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卒寿迎えた「遠藤嘉一氏を称え先駆者をしのぶ会」が3協会共催で開かれた。タイトーは新作展を開き、「功里金団」などを披露した。TVゲーム総合解説書「電視遊戯大全」が発行された。米国でクレーンゲーム機を合法化する州が増えた。(1988年7月1日号)
タイトーは新作展を開き、「スペースインベーダー」など多数のゲーム機、ジュークボックスを披露した。無認可機一掃に向け、JAA独自の電気用品登録制を開始した。米国アタリ社は「ファイアトラック」2人用でチームプレイを実現した。(1978年7月1日号) 【ニュースダイジェスト】 1.ひもで吊り下げられた景品を、クレーンの先についたハサミで切り落として獲得するというゲーム機で、客が操作したとおり作動しないように設定し、客から約123万円の料金をだまし取った、ゲーム場経営「アミューズメントトラスト」代表の大平剛史被告(33)に対し、大阪地裁(永井健一裁判官)は6月12日、有罪判決を言い渡した。判決によると大平被告は17年10-12月にかけて、大阪・ミナミのゲーム場にある景品の取れない機械を使って客から遊技料金をだまし取った、という詐欺罪で、懲役3年執行猶予4年の刑を言い渡された。店員3人にはそれぞれ懲役1年6ヵ月執行猶予3年が言い渡された。景品取りゲーム機を使った詐欺事件として、大阪府警が昨年12月初めて摘発したもので、大平被告は起訴内容を認め、被害者に弁償していたとのこと。 2.シカゴ郊外で毎年秋に開かれる「ピンボールエキスポ」は今年から、ロバート・バーク氏による単独開催となる。この催しは、フリッパーピンボール収集家のバーク氏が、同様のピンボール愛好家仲間とともに1985年秋初めて開催、所有するコレクションを持ち寄り、展示会とゲーム大会、セミナーを開催、また地元フリッパーメーカーの工場見学を実施するなど、年ごとに充実させてきた。ところが昨年の33回エキスポ終了とともに、主催者分裂の動きが表面化して、今春双方が話し合い、バーク氏が単独で主催する権利を獲得したもの。分裂は回避され、08年から使用しているウェスティン・シカゴ・ノースショアホテルを本部に、10月17日から4日間開催される。 3.「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市、富士急行経営)は5月31日、同園エリアを世界一のアミューズメントシティへと進化させるための、入園無料化を7月14日に実施すると発表した。入園無料化に伴い、「顔認証による入退場システム」を導入、チケットレスでのアトラクション利用が可能になる。アトラクション乗り放題の「フリーパス」(18歳以上5,700円)は据え置き、「年間フリーパス」(同5万円)は17,100円に値下げする。「ド・ドドンパ」などアトラクションの単券料金は値上げするが、例えば14年に導入した「富士飛行社」などは、現行約8割の入園客が利用する「フリーパス」に誘導するもようだ。また、体長50cm以内の中小型犬と一緒に入園、乗車もできるようになる。 4.バンダイナムコアミューズメントは7月12日、東京都大田区の商業施設「ビッグファン平和島」に国内最大級の体汗アスレチック施設「スペースアスレチック・トンデミ平和島」をオープンする。6月4日に発表した。「トンデミ」初のイオンモール幕張新都心店(17年4月オープン)に続き、東京初出店として京急開発が誘致、従来の3倍の面積と新規遊具の導入により、圧倒的なスケール感と新規性を備えたものとなる。施設面積は3フロア構成で約3,810㎡、施設はトランポリン、クライミングウォール、ロープウォークなど計7エリアある。営業時間は10-21時。利用料金は一人120分、フリーパス2,900円(税込み)。身長110cm以上、体重20-120kg以内などの制限がある。 5.中国山東省維坊(ウェイファング)市を流れる白狼水(バイラングリバー)に架かる橋の中央に5月16日、世界最大級のスパイクレス(リング型)観覧車「渤海之眼」(バイラング・ブリッジ・フェリスホイール)が完成、営業運転を開始した。観覧車は橋の中央にあり、その直径は125m、最高部の高さ145mで、8-10人乗れるゴンドラが36個付いており、約30分間かけて回る。河口の景色を眺めて楽しめるとのこと。中国では06年5月に江西省南昌市に出来た高さ160mの「南昌之星」に次ぐ高さを誇ることになるが、「南昌之星」もシンガポールの「シンガポールフライヤー」(高さ165m)には及ばない。日本でスパイクレス観覧車は、東京ドームシティアトラクションズの「ビッグオー」(高さ80m)がある。 6.「カラオケシダックス」などカラオケ店約200店を運営するシダックス(東京都渋谷区神南)は5月30日、「カラオケ館」など約120店を運営するビーアンドブィ(B&V、東京都新宿区西新宿)と資本提携、カラオケ運営子会社「シダックス・コミュニティー」の株式の81%を6月にB&Vに売却、カラオケ事業から撤退すると発表した。シダックスは1959年創業、93年にレストランカラオケ事業をスタートさせ、300店舗以上まで拡大させたが、過当競争により業績が悪化。2年前に80店舗閉鎖した後も、カラオケ事業の赤字が続いているため、思い切って撤退することにした。撤退後もカラオケ店への食材や消耗品の販売は続けるが、本業の給食下請け事業や公共施設の運営事業などに力を入れる。 7.バンダイナムコアミューズメントは今秋、大阪・梅田の「ヘップファイブ」に、「VRゾーン新宿」の大阪版「VRゾーン大阪」をオープンする。5月28日に発表した、詳細は7月に発表予定。東京・新宿の「VRゾーン」は次世代のエンターテインメントを提供、「今ここでしか体験できない最先端の空間」をコンセプトに、来場者も50万人を突破した。大阪の「VRゾーン」も施設コンセプト「さあ、取り乱せ」を体験できるものとして開発される。場所はヘップファイブ8-9階で、98年11月オープンの「梅田ジョイポリス」が今年5月6日に営業を終えた場所。梅田ジョイポリスはセガ社の直営だったが、15年4月に香港資本のCAセガジョイポリスが取得、賃貸契約満了に伴い閉館した。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2018 |