セガ社は64ビットCGシステム基板「モデル3」の開発を発表した。「モデル2」はテクモとジャレコが使用することになった。トーゴ経営の「浅草花やしき」に、米国S&Sスポーツ社製「スペースショット」が導入された。米国アクレイムコインオップ社は初の業務用TVゲームタイトルを発表した。CESAは展示会開催計画を発表した。(1996年3月15日号)
AOU初の展示会(AOUエキスポ)が成功裡に終った。米国バリー社はAM部門の縮小で、ウィリアムズ社はフリッパーのヒットで、それぞれ業績が好転した。ユニバーサルは米国カジノ向けスロットマシン生産のための小山本社工場を披露した。JOU理事長にシグマの真鍋勝紀氏が選ばれた。(1986年3月15日号)
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【ニユースダイジェスト】
1.AOUエキスポ06(2月17−18日)では、ナムコ「タイムクライシス4」(6月出荷予定)、タイトー「ハーフライフ2サバイバー」(同)などすでにプライベートショーで注目されている新製品のほか、セガ社が「バーチャファイター5」(出荷時期未定)、「バーチャストライカー4ver.2006」(5月予定)、「タッチでズノー」(今夏予定)、タイトーがロースリルズ社「スーパーバイクス」(取り扱い未定)など、コナミが英語学習ゲーム「ゲーセン留学」(時期未定)、「ウイニングイレブン2006アーケードチャンピオンシップ」(同)、「麻雀格闘倶楽部5」(3月予定)、「クーパーズナイン」(未定)、「DDRスーパーノバ」を含む音楽ゲームなど、完成品タイプのTVゲームを披露した。ロースリルズ社製などを除き、カード使用のサテライト式製品の比重がさらに多くなった。
2.伝統的な基板タイプではバンプレストが「キン肉マン・マッスルグランプリ」(3月15日)、「クイズ機動戦士ガンダムクイズ問・戦士」(4月予定)、セガ社が童「トリガーハートエグゼリカ」(発売未定)、タイトーがアルファシステム「式神の城V」(2月23日)、ケイブ/AMIが「ピンクスゥィーツ」(4月中旬)、エイブルがスターフィッシュ「くるくるカメレオン」(3月9日)、富貴商会「三国志遊記」(未定)を出品したのにとどまった。なお、開発中で映像のみ披露したのは、セガ社「アフターバーナークライマックス」、「三国志大戦2」、タイトー「チェイスHQ ナンシーより緊急連絡」、カプコン「ウォーオブザグレイル」。2月上旬開催のカプコン新作展で披露された期待作「ガンダムシードディスティニー連合vsザフトU」(7月下旬)は出品されなかったが、バンプレストが映像のみ紹介した。
3.米国フロリダ州オーランドのウォルトディズニーワールド内のアニマルキングダムに建設中の大型アトラクション「エクスペディクション・エベレスト」がこのほど完成し、4月7日に公式オープンすることになった。これは高速(時速約93km)で走る列車型コースターに乗って、高さ約93mのヒマラヤ山脈を走り抜け、雪男との遭遇などの体験をするスリルライド(1周約1.8km)。温暖なフロリダで雪山が聳え立っていることでも関心を集めている。アナハイムのディズニーランド50周年を記念するもので、約1億ドルかけて建設された。すでに1月下旬から、プレビューとして試乗会が行なわれている。
4.東京ディズニーリゾーツを経営するオリエンタルランドは2月28日、ディズニーシー(TDS)に建設中の大型アトラクション「タワー・オブ・テラー」の開業日をTDS開業5周年に当たる9月4日に決めたと発表した。これは13階建ての(高さ約59m)古いホテルの見学ツアーに参加して、不思議な現象を体験するというフリーフォールタイプのアトラクションで、所要時間は約2分。定員22人。約210億円投資して建設されている。「タワー・オブ・テラー」は94年7月に米国ディズニーMGMスチューディオズで、04年5月に米国ディズニーランドでそれぞれオープンし、バージョンアップしながら、最も人気を集めていることで知られる。
5.セガ社は2月22日、横浜市の「みなとみらい21」地区に進出し、2010年に屋内大型AM施設などを開設することになったと発表した。同地区進出に当たって04年9月、横浜市から55・56街区事業予定者として選定され、さらに57・58街区についてもこのほど事業予定者として選定されたことによるもの。前回選定のさいセガ社からの発表はなかったが、選定対象の街区がまとまったので正式発表となった。計約4.1haの土地を約330億円で取得し、約30万uの延べ床面積を予定、AM施設のほか事務所、ホテル、商業施設などを計画している。ただし、4街区の具体的な施設開発や投資計画については横浜市と協議していくので、施設内容などは今後変更される可能性がある。
6.米国テキサス州を本拠とするアメリカンビデオグラフィックス社(AVG)が、同社の3D画像技術特許(特許番号4734690)を侵害されたとして起こしていた訴訟は2月までに、被告会社がすべてAVG社に和解金を支払って解決したことが判明した。この特許はテクトロニクス社が87年に取得し、その所有権が移転したもので、AVG社は05年8月、家庭用TVゲームのソニーなどハードウェアメーカー3社と、エレクトロニックアーツ社などソフトウェアメーカー12社を訴えていた。すぐさま連邦地方裁判所で手続きが進められたが、訴えられたメーカー側は、11万ドル支払って一月以内に和解したセガ社を含め、次々と和解に向かい、最後にアタリ社(旧アンフォグラム社)が今年2月に30万ドル支払って和解した。
7.コナミは3月7日、野村プリンシパル・ファイナンスからリゾート施設運営のリゾートソリューション(本社東京、平田秀明社長)の株式を約20.1%、約59億9千万円で取得することで合意したと発表した。リゾート施設の共同開発や共同運営など、コナミスポーツとリゾートソリューションの業務提携に伴うもので、リゾートソリューションはコナミの持分法適用会社になる予定。昨年11月にミサワリゾートから改称したリゾートソリューションは、筆頭株主が野村プリンシパル・ファイナンス(33.3%)だったが、今回の資本異動により、2位の三井不動産(33.1%)が首位に、コナミが2位となる。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。
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