AOUエキスポ95では初日から当日入場券が販売され、ビジネスショーになっていないという不満が増えた。ナムコはCG基板「システムスーパー22」開発とそれに基づく「エアコンバット22」などを、タイトーは「JCシステム」開発と「デンジァラスカーブス」を発表した。五回目から非公開になった三協会懇談会は景品引換券導入など検討した。(1995年4月1日号)
NAOは第5回通常総会で、NAO主導型の全国連合会の設立に伴って解散し、連合会が継承することを決めた。JAMMA第5回通常総会に伴う役員改選で、中山隼雄氏が副会長に昇格した。アタリゲームズ社は「システム1」による「マーブルマッドネス」を出荷した。加藤工業の創業社長、加藤繁一氏が死去した。(1985年4月1日号)
Copyright ©Amusement Press Inc. 2005 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。
【ニユースダイジェスト】
1.ナムコは4月1日付で石村繁一取締役が社長に昇格するという、役員異動を3月14日に発表した。木九四郎社長は代表権のある副会長に、猿川昭義副社長は副会長に就任する。また石川祝男常務と東純取締役は代表権のある副社長に、それぞれ昇格する。創業者の中村雅哉会長は留任。今回のトップ異動はナムコによると、01年3月期以降、構造改革を経て、第二ステップとして攻めの成長戦略を進めた結果、新たなる成長戦略に挑戦するため、経営陣の10歳若返りを決めたもの。新社長となる石村繁一氏は76年に同志社大工卒で、中村製作所(現ナムコ)入社、83年取締役開発一部長、92年常務、95年専務、99年執行役員、04年専務執行役員、04年6月から取締役CXカンパニープレジデント。奈良県出身。51歳。
2.ナムコは子会社のイタリアントマトの株式26.5%を、キーコーヒーに譲渡することで3月22日に合意した。両社が発表したもので、4月15日付でイタリアントマトに対するナムコの持株比率は57.1%から30.6%に減り、連結子会社から持株法適用関連会社になる。反対にキーコーヒーの持株比率は24.5%から51.1%に増加して、関連会社から子会社になる。イタリアントマトでは95年以来、キーコーヒーと共同開発運営する、セルフサービス方式の「カフェジュニア」が順調に増えてきた(現在178店)ため、キーコーヒーが主体的に経営することになった。コア事業の強化を含む事業再編を進めるナムコがそれに応じたもので、引き続きイタリアントマトの経営に協力する。
3.米国春の業務用AM機器展、ASI05(3月3−5日、シカゴ)は、昨年までのラスベガスから、メーカーの多いシカゴに11年ぶりに会場を移したこともあり、出展規模は12%増えたが、西海岸からの来場者が予想通り少なく、登録入場者は14%も減少した。主催者のAAMAが前日に、グランドプロダクツ社とスターンピンボール社の工場見学を用意したことは、好評だった。展示会場はホテル地下の二フロア、三ヵ所に分かれており、英国ATEIで披露された新ゲームが紹介された。日系の主な出展社はセガアミューズメントUSA社とナムコアメリカ社で、前者はサミーUSA社の製品も統合出展した。AAMAは06年3月もシカゴで開催することを決めた。
4.米国シカゴの科学産業博物館で3月4日から9月5日まで、TVゲームの歴史、文化、未来を考える特別展「ゲームオン」が開催されている。これは数年前に英国で生まれ、人気を博した特別展を初めて米国で公開するもの。昨年夏に東京の国立科学博物館で開かれた「テレビゲームとデジタル科学」と異なり、スティーブ・ラッセルの「スペースウォー!」やアタリ社「ポン」をはじめ、「スペースインベーダー」、「パックマン」など、歴史的なTVゲームを百タイトル以上実際にプレイできるのが大きな特徴で、約12機種の業務用を実物出品するほか、20以上の業務用をエミュレーター「MAME」でプレイできるようにし、また家庭用についてはそれぞれハードウェアごとに記念碑的なタイトルを揃えている。
5.15分100円で会員制ゲーム場「JJクラブ100」を展開しているネクストジャパンは3月15日、04年1月中間決算を発表した。売上高は前年比41.8%増の3,344百万円、経常利益は100.7%増の303百万円、中間利益は269.4%増の147百万円の大幅増収増益だった。04年7月末に43店だった店舗(直営9とフランチャイズ34)が、05年1月末で52店(10と42)と増加してきたためで、会員数と来店客数を大きく伸ばし、売り上げ増につなげたことになる。同社は国内で300店へ、さらに増やしていく予定。なお3月3日には中国で上海店をオープンしており、初の海外進出も果たした。
6.バンプレストは3月17日、子会社のバンウェーブ(本社東京、吉川昌之社長)とバンポケット(本社大阪、森貫雅人社長)を4月1日付でバンウェーブとして合併したうえで、バンプレスト販売に社名変更することを明らかにした。景品販売の集約化を図るもので、プライズ景品はすべてバンプレスト販売を通じて販売されることになる。バンプレストでは同時に、アミューズメント本部(吉田昌稔本部長)の新設を含める機構改革、人事異動も発表した。また06年3月から3年間の中期経営計画も発表、アミューズメント事業ではキャラクターを生かしたゲーム開発、景品事業、施設運営に力を入れ、主力事業にするとしている。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。
|