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映像シミュレーター大手同士の、米国アイワークス社がショースキャン社を子会社とする経営統合で合意した。南米最大のゲーム機展「サレックス97」がブラジルのサンパウロで開かれた。JAMMA理事会は理事会社のアジアAM展不参加問題など議論した。東京リース販売が倒産した。(1997年9月15日号)
米国アタリゲームズ社は有力オペレーターのバレル・オブ・ファン社(BOF)を買い取った。警察白書によると、新風営法の下で遊技機賭博が再び急増していることが判明した。米国セガ社は家庭用TVゲーム「マスターシステム」の販売権をトンカ社に売却し、態勢の立て直しに入った。(1987年9月15日号) Copyright ©Amusement Press Inc. 2007 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.静岡市駿河区にあるディスカウント店「ドンキホーテ」内で、風俗営業の許可を得ずにゲームコーナーを運営していた、として静岡県警は8月7日までに、ビーアンドエフ(B&F、本社東京、高橋捷次社長)の岩田卓也常務ら5人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。静岡の複数の報道機関が伝えた。警察によると、B&Fの業務責任者である岩田常務らが、エス・エー・ジャパン(本社秋田市、菅原新社長)から、このゲームコーナーの経営を3年前に買い取ったが、必要とされている風営法の許可を新たに取得しないまま営業していた。B&Fは関東と関西で「デジャ・ヴー」などのゲーム場を展開してきているので、警察は無許可営業または名義貸しがないかどうか調べ直すとしている。 2.ビーアンドエフ(B&F、本社東京都世田谷区宮坂、高橋捷次社長)が8月21日に業務を停止、24日に破産手続きの開始を申請、東京地裁は開始を決定した。負債は約54億5千万円。86年5月創業、90年7月設立で、当初はカラオケボックスの運営業者だったが、95年4月からゲーム場運営とゲーム機販売に業務を拡張、02年12月から「アットマーク」、「デジャ・ヴー」など10数ヵ所の直営店を関東・関西地区で展開した。06年6月期の売上高は66億4千万円。だが事実上の業務責任者である岩田卓也常務ら5名が8月6日までに、ゲーム場の無許可営業など風営法違反の疑いで静岡県警に摘発されたため、業務が困難となっていた。 3.コナミデジタルエンタテインメント(KDE)が韓国で起こした家庭用ゲームソフトの著作権訴訟は認められなかった。コナミはネオプル開発/ハンビットソフト販売のオンラインゲーム「新野球」が、コナミ「実況パワフルプロ野球」の著作権を侵害しているとして05年8月に提訴したが、ソウル中央地裁は06年7月に「実質的に類似していない」として訴えを棄却する判決を下していた。コナミは控訴したが、ソウル高裁は今年8月23日、「両社のキャラクターに類似点があるが、キャラクターごとに形状・色相が異なる」などとする判決を下し、控訴を退けた。朝鮮日報などが報じた。コナミは06年8月の控訴時を除いてこの件についてコメントを発表していない。 4.アトラスは8月21日、腕相撲タイプのゲーム機「腕魂」(うでだましい)をすべて自主回収する、と発表した。「腕魂」はロケテストを経て7月26日に出荷を開始したが(OP価格約百万円)、ゲーム場でこの機械を使ったプレイヤーが、プレイ中に右腕を骨折する事故が京都、大阪、福岡で計3件発生したことから、原因究明を進めるとともに、製品の安全性が確認できるまで使用しないよう出荷先に要請し、自主回収することを決めたもの。回収対象となるのは出荷済みの150台としている。腕相撲ないしアームレスリングタイプのゲーム機では、過去にもこうした骨折事故の例がある。 5.TVゲームの歴史と文化をたどる科学展「ゲームオン」が7月19日から10月7日まで、香港のサイバーポートで開催されている。「ゲームオン」は英国のバービカン・アート・ギャラリーの主催で02年以来、来場者が自分で手にとって操作して楽しむ、参加型の特徴を持つ教育的な催しとして、これまで欧米11ヵ所で開催されてきたが、アジアで開催されるのは今回が初めて(前回は英国ロンドンで06年10月から07年2月まで)。「ポン」や「スペースインベーダー」を始めとする、初期のコンピューターから業務用と家庭用(携帯型を含む)の歴史的TVゲーム約120点と、展示物178点を揃えている。(http://gameon.cyberport.hk/) 6.大阪のエキスポランドで5月に起こったローラーコースター事故の影響で、今夏閉園に追い込まれた秋田の遊園地「大森山ゆうえんち」は、遊園施設メーカーの豊永産業(本社大阪、永楽雅英社長)が施設を買い取り、来春にも営業を再開する見通しになった。同遊園地は約350万円の緊急点検費用が調達できないため、運営してきた浜田観光がやむなく遊園地の閉鎖を決めていた。しかし、昨年3月ローラーコースター「きりんたいようくん」を同遊園地に納入した豊永産業が、浜田観光と交渉を開始、遊園施設を一括して2千5百万円で買い取り、営業を引き継ぐ内容で8月26日に合意したもの。土地を所有する秋田市との話し合いなど、営業再開に向けて準備を進める。 7.テクモの6月中間期(1−6月)連結決算のうちゲーム場運営部門の業績は、売上高が前年同期比0.6%増の2,192百万円で、営業利益は5%減の149百万円だった(ゲーム場は62店)。シチエの6月中間期(1−6月)単独決算のうちゲーム場運営の売上高は、24%増の3,886百万円だった。なお、ラウンドワンの第1・四半期(4−6月)業績のうちゲーム場運営の売上高は前年同期比15.3%増の7,653百万円だった(75店)。アドアーズの第1・四半期(4−6月)業績のうちゲーム場運営の売上高は17.6%増の4,494百万円。スガイ・エンタテインメントの第1・四半期(4−6月)業績のうちゲーム場を含むAM施設の売上高は1.4%減の1,376百万円だった。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |