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米国でタイトー「アルカノイド」は「ブレイクアウト」の著作権を侵害していると、アタリゲームズ社が提訴した。警視庁は新規の八号営業許可申請時に、「賭博機に改造しない」旨の誓約書提出を求めている。セガ社はSG懇話会の研修会で、新作「サンダーブレード」を披露した。(1988年1月1日号)
米国IAAPA77で関西精機「大列車襲撃」がタイトー・アメリカ社から、ナムコ「シュータウェイ」がバリーグループから出品された。ロジャー・シャープ氏による単行本「ピンボール!」が発売となった。こまや製作所は人気マシンの改良版「ニュークレージー15」を出荷した。(1978年1月1日号) Copyright ©Amusement Press Inc. 2007 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.米国IAAPAショー08(11月13−16日)はアトランタからオーランドに開催地を戻して一挙に勢いを回復した。事務局によると1,147社が出展したこの催しに、98ヵ国から約2万7千人の登録業者が訪れたが、ビジターの72%は米国以外からだった。出展した日系法人では、セガAMUSA社が(恐竜を標的にする)「プライミーバルハンター」など、ナムコアメリカ社が「鉄拳6」などを披露。ディストリビューターのベトソン社がコナミ製品を出品した。注目されるのは、LCDを使用した潜水艦ゲームのコースタルAM社「シーウルフ」と、床面にゲーム画像を映し出すカナダのトリオテック社「UFOストムパー」。IAAPA賞ゲーム機部門にはICE社「ディール・オアノット・ディール」、佳作はナムコアメリカ社「ジャンピン・ジャックポット」が選ばれた。 2.バンダイナムコゲームスは12月12日大阪を皮切りに(東京は19日に)新作展を開き、6人用メダルゲーム機「海物語ラッキーマリンシアター」(08年夏出荷予定、OP価格1,098万円)などを紹介した。「太鼓の達人11」は08年春、バンプレスト製メダルゲーム機「ゲゲゲの鬼太郎・まつりでバトルじゃ!」改造キットは3月の予定。またカプコンは12月12日、東京で(大阪は14日)新作展を開催、エイティングが開発したキャラクター対戦格闘ゲーム「フェイト/アンリミテッドコード」(6月出荷予定、OP価格29万8千円)を披露した。 3.アトラスは12月7日、第1・四半期(8−10月期)の業績を発表、売上高約48億円、経常利益5億円と順調な出だしになった(決算期変更により、前年同期比はできない)。家庭用は売上高15億円、営業利益4億円、業務用は売上高8億円、営業損失1億円、ゲーム場は売上高25億円、営業利益2億円。家庭用が好調で、業務用は計画をやや下回ったが、ゲーム場はオペレーター会社取得により、実質5店増加したことから堅調だった。1月中間期業績予想を売上高97億円(変更なし)、経常利益4億3千万円(9月の前回予想では2億7千万円)、中間利益1億4千万円(変更なし)と一部修正した。 4.時間制ゲーム場を手がけてきたネクストジャパンホールディングスは12月14日、第1・四半期(8−10月)連結業績を発表、売上高6億7千7百万円、経常損失1億1千6百万円、純損失1億1千5百万円とした。売上高のうち「JJクラブ100」など室内レジャーの直営店は4億3千1百万円(11店)、同フランチャイズ店は1億3千1百万円(16店)だが、すでに規模をかなり縮小している。8月に取得して完全子会社となった南千葉ゴルフアンドリゾートは1億2百万円など。新規のゴルフ事業推進のため、11月1日付で東京駅の近くに東京支社を新設した。 5.家庭用TVゲームソフトの海外大手メーカーである、フランスのビベンディ社のゲーム部門である米国ビベンディゲームス社と、米国のアクティビジョン社が合併し、世界最大手の「アクティビジョン・ブリザード社」になる、と12月2日、発表された。ビベンディ社は81億ドルと評価されるビベンディゲームス社を提供するとともに、新会社が発行する52%の株式を17億ドルで取得し、実質98億ドルで新会社の経営権を握る予定。アクティビジョン社の社長兼CEOだったボビー・コーティック氏が、新会社でもその役職にとどまる。新会社はこれまでの世界最大手であるエレクトロニック・アーツ社(EA)に対抗するものであるが、いずれも米欧では有名であるにもかかわらず、日本市場ではほとんど知られていない。 6.テクモの板垣伴信執行役員がセクハラ行為を行なったとして、元女子社員が損害賠償を求めて06年9月に起こした訴訟で、東京地裁は12月5日、セクハラをしたという事実はないとして、訴えを退ける判決を出した。この裁判では、テクモ自体も使用者責任が問われていたが、その訴えも棄却された。またテクモは、産経新聞系ニュースサイトZAKZAKが「テクモが元社員に不当な解雇通知を行なった」などと報じたのは、虚偽であることがこの判決で証明された、と説明している。 7.潟Aミューズオリエント(東京都豊島区北大塚、矢内敬治社長)とその関連会社のアミューズオリエントリース求i同、同)は11月19日に業務を停止するとともに、破産手続き開始の申請手続き準備に着手した。12月10日に自己破産を申請し、同日東京地裁が破産手続き開始を決定した。負債総額は約5億円。77年創業、83年4月設立のアミューズオリエントはかつてタイトー製品の販売特約店だったこともあり、業務用ゲーム機の販売で知られている。07年3月期の売上高は6億4千8百万円だった。過去の本社ビル取得に伴う借入金などから、資金繰りが逼迫していた。債権者の大半は金融関係のもよう。 8.SNKプレイモアは12月5日、建設を進めてきた兵庫県の「三木工場」が完成したことを明らかにした。同工場では月産最大6万台のパチスロ機生産が可能で、しかも最大3万台の保管が可能な倉庫を備えている。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |