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SNKが業務用カセット式「ネオジオ」システムと低価格の専用ゲームソフト6作を発表した。セガ社はマイケル・ジャクソンとの業務用と家庭用TVゲーム「ムーンウォーカー」共同企画を明らかにした。セガ社新年会で舛添要一氏が講演、「10年以内に中国は東欧並みになる」など語った。(1990年2月15日号)
米国エキシディ社はベクタービーム社をシネマトロニクス社から買い取った。インベーダー後遺症でジャトレが倒産した。JAAはコピー改造を問題にし、注意を促す姿勢を打ち出した。キューゴなどが改造メーカー団体を発足させた。データイーストは「アストロファイター」を許諾した。(1980年2月1−15日号)。 Copyright Amusement Press Inc. 2010 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.これまで英国最大の遊技機展だったATEIは09年1月に分裂し、独立したiGXが今年はユーロピアン・アミューズメント&ゲーミング・エキスポ(EAG)として大きく発展し、カジノ機器展「ICE」の付属展に成り下がったATEIを、規模と内容で凌駕するほどになった。英国の遊技機業者協会BACTAが支援する国際遊技機展EAG10(1月26−28日、エクセル展示場)には、大手のバンダイナムコゲームス、セガ・アミューズメンツ・ヨーロッパ社、英国エレクトロコイン社が、日米韓国の新作TVゲームを含む新ゲームを披露した。ATEI10(同、アールズコート)にとどまったメーカーはわずかで、クラリオンゲーミング社が主催するATEIの役目は終わったと見られている。〔次回続報あり〕 2.カプコンは2月1日、第3・四半期までの9ヵ月(4−12月)業績を発表、家庭用が順調で売上高は6%増の499億円、経常利益は128%増の47億円、純利益は約10倍の17億円だった。部門別で家庭用は売上高が25%増の334億円、営業利益が59%増の69億円と好調だったが、業務用は売上高が59%減の20億円、営業損失が6千万円(前年同期は3億円の利益)、ゲーム場(40店)は売上高が11%減の89億円、営業利益が約4倍の4億円、コンテンツエキスパンションは携帯電話向けが伸ばしたものの遊技機向けが不調で売上高が11%減の33億円、営業損失が2億円(1億円の利益)、許諾料その他は売上高が22%増の22億円、営業利益は42%増の8億円だった。ゲーム場は第4・四半期に3店閉鎖する計画としている。 3.ウェアハウス(旧・シチエ)は1月28日、09年12月期決算を発表、売上高は9%減の110億4千万円、経常利益は70%減の4億2千万円、当期利益は85%減の1億5百万円の大幅減益だった。部門別売上高はDVDなどレンタルが9%減の41億5千万円、ゲーム場が10%減の65億6千万円、ボウリング場その他が36%増の3億2千万円(うちボウリング場は1ヵ所のみで5千万円)だった。2日前の26日、業績予想の大幅下方修正発表とともに、ボウリング場の廃止を明らかにした。4年連続減収で、収益の大幅な改善が見込めないボウリング設備を撤去した入谷店ではゲーム場を拡張する。10年12月期は売上高104億円、経常利益2億9百万円、当期利益は利益3百万円を見込んでいる。 4.アトラスは2月1日、1月中間期(8−1月)業績予想を、売上高81億円(09年9月の前回予想では71億円)、経常利益5億円(3億円)、中間利益4億円(ゼロ)と上方修正した。ゴンゾロッソの株式55%取得により家庭用事業が計画を上回ったのと、ゲーム場運営部門の分社化に伴う損失が少なくてすんだことによる。通期(10年7月期)予想は子会社売却交渉中のため未確定で、修正しないとのこと。 5.潟Tンスイ(愛知県小牧市、三浦保夫社長)が昨年9月末に業務を停止、自己破産申請の準備に入っていたが、名古屋地裁は1月7日、破産手続き開始を決定した。2月8日までに破産債権を届け出、4月20日に破産状況が報告される計画、と1月19日に官報告示した。負債は推定9億円。名鉄協商が所有するロケーションで、軽食などの自販機コーナー(オートレストラン)やゲームコーナーを運営してきた。三浦保夫氏は全日本アミューズメント施設事業者協会連合会(AOU)の広報委員長、運営委員、市場開発委員、中部地区協議会会長と、愛知県アミューズメント施設営業者協会(AMA)の会長、岐阜同協会の理事に就いていたが、自己破産準備手続きに伴いサンスイは愛知県協を退会したもよう。 6.遊園地「日立かみねレジャーランド」(茨城県日立市、日立市公園協会運営)で1月19日、ローラーコースター「シースルーコースター」(4両編成16人乗り)の試運転中、乗っていた公園協会レジャー施設課職員の古川和彦さん(40)が作業足場の鉄パイプに頭をぶつけて重傷を負い、20日脳挫傷により死亡した。同コースターは塗装工事のため12日から運休しており、営業再開に向け足場を変更したが、無人走行テストなどした後、実際に乗車しても安全かどうか確認しようとして事故に遭った、と日立署は見ている。すぐ後ろに乗っていた同僚に怪我はなかった。協会の佐藤雄亮会長は「まさか、安全確認の作業中に事故が起こるとは」とショックを受けている。 7.韓国ソウル近郊にテーマパーク「ユニバーサルスタジオ・コリア」(USKR)が14年開業をめざし、11年3月に着工されることになった。京畿道(キョンギド)が07年、華城市(ファソンシ)松山(ソンサン)グリーンシティーに誘致した計画に、最大の出資者としてロッテグループが加わり、ポスコ建設など、米国ユニバーサルパークス&リゾートとともに、1月19日に合意した。3兆ウォン(約2,500億円)を投資し、435万uの敷地にテーマパークとホテル、コンドミニアム、プレミアムアウトレット、ゴルフ場などからなる複合タウンを建設する計画で、うちテーマパークのUSKRは最も早くオープンする予定。世界最大規模で、年間千5百万人の利用客を見込んでいるとのこと。 8.香港ディズニーランドの09年9月決算がこのほど明らかになり、それによると入園者は前年比2%増の460万人で、売上高は1%減の25億4千百万香港ドル(約300億円)だったが、純損失は13億香港ドルと前年の16億香港ドルから3億香港ドル改善された。05年9月のオープン以来、こうした業績は公表されていなかったが、株式の52%を所有する香港政府が1月19日、立法会(議会)に報告書を提出して判明した。同社株式の残り48%は米国ウォルトディズニー社が所有している。商務・経済発展局の劉呉恵蘭(リタ・ラウ)局長は、予想より悪い業績で不満だが、見守っていくとしている。香港ディズニーランドは昨年6月、4億5千米ドル規模の拡張計画を発表している。 9.米国のカジノ王、スティーブ・ウィン夫妻の離婚が1月5日に確定し、ウィンリゾート社の経営に微妙な影響を及ぼしている。この二人は1963年に結婚、86年に離婚したが、91年に再婚しており、昨年3月に二度目の離婚を申請、同9月に裁判所が離婚条件を定めていた。共有財産だったスティーブ・ウィン氏名義のウィンリゾート社株式(18%)は半分ずつ所有しあうことになり、その結果、ウィンリゾート社の株主は1位が20%所有する日本のユニバーサルエンターテインメント、2位がスティーブ・ウィン会長と元夫人のエレイン・ウィン取締役(各9%)となる。またウィンリゾート社はユニバーサルエンターテインメントの米国子会社であるアルゼUSA社の株式の24.5%を所有しており、その株主としての議決権を、元夫婦は代理保有していたが放棄することで合意した。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |