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AMショーに伴うJAMMAとAAMAの合同会議で、米国の並行輸入基板を巡る連邦地裁決定が大きな議題となった。セガ社は家庭用TVゲーム機16ビット「メガドライブ」を発表した。タイトーは欧州子会社を設立。ジャレコの株式が公開された。(1988年11月1日号)
セガ社は九娯貿易など、同社製品の大口購入業者の14社を箱根に招いて表彰した。ナムコからアタリ社の「アバランチ」、グレムリン社の「ブラストー」が発売されており、タイトーからメドウズ社「ジプシージャグラー」が発売されている。(1978年11月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.イオンファンタジーは10月10日、第2・四半期までの中間決算(3-8月)を発表、売上高は6%増の377億6千3百万円、経常利益は15%増の26億5千3百万円、中間利益は24%増の13億6千万円と増収増益だった。8月末の店舗数は国内458店、海外386店の計844店。国内店舗は5増6減で、クレーンゲームなどを中心に伸ばし、売上高が2%増の301億円、利益が2%減の24億円になった。中国では10増12減の198店で、売上高が21%増の50億円、利益が162%増の3億円、マレーシアなどアセアンでは14増15減の188店で、売上高は34%増の27億円、利益は9千万円(前年同期は赤字)と改善した。19年2月期の業績予想は据え置いた。 2.エスケイジャパンは10月12日、第2・四半期までの中間決算(3-8月)を発表、売上高は38%増の33億7千2百万円、経常利益は210%増の4億4千8百万円、中間利益は163%増の4億3百万円と盛り返した。商品区分別ではクレーンゲームなどゲーム場向け売上高が60%増の23億円、利益が282%増の3億円、専門・量販店向けの売上高が3%増の9億円、利益が53%増の6千万円。好調な業績をもとに通期業績予想を、売上高62億円(7月の前回予想では56億5千万円)、経常利益5億8千万円(2億7千万円)、当期利益5億円(2億3千万円)と上方修正した。 3.セガ・インタラクティブは9月26日、東京本社で(10月3日福岡、5日大阪で)新作展を開催、16年ぶりにキャビネットをモデルチェンジした、サッカーチーム育成ゲーム「WCCFフッティスタ2019」(3月出荷予定)を披露した。キャビネットデザインの変更だけでなく、プレイするたびに排出される選手カードに、オンデマンド印刷が採用された。サテライトのOP価格は年度更新プランで164万円、プレイ課金7円。戦略対戦ゲーム「クロノレガリア」は開発中だった「千閃戦記」を転用したもので、参考出品。出荷時期未定。このほか「オールネット・Pラス・マルチ3」を紹介した。 4.京阪ホテルズ&リゾーツが運営する京都タワーは、10月5日~12月24日の期間限定で、「VRバンジー~京のおばんじぃはんなりジャンプ」を開催している。これは地上百メートルの京都タワー展望室よりもさらに高い、地上120.9mの高さに位置する最頂部・点検スペースからの落下を、HMD(ヘッドマウンテッドディスプレイ)を頭部につけてVR技術により体感できるアトラクションで、アイネックスが制作した。この京都市街地の絶景パノラマビューを楽しむ料金は、大人1回税込み700円。営業時間は12時から21時。実際にVR体験するのは京都タワービル11階にあるイベント会場で、展望室に入る必要はなく、展望入場券は必要ない。 5.オリエンタルランドは10月1日、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の上半期(4-9月)合計入園者数は、前年比5.0%増の1,551万8千人と、過去最高になったことを明らかにした。東京ディズニーリゾート(TDR)35周年イベントに伴う昼夜のパレードを導入したことに加え、初のリニューアルを終えた「イッツ・ア・スモールワールド」が4月にオープンしたことにより入園者数を伸ばしたもので、猛暑に襲われた8月はさすがに前年より少なかったが、ほかの月はすべて前年を上回った。これまでの上半期で最高は、TDL開業30周年のイベントがあった2013年の1,526万人だった。 6.バンダイナムコアミューズメントは韓国のヒュンダイ(現代)百貨店グループの「ヒュンダイIT&E」(本社ソウル、今年7月設立)との間で、VRコンテンツを独占供給することについて合意したと発表した。バンダイナムコアミューズメントが運営する「VRゾーン新宿」や「VRゾーン大阪」のVRアクティビティを、ヒュンダイIT&Eが18年中にソウル市カンナム駅付近に開設する施設に供給することで合意したもの。バンダイナムコアミューズメントは東京・大阪の「VRゾーン」のほか、国内各地で「VRゾーンポータル」を19店、また海外で2店(英国)展開しており、9月末に米国で、10月にフィリピンのマニラでも開設する予定。 7.CAセガジョイポリス(本社東京、吉本武社長)は10月25日、渋谷駅前スクランブル交差点近くに、VRアトラクションに特化した「ジョイポリスVR渋谷」をオープンする、と10月1日に発表した。チームを組んで撃ち合う米国スペーセス社「ターミネーターサルベーションVR」、ドイツのVRナード社「タワータグ」、謎解き脱出ゲームの韓国スコネックエンターテインメント社「ザ・ドア」という、日本初上陸の3種類のアトラクションからなる。CAセガジョイポリスはセガ社のエンタテインメントパーク部門がセガ・ライブクリエイションと改称、17年1月に香港のチャイナアニメーションの資本傘下に入ったもので、東京ジョイポリスなどを運営しているが、梅田ジョイポリスは閉鎖している。 8.サイパン島のカジノを運営している、香港インペリアル・パシフィック・インターナショナル社(IPI)の会長兼CEOのハリー・チィーグ氏が10月6日付で退任した。今年1月マーク・ブラウン前CEOから、そして8月にマルコ・テン前会長からそれぞれ引き継いだばかりで注目されるが、辞任理由の説明はない。18年上半期の売上高は91%減の7千8百万香港ドルで、高い比率を占める売上債権が原因と見られる。IPI社のカジノホテル「インペリアル・パシフィック・リゾート・イン・サイパン」は17年7月に部分営業を開始、今年8月までに全面開業する予定だったが、完成は12月まで延期せざるを得ないもよう。 9.コナミが1998年11月に出荷し、シリーズ化したTV音楽ゲーム機「ダンスダンスレボリューション」を中心とするハリウッド映画が製作されることになった。米国「バラエティ」誌が10月2日に報じた。ゲームは楽曲に合わせてフットパネルを足で踏んでいくもので20年も人気を維持しており、家庭用でもヒットした。映画はこのゲームの映画版となるもようで、世界が滅亡の危機を迎える中、人びとを団結させる唯一の希望がダンスに託されるという設定になるという。最近「スタンピード・ベンチャーズ」という映画会社を発足させたグレン・シルバーマンが、コナミアミューズメントから映画化の許諾を受け、製作するとのこと。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2018 |