家庭用TVゲーム機「PCエンジンミニ」の発売を決めた。87年にNECホームエレクトロニクスから発売された「PCエンジン」は、米国で「ターボグラフィック16」として出荷されており、これもミニサイズ化する。基本的に操作盤は原寸大のまま本体を小さくし、「ザ・功人」(87年)などコナミ、ハドソン(後にコナミに吸収された)などのゲームソフトを内蔵、HDMIで接続、使いやすくする。収録タイトル、発売時期、価格などは今後発表される。 8.福岡地裁は5月10日、㈲ホクセイ・アミューズメント・サービス(福岡市博多区博多駅南4丁目、中野円代表)の破産手続きを開始する決定を出した。02年4月に民事再生手続きを申請した㈱ホクセイおよびホクセイ商事の関連会社で、このほど行き詰ったものとされている。負債額などは不明。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2019 |