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「JAMMA写真コンテスト」の入選作が発表された。AOUは理事会で、次期会長に梅原靖三副会長を総会で推薦することを決めた。アイレム「アールタイプ」、米国では任天堂に許諾。ナムコは「小龍馬くん」など情緒玩具を発売した。(1987年10月15日号)
東京・晴海の国際貿易センター東館で開催されるAMショーの小間割りが決まった。東洋娯楽機の「スカイジェット」など遊園施設も同じ会場で、屋内展示される。全日本遊園協会(JAA)は理事会、部会、委員会などを活発化している。(1977年10月15日号) 【ニユースダイジェスト】 1.厚生労働省は9月29日、ギャンブル依存症の実態を把握するため、国立病院機構久里浜医療センター研究班が5~6月に全国1万人の成人を対象に面接調査した中間結果を発表した。有効回答は4,685人で、過去に依存症経験があったと疑われる人は3.6%の158人で、国勢調査データから換算すると全国で約320万人と推計された。また最近1年間に依存症だったと疑われる人は推計0.8%の32人で、全国では約70万人と推定される。大半が風俗営業のパチンコ、パチスロ遊技に最もお金を投入、平均月約5万8千円使っていた。直近1年のギャンブル依存症の人の割合を外国と比較すると、英国は同水準、米国は1.9%と日本より高かった。統合型リゾート施設(IR)整備推進法の施行に伴い、ギャンブル依存症対策の法案が国会に提出されたが、衆議院の解散により廃案となった。 2.一般消費者向けTVゲーム総合展「東京ゲームショウ17」(TGS、主催CESA、9月21-24日)が前年同様に幕張メッセの全館を使用し、展示会と各種イベントを繰り広げた。609(前回は614)の企業と団体が出展、うち国内は292(269)と過去最多だった。ハードウェアのメーカー出展はSIEのみで、主な出展社は家庭用、PC用、スマホ用ゲームソフトウェアのメーカー。前回新設した「VRコーナー」は「VR/ARコーナー」と改称、HMDを装着して乗り込む、韓国SANGWHA社の据え付き式4軸回転の「ジャイロVR」などが注目された。今回のショーではむしろ、スポーツのようにプレイを競い合うのをビジネスにする「eスポーツ」が、海外に次いで日本でも始まり、話題になった。CESAはeスポーツ大会など支援していく方針を決めている。 3.イオンファンタジーは9月28日、8月中間期と18年2月期の業績予想を上方修正した。中間期業績予想は売上高357億4千万円(7月の前回予想では340億円)、経常利益23億円(16億5千万円)、中間利益11億円(8億5千万円)に修正。通期予想は売上高700億円(690億円)、経常利益45億5千万円(39億円)、最終利益21億5千万円(19億円)に修正した。国内ではプライズ部門が拡充、メダル部門が牽引して、機械運営売り上げの既存店伸び率が10.2%増と順調に推移した。また中国とアセアン諸国でも、既存店売り上げが好調だったことから、中間期と通期ともに、利益面でも前回予想を上回る見込みになったとしている。 4.ユニバーサルエンターテインメントの元会長岡田和生氏が、親会社であるオカダホールディングス(本社香港)の代表に9月初め復帰して、ユニバーサルの臨時株主総会を経て、富士本淳社長を含む現役員を解任するため、臨時株主総会の招集を申し入れたとしていることが分かった。ロイターが岡田氏の説明として9月14日に報じた。一方、ユニバーサルは15日、岡田氏がオカダHDの役員、代表に復帰した事実はなく、またユニバーサルの臨時株主総会招集請求も受けていない、とするコメントを発表した。同社によれば、オカダHDの現役員である高田誠氏らは岡田HDの役員異動の事実はない。ロイターによれば、香港当局は事情があるとして書類の閲覧をできなくしており、事実確認はできないとのこと。 5.ユニバーサルエンターテインメントと創業者の岡田和生元会長との間で新たな法的手続きが進行中であることが分かった。1つは岡田氏が15年に香港で2億円の小切手を不正に振り出し流用したことに関連して、今年6月香港警察当局に被害届を提出したと、ユニバーサルの特別調査委員会が8月に報告している。毎日新聞が9月22日に報じた。もう1件は、岡田氏の完全所有する米国アルゼゲーミングアメリカ社(AGA)が、ユニバーサルが保有する特許の使用料を支払う契約をしながら、支払っていないため8月28日、1億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提出したとするもの。ユニバーサルが発表した。AGA社はユニバーサルの完全子会社であるアルゼUSA社とは別会社で、スロットマシン購入など取引はあるが、資本関係はない。 6.アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ沖にある人工島、ブルーウォーター島で建設中の世界最大級の観覧車「アイン・ドバイ」(高さ210m)の完成が間近になっている。当初「ドバイ・アイ」と呼ばれていたが、16年正式に「アイン・ドバイ」と命名され、早ければ今年中、遅くとも18年にはオープンする見込みだ。48個のコンドラに1,440人の客を乗せて運ぶという。1999年に「ロンドンアイ」(高さ135m)を完成させた英国メイス社が工事(設計には韓国のヒュンダイなど)を担当、今度は規模が「ロンドンアイ」の約2倍の、UAEの持株会社メーラス社が12億英ポンド投じる大プロジェクトとなった。観覧車のふもとには高層住宅とホテル、高級レストラン、商業施設が組み合わされている。 7.韓国・済州島に建設中の統合リゾート(IR)「チェジュ・シンワ・ワールド」(済州神話世界)が12月8日正式開業すると発表された。もともとゲンティン・シンガポール社と中国のランディング・インターナショナル開発社が共同出資し、15年2月に着工したもので、17年1月ランディング社がゲンティン社の持分50%を取得、完全所有した。総投資額は18億米ドルで、神話をテーマにしたテーマパークは9月30日、Kポップセンター「YGタウン」は11月に、マリオットリゾートなどホテル(2千室)は12月オープンする予定。外国人専用カジノも計画に含まれており、20年に全体が完成する予定。ただ中国国務院は8月、中国企業の海外カジノ・娯楽投資を禁止、制限する方針を打ち出しており、その影響が出てくるかどうか注目されている。 8.タイトー・ヨーロッパ社の社長だった英国のグラント・フリークス氏が今年6月28日に死去していた。英国「インターゲーム」が9月14日に伝えたもので、業界から去ってかなりの年月を経たため、やっと判明したことになる。年齢、死亡の事実など詳しいことは不明。同誌によると、日本語が得意で1980-90年代にかけて、ロンドンを拠点に欧州市場に向けて、全盛期だったタイトー製品の販売を担当した。当時タイトーは米国、英国、香港、オーストラリアなど世界各地に子会社を設け、製品を展開していた。同社は84年ミハイル・コーガン創業社長の死去以後、93年に株式を上場することになるが、そのため86年京セラグループに入り、05年スクエアエニックスの子会社になり、また家庭用で失敗した米国子会社を閉鎖、海外から撤退した。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2017 |