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米国アタリゲームズ社が任天堂相手に反独占訴訟を提起、NESソフトの自社生産を開始した。任天堂は「スーパーファミコン」の開発を発表した。AOU健全娯楽推進委員会は「エイトライン」などの撤去方針を決めた。新作展でタイトーは「オペレーションサンダーボルト」など、データイーストは「ロボコップ」などを披露した。(1989年1月15日号)
米国アタリ社のノーラン・ブッシュネル会長は、景気後退期こそ業界発展の好機、と新年の抱負を語った。全日本遊園協会(JAA)理事会は三部会比例の役員改選要領を決めた。警察庁は78年10月末現在のメダルゲーム機設置運営の状況(5年間で2倍に)をまとめた。ホープは関西営業所を開設した。(1979年1月15日号) Copyright Amusement Press Inc. 2009 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.コナミ・デジタルエンタテインメントは12月24日、韓国ペンタビジョン社の「DJMAX」がコナミの韓国特許を侵害しているとして、製造販売の禁止と損害賠償を求める訴えをソウル中央地裁に23日提出した、と発表した。コナミによると同社の音楽シミュレーションゲームの基本特許、韓国特許294603は01年4月に登録されており、アミューズワールド社「EZ2DJ」に対する訴訟では、同特許に基づき07年2月までに勝訴している。「DJMAX」は「EZ2DJ」スタッフが独立してペンタビジョン社を設立、製品化したもので、韓国ではヒット作のひとつとされている(なおペンタビジョン社は06年4月、ネオウィズ社の子会社となった)。 2.アルゼは12月24日、子会社のセタ(本社、社長はアルゼと同じ)を解散・清算する手続きに入った。セタは82年設立の巨「田企画を85年10月に改組したもので、業務用TVゲームから家庭用ソフトまで開発、「スーパーリアル麻雀」シリーズなどで親しまれた。97年5月に株式を公開したが、業績悪化のため99年2月アルゼの子会社となり、01年以降はTVゲームからも離れて、七号遊技機用ICカードシステム事業に特化したが、業績はさらに悪化した上、財務諸表作成上の不正も明らかになり、08年1月に株式公開は廃止となった。2月9日のセタ臨時株主総会で解散を決議する。アルゼはまた遊技機関係の子会社4社を再編、アルゼマーケティングジャパンに集約することも明らかにした。 3.イオンファンタジーは12月24日、第3・四半期(9−11月)までの9ヵ月業績を明らかにした。第3・四半期のみの売上高は前年同期比6%減の113億円、経常利益は8%減の7.0億円、純利益は10%減の3.5億円と、消費低迷の傾向は変わっていないが、機械の導入や国内出店(直営342店に)そして中国・北京での出店(11月)により、これまでの四半期よりやや改善した。売上高の構成比は、遊戯機械83%、商品(物販)16%、その他1%。9ヵ月(3−11月期)では売上高が前年同期比1%減の355.7億円、経常利益が23%減の20.0億円、純利益は28%減の9.8億円となった。09年2月期業績予想は修正されていない。 4.現在世界最大の観覧車とされるシンガポールの「シンガポール・フライヤー」(直径150m、高さ165m)がモーター故障で12月23日午後4時50分ごろ停止、173人の乗客がゴンドラに閉じ込められる事故が起こった。7時以降に十数名をロープで救出し、11時10分に再び動かして、残りの客を救出した。この観覧車は英国の「ロンドンアイ」型で、広さ4m×7mのカプセルに最大28人が搭乗可能で、そのカプセルが28台付いており、約30分かけて一周する。ホイール回転用モーターは6台で、少なくとも3台が動いておれば正常に回転するという設計だが、08年3月の開業以来すでに3回停止事故を起こしている。三菱重工業が施工しており、安全性が確認されるまで営業運転はできないという。 5.AOUエキスポ09(2月20−21日、幕張メッセ)には実質46社(前年55社)が747小間(891小間)に出展予定で、出展社数と小間数とも前年に比べ16%も減少し、会場も3ホールから2・5ホールに縮小することが分かった。これまで出展してきた日本ユニカ、日本システムなど約十社が、市場の悪化などを理由に出展を見送ったためで、業者向け展示が実質一日とAMショーより少ないことなども挙げられている。出展規模は、05年の44社795小間、06年の46社788小間、07年の52社830小間、08年の55社891社と拡大してきたが、今回は大幅縮小することになる。AOUでは11月28日に出展申し込みを締め切ったが、申し込みが前年をかなり下回ることが分かったため、その後も申し込みを促すなど努力したとされている。 6.合同小間(プライズフェア)への参加(今回6社138小間、前回5社126小間)を別にして、AOUエキスポ09での大規模ブースは、セガ社の120小間(前回125から5減)、コナミ・デジタルエンタテインメントの100小間(80から20増)、バンダイナムコゲームスの80小間(140から60減)、タイトーの60小間(変化なし)、アールエスの36小間(25から11増)、カプコンの15小間(21から6減)、アトラスの12小間(30から18減)、ホープの12小間(21から9減)、AMIの12小間(16から4減)、ケイブの12小間(初出展)など。他の初出展はAQインタラクティブ(8)、ユーエス産業(4)、日邦通商(4)、楠野製作所(3)など。 7.カプコンは12月17日、完全子会社のカプコンチャーボ(本社大阪)を09年1月末で解散、9月末までに特別清算手続きを終えることにした、と発表した。カプコンチャーボは主に携帯電話用充電器「チャーボ」の販売とレンタル事業を目的に、01年9月に設立されたが、市場環境の変化によりこれら事業の役割が希薄化したため、清算することになったと説明している。カプコン執行役員AM事業統括の森茂樹氏が、これまでカプコンチャーボの社長を兼務してきた。 8.セガ社は12月16日、アジア4地域で統一ルールによる「三国志大戦2〜若き獅子の鼓動」の公式ゲーム大会「覇業への道」を開催する、と発表した。10月から4地域77店(香港29、シンガポール13、台湾34、上海1)でのリアルタイムネットワーク大戦を実現させており、12月12−14日には4地域間ネットワーク大会も開催した。公式ゲーム大会「覇業への道」は1月18日に上海、2月に台湾、香港、シンガポールで開催、それぞれ上位入賞プレイヤーを3月15日に東京で開く感謝イベントに招待する予定。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |