TVゲームソフトウェア1位はセガ社のCG格闘ゲーム「バーチャファイター 4」、完成品タイプではナムコの太鼓叩き音楽ゲーム機「太鼓の達人 2」
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米国タームワーナー社は、テーマパーク経営の米国シックスフラッグス社の経営権を取得した。セガ社賀詞交換会で中山隼夫社長は、株価値上がり率など日本一となったが、ビデオゲームの可能性は大きくさらに業績を伸ばしたいと語った。セが社の小形武徳常務は各地で業者懇談会を開いた。オリエンタルランドの森光明社長が心筋梗塞で急死し、高橋政知会長が兼務することになった。(1992年3月1日号)。
NAOは初のNAOショーで原則的に入場料制を採用、会員だけ無料にするシステムとすることにした。米国ミッドウェー社から「ミズ・パックマン」が発売になった。フィリピンでTVゲームを全面禁止する大統領布告が施行された。本紙主催の欧州視察旅行に26名が参加、西独シャウステラー、英国ATE、西独IMAを視察した。(1982年3月1日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1.セガ社は1月30日、5つのゲーム場運営子会社をひとつの子会社に統合すると発表した。地域密着型運営などを目的に2000年10月セガ社から分社化したばかりだが、市場変化に対応できるよう統合する。このためまず子会社、セガ・アミューズメント東京を1月15日付けでセガ・アミューズメントに改称しており、4月1日付けでセガ・アミューズメント東日本、同東海、同関西、同西日本の四社を吸収合併する予定。ゲーム場運営は市場が縮小傾向にあるが、セガ社では既存店での売上高が前年比1%減程度で堅調な上、昨年9月以降は増加に転じているとしている。このためセガ社に施設開発本部を新設することも考えているとしている。
2.潟Cオン・ファンタジー(本社千葉、辻善則社長)の株式が2月13日、ジャスダックに上場されることになった。ジャスコ(2001年8月イオンに改称)のアミューズメント事業部をもとに97年2月に子会社として設立されたSCロケオペレーター会社。現在全国で131店を運営しており、うち「8号」の風俗営業の許可を受けたのは28%にあたる37店。業績は順調に伸ばしており01年2月期の売上高は前年同期比16.1%増の15,550百万円、経常利益は4.8%増の1,233百万円、当期利益は33.2%増の654百万円。98.1%の株式をイオングループで所有してきた。上場に伴い50万株を公募発行する。
3.潟Tンセイブ・エンターテイメント(静岡市桃園町、野原利昭社長)が1月30日、東京地裁に民事再手続き開始を申請した。負債約70億円。64年創業、69年11月設立の静岡西部リースが、74年に西部リース、94年にサンセイブに社名変更したもので、ゲーム場、カラオケルームなどピーク時140店を運営する中堅オペレーターとして発展したが、最近では32店まで減らしていた。82年から家庭用ゲームソフト開発にも進出したが、撤退した。同社事業は前社長の曽我栄蔵氏が伸ばし、株式公開を目指していたが、借入金負担などが大きく、ついに経営破綻した。曽我栄蔵氏は昨年11月に病死した。
4.AOUは1月29日、財政基盤整備を目的にした会費値上げの試案を会員である地方のオペレーター協会に送付した。これは地方協会からその会員数に応じて会費を徴収する方式だったのを、地方協会の会員からAOUが直接徴収する方式に切り替えるもので、試案によると展示会(AOUエキスポ)収入がなくなった場合AOU運営に6,500万円、地方協会への分配金に3,000万円の計9,500万円が必要だとしている。このため大手3社から4,000万円を、残り5,500万円をそれ以外のオペレータから徴收する。AOUではこれまでの地方協会別会費徴収額などを示していないため比較できないが、地方協会の運営費は大きく不足すると予想される。具体的な経過説明がないためこの値上げ案は分かり難いが、AOUでは3月末までに地方協会で検討するよう求めている。
5.セガ社グループの新春賀詞交換会が1月23日に開かれ、講演会で佐藤秀樹社長は技術開発力とソフト財産を生かして世界一のコンテンツプロバイダーになる、という同社の目標について語った。また香山哲COOはセガ社の構造改革について語ったが、その中でインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業を縮小していると述べた。具体的には、米国のセガドットコム社は12月にチャプターイレブンを申請、ヨーロッパのドリームアリーナ社も清算手続きに入っているとのこと。国内ではCSKと持ち合ってきたイサオの株式を手放し、他の大手ISPを使っていくことになるとしている。永井明専務は、「ワールドクラブ・チャンピオン・フットボール」など業務用新ゲームを用意していると述べた。
6.米国ジョージア州でリデムプションゲームを装ったTVゲーミング機による賭博犯が多いことから、これらのゲーミング機を禁じる州法が昨年9月に制定されたが、州上級裁判所はこの州法の施行を禁じる判決を1月14日に出した。州法自体が曖昧で大雑把過ぎ、デュープロセスに反するというのがその理由だ。同州ではリデムプションゲームが容認されており、スキルを要するゲームに限り1ゲーム5ドル以下の景品を提供できるが、スキルでなく偶然性に依拠するゲーミング機を設置し、しかも現金を払い出すという賭博営業が氾濫したため、州法でTVポーカー、エイトライン、ブラックジャック、キノの4種類のTVゲーミング機の使用を禁止したもの。
7.米国ウォルトディズニー社は1月31日、第1・四半期(10‐12月期)決算を発表、減収増益としたが、同時テロの影響を受け実質55%の減益となった。部門別ではパーク&リゾーツの売上高が前年同期比17%減の1,433百万ドル、営業利益が51%減の187百万ドルだった。ディズニーワールドへの客が減ったのと、西海岸の新パーク「カリフォルニアアドベンチャー」の償却費用がかかっているため。なお同社が37%所有するユーロディズニー社では3月16日、ディズニーランド・パリに隣接する新パーク「ウォルトディズニー・スタジオパーク」をオープンする予定。
8.「ゲームマシン」チャートから。TVゲームソフトウェア部門……1位はセガ社のCG格闘ゲーム「バーチャファイター 4」(10回目)、2位はカプコン/バンプレストの「機動戦士ガンダム 連邦vsジオン DX」。 TVゲーム完成品部門……1位はナムコの太鼓叩き音楽ゲーム機「太鼓の達人 2」(8回目)、2位はセガ社の「ルパン三世・ザ・シューティング」。 TVゲーム機以外のアーケードゲーム機部門……1位は日立ソフトウェア/セガ社の写真シール機「衝撃美写」(3回目)、2位はアトラスの「やまとなでしこ」。
業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
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