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米国3Dfx社が契約違反で日本のセガ社とNECを訴えた。家庭用ゲームソフトを紹介する東京ゲームショウ秋を前に、CESAは中古品に頒布権があると主張し始めた。セガ社は取得した赤井電機旧本社ビルに、業務用部門を移転した。ラウンドワンは株式を大証2部に上場した。(1997年10月15日号)
米国AAMAは純正基板を証明するシールの貼付を日本側に提案することを決めた。JAMMA写真コンテストの結果が発表された。AOUの理事会は梅原靖三副会長(大阪府協会長)を会長候補とすることを決めた。JAPEAとNAPは「遊戯施設安全管理講習会」を共催した。(1987年10月15日号) Copyright ©Amusement Press Inc. 2007 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.米国秋の業務用AM機展、AMOAエキスポ07(9月27−29日、ラスベガス)には153社が482小間に出展、3,892人の登録業者が訪れ、また同時開催で隣接するファンエキスポには221社が224小間に出展、1,770人が訪れた(一方に登録すれば他方にも入場できる)。日系企業ではセガ・アミューズメンツUSA社とバンダイナムコゲームスアメリカ社がそれぞれ出展し、新ゲームを披露した。だが巨大化するIAAPAショーと比較すると、これらの業務用AM機展が年々小規模化している現実は否定できず、積極的で具体的な改善策や、業務用AM機の展示会の統合を求める声が再び強まっており、それぞれ主催するAMOA、IALEI、AAMAの執行部役員たちは回答を迫られている。 2.AMOAエキスポ07ではホワイトラビット・ゲームスタジオ社が開発した新製品「プレイポート」が最も注目された。同社はミッドウェー社などの元役員、ケン・フェデスナ氏や、著名ディストリビューターのエド・ペレグリーニ氏らが二、三年前に設立したTVゲーム開発メーカー。「プレイポート」はタッチスクリーンを持つハンドヘルド端末システムで、これを使って客は自分のテーブルで、好みのTVゲームをすることができるというもの。バーやクラブ、レストランなどで使用するとしている。通信型デジタルジュークボックスの大手メーカーであるタッチチューンズ社は9月28日、このホワイトラビット社を買収したと発表し、タッチチューン・ゲームスタジオ社と改称するとともに、「プレイポート」を全面展開することになった。 3.米国メリット・エンタテイメント社は9月20日、マレーシアペナン州内でCYCメガレジャー社が経営する3ヵ所のゲーム場で、メリット社製品のデッドコピー品45台を証拠品として押収することに成功した、と発表した。これはペナン州の通商担当部門が9月12日、メリット社のボブ・フェイ氏と現地法律事務所の告訴を受けて、実施したもので、東南アジアにおける同社製品のコピーの押収台数としては最大とされている。メリット社は「メガタッチ」シリーズなど、ミニゲームを盛り込んだタッチスクリーン式ゲーム機を、世界中にこれまで25万台以上出荷したとしている。 4.米国E3が今年から大幅縮小したため、世界最大の家庭用TVゲーム展となった東京ゲームショウ(TGS)07が9月20−23日、幕張メッセ全8ホールを使用して開催された。出展社数(217社)、出展規模(1,735小間)、ビジネスデー入場者(二日間で約6万2千人)、一般公開日入場者(二日間で13万人)と、いずれも業務用のAMショーをはるかに凌駕している。ハードウェアの人気はSCEの「PS3」「PSP」から完全に任天堂の「Wii」「DS」に移っており、ゲームソフトも同じ傾向となっているが、主役である任天堂は伝統的に出展していないという特徴もある。また背景では、「PS3」用ゲームソフトの開発費が高騰化しているため、ソフト会社がSCEに支払うロイヤリティーの値下げ(ないしは無料化)の要求問題が表面化しつつある。 5.バンダイナムコグループのバンプレストは11月8日、埼玉県春日部市にオープンするSC「ララガーデン春日部」3階に、キャラクターAM施設「ゲーセンクレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ」(約7百u)を開業する、と9月21日に発表した。これまで15作作られた人気アニメ映画「クレヨンしんちゃん」を撮影した、という仮想の映画スタジオを実現するもので、「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」ゾーンなど、映画の世界を再現した8つのゾーンで「しんちゃん」の世界を体験できるのが特徴。各ゾーンにはシール機、クレーン機なども設置されており、バンプレスト子会社のプレジャーキャストが運営を担当する。 6.近鉄レジャーサービスは9月21日、志摩スペイン村パルケエスパーニャ(三重県志摩市)に来年3月1日、屋内型遊園施設「ピエロ・ザ・サーカス」(延べ床面積1,670u)を加えると発表した。幼児から年配者までが、雨天でも楽しめるよう計画された、サーカスをテーマにした施設で、施設内で「空中サーカス・アドベンチャー」など3種のライドアトラクションと、ぬいぐるみを賞品とする「カーニバルハウス」や大道芸人の演技などを展開する予定。投資額は約8億円。同遊園地の入園者数は06年度約159万人、07年度(見込み)160万人で、08年度は170万人を期待している。 7.アルゼは9月25日付けで、アミューズキャピタル(中山隼雄社長)の完全子会社だったジャパン・レンタルサービス(内藤経雄社長)を買い取り、アルゼレンタルサービス(余語邦彦社長)へと社名・役員など変更した。ジャパン・レンタルサービスは06年9月に設立されたパチンコ・パチスロ遊技機レンタル会社で業績はまだないが、アルゼはこれを買い取った上(取得金額不明)、27日に49億9千万円を投じて増資を実施した。アルゼレンタルサービスはアルゼの特定子会社となった。なお中山隼雄氏は06年6月以来アルゼの特別顧問を兼務している。 8.タイトーは10月2日、オンライン対戦型カードゲーム「悠久の車輪=エターナルウィール」の公開ロケテストを5−11日に実施すると発表した。場所はAM PIA川崎モアーズ、タイトーステーション溝の口、東京レジャーランド秋葉原店の3ヵ所。同ゲームは親会社であるスクウェア・エニックスと共同で開発中の業務用ゲーム。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |