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米国アタリゲームズ社は旧アタリ社設立25周年を祝った。データイーストはドロップ型TVゲームに関する著作権訴訟を起こした。タイトーは新作展でCGゲーム「Gダライアス」などを、またコナミは新作展でCGゲーム「ファイティング武術」などを披露した。彩京は本社を京都から東京に移転した。(1997年7月15日号)
米国家電ショーの夏季CES(シカゴ)は、任天堂「NES」により、再び家庭用TVゲーム市場が活発化していることを示した。シグマは日本企業で初めて、ラスベガスのカジノホテルを経営するためのゲーミングライセンスを取得した。セガ社は佐倉工場を披露した。友栄は創立20周年を迎えた。(1987年7月15日号) Copyright ©Amusement Press Inc. 2007 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.エキスポランド(大阪府吹田市)でローラーコースターによる乗客死亡事故が起こったのを契機に、国土交通省は6月29日、遊園施設の抜本的な安全管理体制作りを目的とした「遊戯施設安全管理室」を7月1日付で住宅局に新設すると発表した。遊戯施設安全管理室は建築基準法に基づく遊戯施設の安全管理を管轄する住宅局の建築指導課の担当官ら9名で構成、遊戯施設に関する技術基準設定や検査・運行管理制度の企画・立案などを担当する。国土交通省はまた、茨城県つくば市にある国土技術政策総合研究所に有識者7名からなる「遊戯施設安全技術委員会」を設置することも明らかにした。同委員会は特定行政庁への技術的指導・助言などを行うとのこと。 2.旧電気用品取締法で型式認可を得た中古電気用品は、電気用品安全法による「PSEマーク」がなくとも販売できるよう、制度を見直すことを経済産業省は6月29日明らかにした。新法施行に伴う経過措置が06年3月に切れるに当たり、型式認可を得たことのある中古電気用品も売買が禁止される、と同省が変則的解釈をしたことから大きな混乱が生じ、このためビンテージ品など一部品目を対象から除外するという応急対策に追われていた。だがその後の調べで、安全性は同じことだと同省はやっと確認、産業構造審議会の28日会合でも「制度を改正すべし」との意見が大勢を占めたので、改善されることになったもの。来春施行をめざし、今秋国会にむけ改正法案をまとめる予定になった。 3.カプコンは6月21日の株主総会後、辻本憲三創業社長が代表権のある会長兼CEOに、そして長男の辻本春弘副社長兼COOが社長に就任する、とのトップ異動を発表した。21日付で辻本春弘氏が代表取締役になった上で、7月1日付で社長となる。辻本憲三氏(66歳)は、73年設立のアイ・ピー・エム(後にアイレム)の創業社長だったが82年に退任。既存のアイ・アール・エムの子会社で83年6月設立の旧カプコン(89年1月現カプコンに統合)の創業社長となり、TVゲームソフトメーカーとしての地盤を固めた。このほど会長となって、業務執行を新社長に任せる。辻本春弘(つじもと・はるひろ)氏は大阪商業大卒、87年カプコン入社、97年取締役、06年4月から副社長兼COO。42歳。 4.バンダイナムコゲームスは6月18−19日東京の未来研究所2階マルチプラザで(大阪は20日)新作展を開催、「鉄拳6」を初めてプレイできる状態で紹介した。「PS3」基板を採用しており、高画質デジタルハイビジョン(HD)の液晶画面に対応したハードウェアにより、一段と迫力のある対戦格闘ゲームへと発展させることに成功した。4台(基板1枚で2台分)とライブモニターのDXセットは11月上旬、税抜き448万円で出荷予定。2台のSDセットは12月上旬で約176万円、基板キットは12月末で約60万円。東京会場ではこのほか、7月出荷予定の「湾岸ミッドナイトマキシマムチューン3」と、海外でのみ出荷されるバイクゲーム「モトGP」も展示した。 5.タイトーは6月27日大阪で(東京は29日)新作展を開催し、レーシングカーでドリフト走行を競う「D1GP(ディーワンジーピー)アーケード」(出荷時期・価格は未定)などを披露した。SNKプレイモア開発でタイプX2使用の「KOFマキシマムインパクト・レギュレーションA」は税込み約31万3千円で7月中旬発売。タイプXプラス使用NESYS対応で、さらに進化した「ハーフライフ2サバイバーver2.0」はキットと完成品の両タイプ(価格はSDキット35万7千円からDX完成品約141万8千円まで)で11月に、タイプX2使用で逃走車を追う「チェイスHQ2」は完成品71万4千円で12月に出荷予定(海外へは出荷済)。 6.アラブ首長国連邦(UAE)の観光開発大手、ルワード・ホールディングスと米国パラマウントライセンス社は6月26日、ルワード社がUAEでパラマウント映画に基づく、25億ドル規模のテーマパークとリゾートを建設するプロジェクトに関してライセンス契約を締結した、と発表した。具体的な建設地や名称、完成時期などは未定。このプロジェクトには、IAAPAの副会長でもある、ルワード・デスティネーション社CEOのダレル・メッガー氏が担当することが分かっている。UAEでは4月末に、世界で4つ目の「ユニバーサルスタジオ」を2010年に建設する計画が発表されたばかりで、いずれ将来これらが競合するのは必至と見られている。一方、パラマウント映画に基づくテーマパーク建設計画は、韓国でも進められている。 7.英国国教会は6月10日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のPS3用ゲームソフト「レジスタンス−人類没落の日」(インソムニアック・ゲームズ開発、SCE発売)の暴力的な戦闘シーンにおいて、マンチェスター大聖堂の内部のようすが無断で使用されたとして、SCEに対し謝罪と献金、映像の削除、販売停止など四点を求める書簡を送った。応じなければ法的手続きを進めると説明している。これを受けたSCEは申し入れを深刻に受け取ったとしながら、ゲーム中の敵は人間ではなく異星人だと主張したとのこと。教会側は16日、SCEからの謝罪書簡を受け取ったが、解決に向けての具体的な交渉は翌週以降になる見込みだと発表した。なおSCEはこの件についてなんらレリースを出していない。 8.キャラクターぬいぐるみなどのメーカー、潟Aルファ(横浜市港北区新横浜、立花敏久社長、従業員180人)が6月18日に民事再生手続きを申請、横浜地裁は保全命令を出した。負債約73億円。81年10月設立のメーカーで、全国約80ヵ所の直営店での小売、百貨店やゲーム場への卸売りなどにより、06年6月期の売上高は約67億円あった。 9.潟Iーペス(旧・大王振興)は6月25日、本社を大阪府吹田市から大阪市淀川区へ移転し、東京都新宿区に東京支社を開設することになった。7月1日には社名を潟Gッグボックスに変更する。同社は関西を中心に5店舗を運営するオペレーター会社で、セガ社グループに入り、トムス・エンタテインメントの子会社になっていたが、00年に大王振興からオーペスに改称、06年3月に社長の宮地俊二氏に売却された。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |