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米国アタリコーポが家庭用64ビット「ジャガー」を発売した。セガ社は新作展で「バーチャファイター」を披露した。京都で開かれたAOU全国大会で元警察庁・課長補佐の三島和夫氏が風俗営業「8号営業」の導入経緯など講演した。金子製作所の「ギャルズパニックⅡ」が発売された。(1994年1月1・15日号)
米国センテ社がゲームカートリッジ式の「SAC」を発表した。タイトーはフランス製自動DPE機の国内展開と、米国製「MACH3」の国内販売を発表した。新作展でデータイーストは「ザ・ビッグ・プロレス」を、UPLは「ノバ2001」を披露した。コナミ工業は菱川文博氏の会長就任を披露した。(1984年1月15日号) 【ニユースダイジェスト】 1.イオンファンタジーは12月17日、カンボジア王国での子ども向け室内遊戯施設のフランチャイズ(FC)展開を14年上期から開始すると発表した。プノンペン特別市内にあるイオンカンボジア社と契約、「イオンモール・プノンペン」に1号店を出店する予定。同社では07年11月に中国・北京に永旺幻想児童遊楽有限公司を、11年3月にマレーシアにイオンファンタジー・マレーシア社を、12年5月にタイにイオンファンタジー・タイ社をそれぞれ設立、東南アジアでの施設展開を積極的に進めている。その結果13年11月末現在、中国(香港を含む)で直営29店、FC4店の計33店、マレーシアで直営40店、FC2店の計42店、タイで直営3店と、これら3ヵ国で直営72店、FC6店の計78店を展開しており、さらに12月中に中国で9店、マレーシアで2店、タイで2店をオープンする予定とのこと。なお国内では直営322店、FC2店の計324店と、最大級のオペレーター会社に成長している。 2.スクウェア・エニックスとタイトーは12月16日、東京(18日に大阪)で新作展を開き、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとスクウェア・エニックスが共同開発した、オンラインマルチ対戦型パズルRPG「パズドラバトルトーナメント-ラズール王国とマドロミドラゴン」(前号であらましを既報)をオペレーターに披露した。「パズドラ」はスマートフォン用で12年2月以来累計2千2百万回(国内のみで、12月18日現在)ダウンロードされたヒット作で、任天堂3DS用(12月12日発売)でも発売された。業務用では「ガンスリンガーストラトス」などで培ったノウハウを活かして開発された。16人まで同時接続でき、トーナメントが可能。1プレイ百円に固定、NESYS利用料の35円課金。ミニアップの本体は2台の場合単価72万円、4台の場合同68万円。注文は12月25日締め切りで、4月以降注文台数の多いところから順に出荷する予定。なお東京会場でタイトーの円形4人用クレーンゲーム機「ハッピーステージ」(7月、154万円)も披露された。 3.米国の映画製作会社20世紀フォックスの初のテーマパーク「20世紀フォックスワールド」が、マレーシアのパハン州ゲンティンハイランド(クアラルンプール郊外)にある既存の遊園地を改装する形で建設、2016年開業の予定で、このほどその起工式が行われた。カジノ事業で知られるゲンティン・マレーシア社と20世紀フォックスが13年7月に合意したもので、ゲンティン社が10年間の「ゲンティンハイランド総合開発計画」の一環として10億リンギット(1リンギットは約30.6円)かけて建設するもので、既存の遊園地「アウトドア・テーマパーク」をすでに9月に閉鎖している。10haの敷地内に、氷河期を舞台にしたアニメ映画に基づく「アイスエイジ」のローラーコースターのほか、「エイリアン」シリーズ、「ライフ・オブ・パイ、トラと漂流した227日」、「猿の惑星」など25以上のアトラクションを建設する予定。テーマパークに隣接する1,300室のホテル建設も計画されている。 4.オリエンタルランド(OLC)は12月19日、東京ディズニーランド(TDL)のトゥモローランドに、ディズニー映画「リロ&スティッチ」をテーマにしたアトラクションを15年夏オープンの予定で導入する、と発表した。これは香港ディズニーランドに導入済みの「スティッチ・エンカウンター」と同じシアタータイプのアトラクションで、スティッチとゲスト(客)が主役となり、いたずら好きのスティッチとの、ユーモアと驚きにあふれるやり取りを楽しむというもの。定員は160人、1回約12分。14年6月末までで終了する3Dシアター「キャップテンEO」の跡地に、約20億円投資して建設する。TDLではこのほか14年5月29日に、シンデレラ城にプロジェクションマッピング技術を駆使した、立体映像の「ワンス・アポン・ア・タイム」を開設する。また秋にはアドベンチャーランドの「ジャングルクルーズ」をリューアルオープンする予定。 5.香港の非公開投資会社、PAG(パシフィック・アライアンス・グループ)が12月13日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)を運営するUSJ(ユーエスジェイ)の約250億円分の株式を入手したことが、複数の通信社の報道で明らかになった。ゴールドマン・サックス社(GS)など3社とともに取得したもので、増資か株式譲渡によるものかは不明。また取引後の持株比率も明らかにされていない。USJのグレン・ガンベル会長兼CEOは、450億円投じた「ハリー・ポッター」エリアを14年後半にオープンする予定で、日本に軸足を置いた上で東南アジア市場に積極的に進出する、との方針を語っている。USJは当初大阪市の第三セクター企業とし2001年3月に開業。07年に株式を上場したが、09年にマネジメント・バイアウト(MBO)により上場を廃止。10年ゴールドマン・サックス社子会社のGSインベストメンツ社の完全子会社となり、それがUSJに社名変更した。PAGはUSJの業績が確実に伸びると見て出資したもよう。 6.㈱アテナ(東京都新宿区富久町、中村栄社長)が自己破産を申請、東京地裁は12月11日に破産手続き開始を決定した。負債金額は調査中とのこと。87年7月設立の旧㈱アテナの販売部門と、ゲーム場「ゲームスポットアテナ」の運営目的に89年9月に発足したアテナ商事㈱が97年9月に統合、アテナとなったもので、「セタ」ブランドの「キャッスル・オブ・ドラゴン」(89年)からサミーが販売した「プロ麻雀・極S」(95年)まで業務用TVゲームを10タイトルレリースしたほか、「プロ麻雀極」シリーズなどの家庭用、携帯電話用ゲームなど手がけた。02年以降はダーツカフェ「ネクスト」、「ソウル」などの運営も開始していた。業務用、家庭用、携帯電話用といずれも振るわなくなり、10年9月にTVゲームから撤退していた。ダーツ事業も芽が出なかった。 7.ユニバーサルエンターテインメントの親会社である岡田ホールディングス合同会社は14年1月、その持株をすべて、同社のほぼ100%親会社である香港の岡田ホールディングスに譲渡し、香港の岡田ホールディングスがユニバーサルの直接親会社になることが明らかになった。ユニバーサルが12月18日に発表した。この異動より、岡田和生会長が46.4%、岡田知裕取締役が43.5%それぞれ所有する香港の岡田ホールディングスが持株会社として、ユニバーサルの74.2%株式を直接保有することになる。なお、香港の岡田ホールディングスは2010年9月に設立され、これまでユニバーサルを間接的に所有してきたが、1月からは直接所有することになる。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。Copyright ©Amusement Press Inc. 2014 |