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米国IAAPAショー(ニューオーリンズ)でVRゲーム機などハイテク機器が多数紹介された。中国政府はリデムプション機を含め、賭博遊技の一掃を決めた。AOUはカジノバーとの区別を図るため、ルーレット台など対人ゲーム設備の撤去を決めた。国際ギャンブル機展の米国「WGC」にコナミが初出展した。(1996年12月15日号)
モスクワ日本産業総合展に信水貿易が出展、日本製TVゲームとキディライドを紹介した。日本パーソナルコンピューターソフトウェア協会(パソ協)はアダルトゲームソフトの自粛を決めた。SNKが米国子会社、SNKオブ・アメリカ社を設立した。コナミはスピンタイプの「ウェック・ル・マン」を発売した。(1986年12月15日号) Copyright ©Amusement Press Inc. 2006 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 【ニユースダイジェスト】 1.セガ社の米国業務用販売子会社であるセガアミューズメンツUSA社(本社シカゴ郊外、森啓二CEO)は12月1日、米国のオペレーター会社サンシャイン・オブ・アメリカ社(本社フロリダ州ペンサコーラ、ボブ・ノエルCEO)と合弁会社、セガアミューズメント・ワークス社(本社同、井上剛志CEO)を設立、この合弁会社が大型ショッピングセンターや人通りの多いストリートロケーションなどでのゲーム機運営で実績のあるサンシャイン社と組んで、こうしたゲーム機運営に力を入れることになった。セガ社が5日に発表した。米国業務用について、セガ社はこれまでメーカーとしての製品販売にとどまっていたが、合弁会社を通じて設置運営(オペレーション)にまで業務を広げることになる。 2.スイスのセンターテイメント社は11月30日、ユーロディズニー社の株式を公開買い付け(TOB)で取得するとの計画を発表したが、TOBに必要な書類を12月4日までに提出しなかったので、少なくとも3ヵ月間は実施できなくなった。フランスのユーロディズニー社は、年間千二百万人の利用客のあるディズニーランド・パリなどを運営する大企業だが、多額の負債を抱えており、経営難が続いている。なお米国ウォルトディズニー社が同社株式の39.8%を、またサウジアラビアのアワリード王子が10%を保有している。センターテイメント社はフランクフルト証券取引所上場会社だが、TOBの目的など具体的なことはまだ何も明らかにしていないという。 3.アルゼは11月30日に9月中間連結決算を発表し、売上高が前年比20%減の約174億円、経常損失が27億円(前年67億円)、中間損失が47億円(84億円)と3年連続で減収大幅赤字の中間決算となった。部門別では、遊技機(パチスロ機)の売上高が66%増の153億円で、営業利益が32億円、ゲーム機(国内メダルゲーム機・海外ゲーミング機)の売上高が54%減の12億円で、営業損失は8億円、不動産の売上高が70%減の5億円で、営業利益は3億円、その他の売上高が28%減の5億円で、営業損失は1億円。なお3月末に株式の持分が63%から30%に下がったアドアーズは、子会社から持分法適用関連会社に変わったので、その分売上高と営業利益が減少した。 4.アルゼは11月15日、中間期連結業績予想を売上高174億円(5月の前回予想では343億円)、経常損失33億円(21億円の利益)、中間損失52億円(8億円の利益)と大幅に下方修正した。パチスロ遊技機レンタルに関する会計処理方法の変更が主な理由としている。一方、同社が株式を24.5%所有している米国ウィンリゾーツ社が9月11日にマカオでのカジノ経営権(但しサブライセンス権)を9億ドルで売却したのに伴い、一株当たり6ドルの特別配当を実施することを11月13日に決めたため、アルゼも約170億円の現金収入を受け取ることになった。そこでこれを織り込んだ通期連結予想は、売上高が847億円(881億円)、経常利益が270億円(88億円)、最終利益が340億円(46億円)と、前回予想を大幅に上回ることになった。 5.キッド(東京都品川区東大井、市川久祥社長)が11月30日に営業を停止し、12月1日に東京地裁へ自己破産の申請を申し立てたことが分かった。負債総額は約5億3千万円とされている。87年創業、88年5月に設立された家庭用ゲームソフト開発メーカーだが、93年に「ウルトラ闘魂伝説」、94年に「ぶろっけん」など業務用TVゲームの開発を下請けで手がけたことがある。家庭用はこの十年ほどいわゆるギャルゲームを中心に開発し、「PS2」用をほとんど毎月のように出していた。しかし、ハンドヘルド機のヒットなどの影響を受けて売り上げが伸びず、資金繰りに行き詰ったという。 6.SNKプレイモアは12月4日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントと業務提携を開始、SNKプレイモアの「餓狼伝説」のキャラクターを、ガンホーグループであるガンホー・モードのオンラインテーマパーク「ガンホーゲームズ」のアバター(利用者用キャラクターデザイン)で使用することに許諾した。両社ではこれにとどまらず、ユーザー層の拡大、PCゲーム化などへと提携を広げる予定だと説明している。業務用「餓狼伝説」(91年11月)はSNKプレイモアの代表作のひとつで、15周年を迎えた今年さまざまな企画を進めたほか、12月に同社開発のパチスロ機「餓狼伝説」も発売している。 7.ユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)で建設中のローラーコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は、音楽と電飾を特徴としていることがこのほど分かった。5周年記念事業を締めくくるメインアトラクションで、推定40−60億円を投じて今夏に着工、07年3月オープンをめざしている。コースは正面入口付近からラグーン(人工池)にかけての全長約千3百メートル。コースターにはオーディオシステムを搭載しており、音楽を流しながら上空を滑走するのと、車両に数百個の電球をつけており、電飾に彩られて入場客の頭上を走るのが大きな特徴となっている。 8.産経新聞系ニュースサイトZAKZAKが11月7日、テクモの板垣伴信執行役員(39歳)が女子社員(31歳)にセクハラをし、その女子社員が退職を余儀なくされたため、テクモとともに訴えられたと報道したのに対し、テクモは17日、「(訴えた)元社員にセクハラをした事実や、当社が元社員に不当な解雇通知をした事実はない」と正式に発表した。元女子社員が板垣氏とテクモを相手取って9月10日に提訴、10月4日に東京地裁で第1回口頭弁論が開かれているもので、双方の主張は対立したままだが、テクモは当事者それぞれに「公私を混同した行ないがあった」として、板垣執行役員を降格したことを認めている。なお板垣元執行役員は元社員に対して反訴提起を予定している、とテクモでは説明している。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。 |