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【ニユースダイジェスト】

　１. 改正建築基準法が６月１日施行されたのに伴い、遊園施設関係の改正施行令、建設省告示が同日公布、施行された。告示ではこれまで鉄筋・鉄骨、コンクリートなどに限られていた主要構造に、摩擦などの恐れのない部分については繊維強化プラスチックや木が使えることになった。またコースターの定常速度は時速７５ｋｍが１００ｋｍに、観覧車の速度は分速１３ｍが４０ｍにそれぞれ引き上げられるなど全体に規制緩和された。

　２. アルゼの子会社のうち、ゲーム場経営とメダルゲーム機のシグマ、パチンコ店設計デザインの環デザイン、コンピューター関連商品のテクニカルマネージメントが、１０月１日付けで合併することになった。うち後の２社は９８年１２月にアルゼの子会社となり、シグマは今年２月に子会社となった。合併のための株主総会は８月２５日に開催される。合併によりＡＭ施設関連総合企業となり、営業力を強化、経営の効率化を向上させ、投資を受けやすくするとしている。合併後の社名、代表者は未定。

　３. 米国携帯電話大手のモトローラ社とセガ社は６月５日、ネット対応携帯電話向けの画像処理技術に関して戦略的提携を行なったと発表した。この提携に基づき両社は次世代移動通信機器用開発ツール「Ｊ２ＭＥ」に対応するアプリケーションを開発、搭載する。これにより、携帯電話をゲーム機として使用することが可能になり、米国での市場開拓に威力を発揮するという。セガ社はゲーム以外に携帯電話ビジネスという新事業を開始したことになる。

　４. ＳＮＫは今年３月期決算で、関係会社の解散、資産の見直しなどで１２４億円の特別損失を計上、８５億円の大幅赤字となった。売上高は９．６％減の３０，４８３百万円、経常損失は３，５５３百万円だった。業務用は後退し、「ＮＧＰ」など家庭用とゲーム場収入は伸ばしたが、米国家庭用はこれを機に撤退することになった。国内の開発子会社、夢工房、ザウルスは３月に解散しており、米国家庭用のＳＮＫオブ・アメリカ社は解散する。ＳＮＫは今期からパチンコ／パチスロ機開発、販売を開始する。

　５. 任天堂の連結決算では、売上高が前年比７．４％減の５３０，６６５百万円、経常利益が３４．５％減の１０８，３３８百万円、最終利益が３４．７％減の５６，０６１百万円となった。「Ｎ６４」、「ＧＢ」のハード・ソフト売上高４，７６９億円のうち海外での売上高は３，７２４百万円で、海外比率はとても高い。「Ｎ６４」ソフトではマスクＲＯＭの供給難から思うように伸ばせなかった。「ＧＢ」ではポケットモンスターシリーズが伸ばした。

　６. ナムコは６月中旬、４ヵ所で新作展を開催、ＣＧドライブゲーム機「カートデュエル」（ＳＤ／ＤＸ）、「ミスタードリラー ２」、音楽ゲーム機「テクノヴェルク」、プライズ機「大漁太鼓三三七拍子」などを披露した。うち「カートデュエル」は実物そっくりの低い視点での画面構成で、サーキットを周回するというもの。ＳＤ型では座席が固定しているが、ＤＸ型ではカート部分が左右へ水平回転する。ナムコはＣＧサッカーゲーム「ワールドキックス」の基板販売も紹介した。

　７. 米国カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートで、第２パーク「カリフォルニアアドベンチャー」が建設中だが、２００１年２月８日にオープンすることが決まった。これに先立ち「グランドカリフォルニアホテル」は１月２日に、「ダウンタウンデイズニー」は１月１２日にオープンする予定。ディズニーランドディズニーの年間入園者数は約１３００万人だが、来年からは７００万人ほど増加すると予想されている。

　８. 「ゲームマシン」チャートから。ＴＶゲームソフトウェア部門……１位はカプコンの格闘ゲーム「マーヴルｖｓカプコン ２」（７回目）、２位はセガ社「バーチャストライカー２バージョン２０００」。ＴＶゲーム完成品部門……１位はセガ社のＣＧ競走馬育成ゲーム「ダービーオーナーズクラブ」（７回目）、２位はナムコ「ゴルゴ１３」。ＴＶゲーム機以外のアーケードゲーム機部門……１位オムロンの写真シール機「ピュアショット」(３回目)、２位はメイクソフトウェア「フォト＆シール・キララ」。

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