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米国ラスベガスのMGMグランドホテルが付属テーマパーク建設計画を発表した。トーゴが同社経営の遊園地として40周年を迎える、浅草花やしきを大改装した。フェイスが10周年記念パーティーを開いた。JAPEAは欧州へ、SC遊園は米国へそれぞれ視察団を出した。(1989年11月15日号)
晴海で開催されたAMショーには大型台風も訪れ、かつてない活発なものとなった。セガ社、ナムコがそれぞれショーに伴うレセプションを催した。日本遊園地協会が設立された。ワールドベンディング、大阪パシフィックベンデング(大阪パブコ)、シュアーリースが倒産した。 (1979年11月15日号)。 Copyright Amusement Press Inc. 2009 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.セガサミーホールディングスは10月27日に中間期業績予想を大幅修正した上で、10月30日に9月中間決算を発表、売上高は23%減の1,543億円、経常損失は7億2千9百万円(前年同期84億8千4百万円)、中間損失は63億2千3百万円(95億5千4百万円)と赤字幅を縮小したが、減収赤字だった。部門別では遊技機の売上高が4%増の683億円で、営業利益は108億円(10億円の損失)、AM機の売上高は47%減の191億円で、営業損失は7億円(46億円の利益)、ゲーム場の売上高は22%減の289億円で、営業利益は2億円(28億円の損失)、家庭用の売上高は39%減の378億円で、営業損失は81億円(59億円)だった。国内ゲーム場は1増46減と大きく減らして277店になった。 2.任天堂は10月29日、09年9月中間決算を発表、売上高は前年同期比35%減の5,480億円、経常利益は53%減の1,106億円、中間利益は52%減の694億円だった。「Wii」本体は43%減の575万台、「ニンテンドーDS」本体は15%減の1,170万台を販売、ゲームソフトもそれぞれ6%減の7,621万枚、16%減の7,115万枚を販売した。「Wii」本体を10月から5千円値下げしたこともあり、通期予想は売上高1兆5千億円(5月の前回予想では1兆8千億円)、経常利益3,700億円(5,000億円)、最終利益2,300億円(3,000億円)と下方修正した。また画面サイズを1.7倍にした「ニンテンドーDSiLL」を11月21日、2万円で発売すると発表した。 3.カプコンは10月29日、09年9月中間決算を発表、売上高は25%増の388億円、経常利益は33%増の54億円、中間利益は58%増の29億円と大幅増収増益だった。これはWii用「モンスターハンター3」など家庭用のヒットによるもので、家庭用の売上高は68%増の277億円、営業利益は101%増の72億円だった。しかし業務用の売上高は84%減の6億円、営業損失は3億円(前年7億円の利益)、40店あるゲーム場の売上高は9%減の62億円、営業利益は107%増の4億8千万円、コンテンツエキスパンションの売上高は0.5%増の25億円、営業損失は4億円(2億円の利益)と低調で、許諾料その他の売上高は31%増の16億円、営業利益は28%増の6億円だった。 4.ウェアハウスは10月23日、第3・四半期までの9ヵ月(09年1−9月)業績を発表、売上高は前年同期比7%減の84億6千3百万円、経常利益は62%減の5億4百万円、純利益は76%減の1億7千7百万円だった。売上高の内訳を見ると、12店あるAM施設が6%減の53億7百万円(うちゲーム場は8%減の50億6千5百万円)、25店あるDVDやCDのレンタル店が9%減の31億5千5百万円となっている。09年12月期の予想(売上高112億円、経常利益5億4千万円、純利益1億8千万円)は変更していない。 5.スクウェア・エニックス・ホールディングスは10月29日、9月中間期業績予想を、売上高905億円(8月の前回予想では900億円)、経常利益121億円(125億円)、中間利益26億円(75億円)と利益面で下方修正、また通期(10年03月期)についても最終利益100億円(150億円)と下方修正した。主な原因は為替差損(約10億円)の発生以外に、子会社であるスクウェア・エニックスおよびタイトーでの「転進支援措置の実施に伴う割増退職金(約20億円)」を特別損失に計上するためとしているが、その具体的な内容については明らかにされていない(追加情報=11月5日の決算説明会によると、同社は体質強化・組織活性化を目的に、09年3月末現在グループ内3,805人のうち10〜15%の人員を削減するとしている)。 6.コナミ・デジタルエンタテインメントは10月14−15日に東京(20日に大阪)で新作展を開き、同社開発の電子マネー「Paseli」(パセリ)の来春導入を発表した。これは基本的に、クレジットカード(VISA、マスター)か電子マネー(ビットキャッシュ)を通じて最高2万円までチャージできるプリペイドカードで、硬貨を使わずにゲーム料金を支払えるほか、さまざまなサービスが受けられるというもの。10月20日から、東京レジャーランド秋葉原店で「クイズマジックアカデミーZ」を使った先行ロケテストが実施されており、このゲームではキャラクターカスタマイズアイテムの購入に使用できるとのこと。来春にはこのゲームのほか、「麻雀格闘倶楽部・我龍転生」でも使用されるとしている。 7.マレーシア通商省監視部は10月9日、(シンガポールに最も近い)ジョホール州ジョホール・バル市でコピー品の取締りを実施、5ヶ所のショッピングモールから、米国AMIエンタテインメント・ネットワーク社のTVゲーム機「メガタッチ」用ソフトウェアを無断コピーしたと認められる証拠品を18点押収し、さらに捜査を進めたうえで、これら無断コピー品を所有していた2社を検察当局に送致した。米国AMI社が10月28日に発表した。同社法務担当のボブ・フェイ部長は、マレーシア通商省とは2007年以来、同社製品の無断コピー品を摘発することで協力し合ってきている、と述べている。 8.ゲーミング(賭博)機で世界最大手のインターナショナル・ゲーム・テクノロジー社(IGT、本社ネバダ州リノ、パティ・ハート社長兼CEO)は10月15日、同社役員のフィリップ・セーテル氏を12月1日付で会長に任命した、IGT社の元社長兼CEOで現会長のT・J・マチュー氏は退任するが、役員会メンバーとして残る、と発表した。セーテル次期会長は1980年以来、カジノ運営会社のハラーズ・エンタテインメント社で社長兼CEOを含む重要な役職に就いてきており、97年から会長となっていた。05年にハラーズ社を退任して、その後はいくつかの公的機関の役員を務め、09年1月からIGT社の役員を兼ねてきた。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |