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AOUエキスポ87には、一般客が前年より増え、業者含め6千人以上が訪れた。東京ディズニーランドに「キャプテンEO」が近くオープンする。アイレム「怪傑ヤンチャ丸」を米国データイースト社に許諾。SNKの「ループレバー」、許諾制で供給。(1987年3月15日号)
谷津遊園は米国アロー社が開発した宙返りコースターを、ミゼッティ工業を通じ日本に初めて導入、遊園地の新時代を切り開いた。神戸のオペレーター会社、マル三商会が東京に進出することに。タイトーはTVゲーム機「バリケード」を発売した。(1977年3月15日号) 【ニユースダイジェスト】 1.ジャパンアミューズメントエキスポ(JAEPO)2017(2月10-12日、幕張メッセ2-3ホール)で披露されたTVゲームとその出荷時期は次の通り。バンダイナムコエンターテインメント=機動戦士ガンダム・エクストリームバーサス・マキシブーストON」3月、「機動戦士ガンダム戦場の絆REV.4」、「太鼓の達人イエローVer.」3月、「ガンバレットX」今夏、米国ロウスリルズ社製「ウォーキングデッド」、「ワールド・ラージェスト・パックマン」、「同・ギャラガ」。セガ・インタラクティブ=スマホゲームの業務用版「ソウルリバース」、「頭文字Dアーケードステージゼロ」3月。コナミアミューズメント=8人までの協力対戦「ボンバーガール」、ビーマニシリーズ「ノスタルジア」3月、カプコン=ガンゲーム「進撃の巨人チームバトル」今夏、ピッチングシステム「レジェンドベースボール」。 2.【JAEPO2017出品機の続き】スクウェア・エニックス/タイトー=マルチ画面の「電車でGO!!」、「ネシカクロスライブ2」シリーズのSNK「KOFⅩⅣアーケードver.」、「ミリオンアーサー・アルカナブラッド」今秋。「ロード・オブ・ヴァーミリオンⅣ」。中国UNIS(世宇科技)=米国ロウスリルズ社製ドライブゲーム「クルージンプラスト」。バーチャルリアリティ(VR)ゲームは、バンナム「VRゾーンプロジェクト・アイキャン」、コーエーテクモウェーブ「VRセンス」、UNIS「VRオムニ・アリーナ」が紹介された。マルチ電子マネー決済システムは、セガとコナミがそれぞれ「シンカターミナル」を紹介、またタイトーは66店13,000台での使用実績のあるマルチ電子マネー決済端末を出品した。 3.香港ディズニーランド(HKDL)の16年9月期の決算が2月20日に発表され、売上高は前年比7%減の48億香港ドル 純損失は16%増の1億7千百万香港ドル(約25億円)と2年連続の赤字だった。期間中の入園客は10%減の約610万人。中国本土からの客はピーク時の14年の360万人から、年ごとに280万人、220万人と減少、16年は上海ディズニーランドが開園した影響で、全体の36%に低下した。これに対し日本からの客は前年比37%と増加、フィリピン、台湾、タイからの客も10%以上も増加している。HKDLは香港特別行政地区政府と米国ウォルトディズニー社の子会社がそれぞれ53%、47%の割合で所有する香港国際テーマパーク社が05年に開業した。もともと小規模なテーマパークだが、全体の面積拡張とアトラクションの増設を進め、巻き返しを図っている。しかし、中国本土客の減少だけはカバーできていないのが現状。 4.北マリアナ諸島連邦(CNMI)で最大の島、サイパン島に本格的カジノホテル「グランド・マリアナ」(正式名はインペリアル・パシフィック・リゾート&ホテル・サイパン、350客室)が3月31までにソフトオープンすることになった、と地元新聞「マリアナ・バラエティ」が報じた。サイパンでのカジノの独占運営権を持つ、香港のインペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス社は、北マリアナ諸島連邦CNMI当局から15年8月にカジノ運営許可を得て、本格カジノができるまでの暫定的なカジノとして、デューティーフリー(DFS)の一角に「ベストサンシャイン・ライブ」を15年11月に開設、中国からの賭客など集め、好調に運営してきた。新カジノホテルは島の繁華街地区ガラパンに建設、すでに1階部分の47%が完成しており、客室部分も8月末までに完成する予定としている。 5.米国AMIエンタテインメント・ネットワーク社は2月9日、ドイツ生まれで現在英国に本社を置く、ヨーロッパ最大手のジュークボックス販売・運営業者であるNSMミューミックグループ社を買収した、と発表した。NSM社は1951年に設立、45回転レコードのジュークボックスでヒットさせ、現在は通信デジタルジュークを展開してきていた。AMI社は1909年に設立された自動ピアノ製造会社が、25年に運営会社と統合され、ジュークボックスの製造・運営を行なう「オートマチック・ミュージカル・インスツルメント社」(AMI)となり、2009年にロウ社と合併、現社名になった。権勢をふるったワーリッツアー社、シーバーグ社、ロッコーラ社が閉鎖または売却して姿を消したのにもかかわらず、新技術を次々導入し、ジュークボックスのメーカーとして伝統を守っているのはさすが。 6.フリューは2月13日、第3・四半期までの9ヵ月(4-12月)決算を発表、売上高は1%増の185億5千7百万円、経常利益は15%増の35億4千6百万円、純利益は19%増の24億2千万円と増収増益だった。部門別でプリントシール機の売上高は3%増の67億円、営業利益は33%増の11億円、コンテンツ・メディア(画像取得・閲覧サービス)の売上高は7%増の58億円、営業利益は7%増の32億円、キャラクタ・マーチャンダイジングの売上高は12%減の39億円、営業利益は20%減の4億円、ゲームソフトの売上高は28%増の15億円、営業損失は4億円(前年同期も4億円)などとなっている。 7.SDエンターテイメントは2月10日、第3・四半期までの9ヵ月(4-12月)決算を発表、売上高は1%増の60億5千7百万円、経常損失が6千8百万円、純損失が1億3千7百万円と連続赤字だった。分野別売上高はゲーム場が3%減の16億円、フィットネスが7%減の15億円、ボウリング場が13%減の7億円、施設管理(映画館)が6%減の2億円、カフェなどその他が30%減の12億円。ゲーム場は1店増3店減の15店。「艦これアーケード」などヒットゲームや、早朝営業の開始により増収入があったとしている。 8.ユニバーサルエンターテインメントは2月10日、第3・四半期までの9ヵ月(4-12月)決算を発表、売上高は48%増の906億3千万円、経常利益は415%増の232億8千5百万円、純利益は331%増の149億8千万円と大幅な増収増益だった。うちパチンスロなど遊技機の売上高は51%増の882億4千万円、営業利益は115%増の399億6千9百万円、その他の売上高は8%減の23億9千7百万円、営業損失は48億6千4百万円(前年同期29億6千2百万円)。フィリピンの「オカダ・カジノ」は12月30日にカジノ運営を開始しており、3月末にグランドオープンする予定。同社連結決算では、海外子会社を四半期ずらして連結しているため、本格的に連結決算に反映されるのは17年3月期から、と説明している。 9.米国業務用セガ社で1994から10年間、社長を務めたアラン・ストーン氏(71歳)が2月17日、持病により死去した。英国の業界誌「インターゲーム」が伝えた。ストーン氏は、80年設立の米国任天堂(ニンテンドー・オブ・アメリカ社)が米国で業務用を発売した際、ファーイースト・ビデオ社として販売に協力、「ドンキーコング」を米国だけで6万台以上も販売、成功したことで知られている。82年に米国任天堂に入社、86年に欧州で「フレイチョイス10」を2千台以上出荷したが、米国任天堂が92年に業務用から撤退したのに伴い、退社した。翌年、家庭用で対立関係にあるセガ社に移り、経営担当副社長を経て社長となっていた(セガ・ゲームワークス社の販売部門社長も)が、04年に退社した。その後いくつか会社を経て、開発会社のナノテック・エンタテインメント社の重役になっていた。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2017 |