| |||||||||||
英国のセガ・アミューズメント・ヨーロッパ社はファミリー向けゲーム場2ヵ所を開設した。台湾の遊技場規制を検討している立法院議員がAMショーを訪れた。カプコンの株式が大証2部に上場された。任天堂の山内溥社長は「ファミコンスペースワールド93」に伴う講演で、業務用に興味を持っていないと断言した。カプコンは家庭用「ストリートファイターUターボ」で全国的なゲーム大会を開催した。(1993年10月15日号)。
マイルスター社/コナミのTVゲーム機「Qバート」などを無断コピーしていたTWTの河西秀孝社長ら6名を、埼玉県警は著作権法違反で逮捕した。JAMMAは他の被害者の了解を取り付けるなど、コピーヤーとの和解についての指針を明らかにした。シネマトロニクス社「ドラゴンズレア」のヒットに伴い、米国でLDゲーム機がブームになってきた。(1983年10月15日号)。 Copyright ©Amusement Press Inc. 2003 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。 1.ナムコは10月8日、9月中間期と通期連結業績予想を大幅に上方修正した。修正後の中間期連結売上高は当初予想を約12%上回る837億円、経常利益は2.6倍の78億円、中間利益は2.1倍の32億円。同様に04年3月期連結売上高は6%上回る1,746億円、経常利益は34%上回る143億円、最終利益は14%上回る66億円が見込まれている。前年比では中間利益が150%増、最終利益が60%増になる勢いだ。中間期では8月北米向けに発売した「ソウルキャリバー U」を中心に家庭用ゲームソフトが伸ばし、業務用ゲーム機販売と国内のゲーム場運営も順調で、米国子会社の投資に関わる特別損失10億円を計上しても利益が計画を上回ることになった。通期も同様に進むが、不安定要素の多い家庭用分野で新製品発売が多くあるものの、業務用で「ドラゴンクロニクル」の受注状況が好調なので、上方修正した。 2.任天堂は10月3日、9月中間期と通期連結業績を大幅に下方修正し、1962年の株式上場以来初の中間期赤字になることを明らかにしたが、通期では黒字を維持する見込みだ。修正後の中間期連結売上高は前回予想を200億円下回る2,100億円で、経常損失は70億円、中間損失は30億円と赤字になる見込み。「GC」販売の伸び悩みがあるが、資産に多額の外貨預金を持っており、1ドル120円から111円に対ドル相場が上がったのに伴い、約400億円の為替差損が生じたのが大きな理由。04年3月期予想では為替レートも修正し、連結売上高は前回予想と同じ5,500億円だが、経常利益950億円(5月の前回予想では1,100億円)、最終利益600億円(650億円)と修正した。任天堂は「GC」価格を米国では9月25日に99ドルに値下げしており、日本でも10月17日から1万4千円に値下げすることになった。 3.南海電鉄が大阪・難波の再開発事業を進め、このほど完成した複合商業施設「なんばパークス」の10月7日オープンに伴い、その7階部分にナムコと南海電鉄の共同事業として作り上げたフードテーマパーク「大阪ヌードルシティ〜浪花麺だらけ〜」(1,270u)も営業を開始した。「瓦そば」や「カレーうどん」などの麺の珍しさとうまさで堪能させる、日本各地から選りすぐりのご当地麺10店舗と、持ち帰り用ご当地麺を数百種類集めたミュージアムショップで構成されており、1食千円以下で満足できるのが強みとなっている。パークは入場無料で、客席は265席ある。初年度150万人の入場、14億円の売り上げを見込んでいる。ナムコのチームナンジャが開発し、運営するフードテーマパークはこれで6ヵ所となる。2日には先行内覧会が催され、南海電鉄の山中諄社長とナムコの木九四郎社長ががっちり握手をする場面もあった。 4.イオンファンタジーは10月2日、8月中間期単独決算を発表。売上高は前年比16.3%増の11,162百万円、経常利益は7.6%増の1,060百万円、中間利益は6.3%増の565百万円と増収増益だったが、利益は2桁台だった前年までの伸びがなくなった。中間期では直営12店を増やして直営166店(ほかにフランチャイズ16店)としたほか、既存3店の改装を実施した。佐野新都市店など新規の4店ではファーストフードと共同出店し、また「モーリーファンタジーファンクラブ」をスタートするなどキャラクタービジネスへの取り組みを開始した。9月末にオープンした津田沼店ではイベントステージ、音楽ロボット、物販ショップを導入しており、これを次世代業態店と位置づけ拡大する方針だ。04年2月期の業績予想は変更していない。 5.米国ラスベガスのストラトスフィアタワー(高さ約330m)の上には、すでに「ビッグショット」(S&S社製「スペースショット」)とS&MC社のローラーコースター「ハイローラー」があるが、さらに「スカイスケーター・エキスクリーム」が完成、10月30日に営業運転を開始することになった。これはインタラクティブライド社の製品で、短いコースターコースがシーソーのように上下動し、それに伴って座席部分が端から端へと前後進するもの。物理的にはさほどのスリルを与えることはないが、300m以上の展望台でタワーの外に向かって前進することになり、真下には地上が見えることから、心理的なスリルが大きいと期待されている。座席は8人用。同タワーではこの計画を「プロジェクトX スカイ」と名付けていた。ネバダ州最高裁判所で審査が行なわれているが、予定通りオープンする見込みとなっている。 6.セガ社のホラーTVガンゲーム「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」を元にした実写版劇場映画「ハウス・オブ・ザ・デッド」がハリウッドで完成し、10月10日から全米約1300の映画館で上映されることになった。同ゲームは業務用CGガンゲームとして初め97年3月に出荷され、98年11月に「同2」、02年12月に「同3」と人気が引き継がれた。映画は大学生グループが無人島に遊びに行くが、そこはゾンビの巣窟であり、逃げこんだ小屋を舞台にサバイバル戦が繰り広げられるというもので、マインドファイア社などが制作した。セガ社の開発子会社、ワウの中川力也社長もゾンビのひとりとなって出演しているとのことで、ハローウィンシーズンの話題作として注目されることになった。日本での上映は未定。 7.米国の遊園施設メーカー、ウィズダム・インダストリーズ社(本社コロラド州スターリンスターリング)の創業者兼オーナー社長、ジェリー・ウィズダム氏が9月24日、ガンによる合併症のため72歳で死去。葬儀は29日に行なわれた。1972年に遊園施設の製造工場を作り、それ以来同社は2千台以上の小型の遊園施設(うち7百台は小型ローラーコースター)を製造してきた。ウィズダム社は70年代に小型の映像シミュレーター「アストロライナー」を製造、ヒットさせたことでも知られている。同族企業であり、息子のビクター・ウィズダムを中心にした一家が業務を継続していくもようだ。 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。
|