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JAMMA調査団は韓国・ソウルに出向き、TVゲーム基板のコピー品対策を確認した。AOU理事会で、風営法関連の要望に対する警察庁の回答が報告された。カプコンは「CPシステム」基板を発表した。札幌のABCが倒産した。(1988年8月1日号)
66社からAMショー出展申し込みがあり、設定小間数をオーバーした。JAAは独自の電取登録制を準備している。シグマは「星占いの館」をオープンした。藤商事がテーブルブロック競技大会を開いた。高砂電器産業が和議申請した。(1978年8月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.米国IAAPAアトラクションエキスポの東南アジア市場向け、「エイシアン・アトラクション・エキスポ」(AAE)2018が6月6-8日、香港で開かれ、393社(前回は375社)が出展、約6,500人の(購入決定権がある)バイヤーを含む9,100人以上の業者が登録入場した。日本からは岡本製作所、三精輸送機とその子会社の米国S&S、オランダのベコマ・ライド社が、例年どおりそれぞれ出展して遊園施設を紹介、マック、ジーラー、ボリガー&マビラード、フスなど米欧のメーカーも同様に出展したが、日本のAMゲーム機メーカーは出展しなかった。UNIS、ワーラップなどの中国のゲーム機メーカーはこれまで通り出展している。なお欧州市場向けEASは9月オランダで、世界的なIAAPAエキスポは米国オーランドで11月に開催される。 2.遊園施設の世界的な業者協会、IAAPAは今年設立100周年を迎え、記念行事を繰り広げることになった。米国の遊園地業界の組織化は早くも1907年に始まっていたが、これが18年に屋外遊園地を主とするNOSAとして初めて結成、正式団体となった。1920年には全米遊園地協会NAPAとなり、その後国際化を進め、62年にはIAAPとなり、72年11月から現協会名となった。協会の事業は21年から始まった展示会の開催、遊園施設の安全管理基準の策定運用など多岐にわたっている。AAE2018(6月6-8日、香港)では初日の夜、IAAPA100周年のレセプションがオーシャンパークで開かれ、業界人が826人参加した。 3.米国テーマエンターテインメント協会(TEA)と調査機関AECOMは5月17日、遊園地/テーマパークの年間入場者数ランキング2017を発表したが、それによると米国オーランドのマジックキングダムが2,045万人で世界トップだった。以下10位まではアナハイムのディズニーランド、東京ディズニーランド、ユニバーサルスタジオジャパン、東京ディズニーシー、オーランドのアニマルキングダム、同エプコット、上海ディズニーランド、オーランドのハリウッドスタジオ、ユニバーサルスタジオオーランド。11~15位は広東省珠海の長隆海洋王国、ディズニーランド・パリ、アナハイムのカリフォルニア・アドベンチャー、ユニバーサルのアイランド・オブ・アドベンチャー、ユニバーサルスタジオ・ハリウッド。アニマルキングダムは「パンドラ」導入で急上昇し、上海ディズニーは初登場。 4.米国家庭用TVゲーム展、「E3」(ロサンゼルス、6月12-14日)は狭い意味の家庭用よりスマホ/PCゲームに比重を置くものになったが、業務用からもレトロゲームが復活する傾向が生まれてきた。米国のテイストマスターズ社が発表した「アーケード・ワンアップ」は、業務用TVゲームのヒット作を家庭や事務所で楽しめるもので、サイズやグラフィック、操作盤など原作にこだわって再現し、1台4タイトルほど内蔵しており、自分で組み立てる。キャビネットは5種類あり、1台約400ドルで7月にも発売する予定だ。メーカーからの許諾なども処理済みとのこと。画面は17インチ、キャビネットは実物の4分の3、重さ約29キロ。別売りの台をつけると通常のアップライトの高さになる。 5.イオンファンタジーは7月4日、第1・四半期(3-5月)決算を発表、売上高は8%増の175億8千6百万円、経常利益は5%減の4億6千7百万円、純利益は6倍の1億8百万円だった。店舗数は国内が3店出店して461店、中国196店を含むアセアンが387店で、計848店。国内では遊技機による売り上げが好調で売上高が5%増の144億円、利益が4%減の7億円、中国は売上高が21%増の19億円、損失が2億円、アセアンは売上高が36%増の13億円、利益が5千万円となった。国内で「よくばりパス」の導入店は136店となり、7月までに全国200店に達する見込み。オンラインクレーンゲーム「モーリーオンライン」は順調に会員数を伸ばしているとのこと。 6.エスケイジャパンは7月13日、第1・四半期(3-5月)決算を発表、売上高は37%増の15億千3百万円、経常利益は312%増の1億8千万円、純利益は301%増の1億5千5百万円となった。区分別ではゲーム場向けキャラクターエンタテインメントの売上高が58%増の10億円、営業利益が332%増の1億円、専門店・量販店向けのキャラクター・ファンシーの売上高が3%増の4億円、営業利益が237%増の2千万円といずれも盛り返した。19年2月期は定番キャラクター商品が好調に推移するとみて、売上高が56億5千万円(4月の前回予想では52億7千万円)、経常利益が2億7千万円(2億円)、純利益が2億3千万円(1億7千万円)と大幅に上方修正した。 7.バンダイナムコエンターテインメントは7月2日、「パックマン」をテーマに未来のアソビとその可能性を考え、新規事業創出を目指すプロジェクト「PACATHON」(パッカソン)を共に作るパートナーを、7月23日まで同社の「パッカソン」サイトで募集すると発表した。「パッカソン」は17年5月にスタートした、バンダイナムコグループを横断するプロジェクトで、昨年は完成した作品を「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」に展示した。今回はこれまで探ったコンセプトをベースに、アイデアを掛け合わせて新規事業の創出を目指すとしている。応募して、オーディションを通過すれば、報奨金を得て新規事業を展開するという仕組み。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2018 |