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米国連邦下院議会小委員会は、任天堂のNES用ソフト独占問題で、司法省に調査を求めた。米国エプコットセンターに新パビリオン「生命のふしぎ」が加わった。セガ社はソ連エローグから許諾を得て「ブロクシード」を発売した。「テトリス」(88年12月)が89年の年間1位になった。(1990年1月15日号)
米国バリー社がカジノ経営に進出するため、オドンネル社長は退任、後任にミューレーン副社長が昇格した。TVゲーム機は79年10月現在で約20万台が営業使用されている、と警察庁が発表した。 日本物産は英国ルファー&デイス社とTVゲーム機販売で提携した。ツムラが休業した。(1980年1月15日号)。 Copyright Amusement Press Inc. 2010 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.イオンファンタジーは12月24日、第3・四半期(9−11月)までの9ヵ月業績を発表、売上高は前年同期比8%減の325億円、経常利益は31%減の13億8千万円、純利益は40%減の5億9千万円だった。第3・四半期だけ(3ヵ月)の売上高は15%減の96億円で、その内訳は遊戯機運営が19%減の76億円、商品が7%増の19億円で、遊戯機部門の落ち込みが著しい。同社では、特に11月、新型インフルエンザの流行拡大により、客数が減少したとしている。11月現在、国内に直営店が337店(前年度末340店)、フランチャイズが3店(16店)の計340店(356店)ある。海外は中国・北京の1店のほか、マレーシア・香港で21店(16店)へと急増中。 2.カプコンは12月22日、10年3月期業績予想を売上高650億円(5月の前回予想では950億円)、経常利益50億円(147億円)、当期利益20億円(85億円)と大きく下方修正した。当初最高益を見込んでいたが、一転して大幅減収減益の見込みになった。米国家庭用市場で他社のヒット作品との競合を避けるため、年度内発売を予定していた新作ソフト「ロストプラネット」などを、戦略的に10年4月以降に延期することを決め、売上高と利益を(当初見込みから)大幅に減らす見込みとなった。さらにパチスロ事業の部材評価損、開発中止損と不採算ゲーム場の閉鎖により、45億円の特別損失を計上する(但し内訳は示されていない)。なお移転価格税制により追徴課税されていた法人税18億円が還付されるが、落ち込みを補えない。 3.テーマパーク運営で知られる米国シダーフェア・エンタテインメント社(オハイオ州サンダスキー、ディック・キンゼルCEO)が12月16日、世界最大の資産運用会社であるアポロ・グローバルマネジメント社に買い取られることで合意した。15億ドルの負債付で、買収規模は7億ドルと見られている。取引き後、シダーフェア社は上場廃止になる予定。1978年に設立されたシダーフェア社は遊園地買収を続けて拡大し、これまでカリフォルニアのグレートアメリカ、ナッツベリーファーム、オハイオ州のキングスアイランド、カナダのワンダーランドなど11のテーマパークと、これらに付随するホテルなどを運営している。すでに閉鎖しているが有名なアトラクション施設では、キャンプスヌーピー(モール・オブ・アメリカ、05年まで)、スタートレック(ラスベガス・ヒルトン、08年まで)もある。 4.英国サファク地方のサウスウォルドという避暑地にあるゲーム場「アンダー・ザ・ピア・ショー」で、経営者のティム・ハンキン氏が古い「ワッカモール」(もぐらたたき)のゲーム機を基に、銀行家への怒りをぶつけることのできるゲーム機「ワッカ・バンカー」(銀行員たたき)を作って置いたところ、大変な人気となり、そのためぼろぼろになったハンマーを常に取り替えねばならなくなった、と英国公営放送のBBCテレビが12月13日に報道した。モグラの代わりに、のっぺり顔をした銀行員の人形がランダムに飛び出してくるゲーム機で、1回30秒間、40ペンス(約60円)のゲーム料で銀行員の頭を叩き続けることができる。プレイヤーの成績がよければ、「君の勝ちだ。われわれは引退する。われわれの年金を払ってくれる納税者に感謝して」という声が出てくる、とのこと。 5.AOUエキスポ10(2月19−20日、幕張メッセ)には実質40社(前年46社)が624小間(747小間)に出展する予定で、2年前の08年に比べ出展社数で28%、小間数で30%それぞれ減少する。主な出展社の小間数は147(138)ある景品関係「プライズフェア」を別に、セガ社120、コナミデジタルが100と変わらず、続いてバンナムゲームス70(80)、タイトー25(60)、アールエス15(36)、フリュー12(変わらず)、ホープ9(12)、エービーシー9(12)など。前回まで出展してきたカプコン、アトラス、AMI、ケイブが出展しないのが大きい。主な新規出展はアイ・エム・エスの9小間のみ。 6.バンダイナムコHDは12月16日、中国子会社の上海南夢宮(ナムコ)が中国で人気のTVアニメキャラクターに基づく、幼児向け遊戯施設「ナムコランドキッズ・シーヤンとホイタイラン歓笑楽園」を18日に開設することを明らかにした。「シーヤンとホイタイラン」(喜羊羊与灰太狼)は、5匹の羊と2匹の狼の駆け引きを描いた、TVアニメシリーズで、中国で最も成功した国産アニメ。遊戯施設は主に3−4歳を対象に、上海市黄浦区南京西路2号の上海新世界商城8階(160u)に開設する。営業時間は午前9時半から午後10時まで。利用料は子ども60分60元(お土産含む。延長30分につき20元)、大人終日10元。初年度入場者数3万5千人を見込んでいる。 7.ナムコは自社ロケ店員の接客ナンバーワンを決める「N1グランプリ09」を12月9日、川崎市産業振興会館で開催、「ナムコランド・ドンドコフェスタ店」(千葉県流山市)の猿谷美樹さんがナンバーワンの座を獲得した。発足して4年目のこの催しに、230店3500名の中から進出してきた、地区代表の14名が接客技術を競い合った。審査員は250名で、今回からマナー講師で知られるエド・はるみさんや、接客サービスに積極的な異業種企業から審査員が加わり、一段と厳正な審査を行なった。14名の接客優秀者に「スマイルマスター認定書」が、そして優勝・準優秀賞者に海外エンターテインメント研修が贈られた。ナムコでは「N1グランプリ」のほか、接客優秀店を評価する「モクバ制度」やサービス接遇検定の取得推進など、客の満足を目指すゲーム場運営を進めている。 8.アリサカの不適切な会計処理が発覚したというインサイダー情報を基に、自社株を売り抜け損失を回避したとして、株式取引等監視委員会は12月15日、アリサカの元社員2名のインサイダー取引を認定、金融商品取引法に基づき、2人に対し課徴金31万円と8万円を科すよう金融庁に勧告した。調べによると、2人は08年5月、同社の複数会計年度にわたる架空計上など不適切な会計処理が監査で見つかったという情報を同僚から入手、自社株2,500株を75万5千9百円で売ったもの。同社株価は公表前300円台だったが、公表後は2円に急落した。アリサカは08年5月に会社更生法手続きを申請、09年8月に更生計画が認可され、新会社をもとに経営を再建中。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |