TVゲームソフトウェア1位はセガ社「バーチャストライカー2ver.99」、完成品タイプではコナミ「ダンスダンスレボリューション」。
3月1−2日、新宿で開かれたAOUエキスポに36社が出展、2日間で公称13,500人が入場した。4月1日から実施される消費税は、プレイヤーに転嫁できないからと言って還付するわけには行かない、と大蔵省の担当官は語った(1989年3月15日号)。
全日本遊園協会(JAA)の新会長にトーゴの山田俊夫社長を選任した。長年会長を務めた遠藤嘉一日本娯楽機社長は初の名誉会長となった。インベーダーゲームなどテーブル型TVゲーム機の普及に伴い非行化防止などが国会で論議されるに至った(1979年3月15日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1. フリッパー分野はこのところ世界的な退潮傾向にあるが、米国ウィリアムズ社はTVモニターとハーフミラーで映像をプレイフィールド上部にミックスさせた画期的なフリッパー「ピンボール2000」を開発。第1作として「リベンジ・フロム・マーズ」を、まず英国ATEIで披露、AOUではタイトーの小間で紹介された。ゲームタイトルはソフトウェアとプレイフィールドなどを交換することで変えることができる。米国ミッドウェーゲームズ社から3月にも出荷される予定。
2. 英国の射倖遊技機展、ATEI(アミューズメント・トレーズ・エキシビション・インターナショナル)が付属のICE、LPASとともに米国オフィシャル・インフォメーション社(TOIC)に買い取られることになった。ATEIは英国の業者団体BACTAが実質的に主催する展示会。TOIC社はこれまで、賭博機展「ワールドゲーミングエキスポ」、業界紙「IGBE」、「インターゲーム」などを次々に買収している。
3. 中国・広東省の広州市工商行政管理局(AIC)は1月22日、「キング・オブ・ファイター98」などSNK「ネオジオ」用ゲームソフトのコピー品を販売していた4業者を摘発した。調べを受けたのは飛達遊戯、達成遊戯機、広発電子、群英電子で、無断コピー品など66個が押収された。SNKが商標権侵害でAICに行政処分の申請をしていたもので、広州市では98年6月、12月に続く3回目の摘発となった。
4. セガ社は日本航空の協力を得て、本格的なCGフライトシミュレーションゲーム機「エアラインパイロット」を開発、AOUエキスポで披露した。プレイヤーはJALのパイロットになって指示に従ってジャンボ機を操縦し、羽田空港を離陸、東京上空を飛行して再び羽田空港に着陸するというもの。実際の操縦に近い本格的な操作が求められる。3画面のDXタイプ、1画面のSDタイプがあり、3月下旬にも出荷される。
5. 米国ウォルトディズニー社は1月27日、第1・四半期(12月までの3ヶ月)決算を発表、連続して3回の四半期で減益となった。しかしこれはアニメ映画などで制作費などコストが高騰しているためで、テーマパーク分野ではいぜん好調となっている。なお同社が39%所有するユーロディズニー社は、ディズニーランド・パリが10周年を迎える2002年に、第2パークを開業するとの計画を明らかにした。
6. 98年11月に店頭登録したシグマは2月22日、99年3月期業績を下方修正した。予想修正後の売上高は前年比3.0%減の23,013百万円、当期利益は7.1%減の523百万円。同社によると、オペレーション収入は前年比4.5%減の17,560百万円と見込まれている。「GFアクアライン」を除く直営店で、メダルゲームが4.8%にとどまっているものの、アーケードゲームが7.4%も下落している。海外へのゲーミング機の輸出は倍増となっている。
7. ナムコの都市型テーマパーク「ワンダーエッグ」は期限付きの営業となっているが、さらに延長し2000年12月31日まで営業することになった。同園は92年2月に開業、94年7月「たまご帝国」を追加した。96年4月までの予定だったが、グレードアップして99年2月まで延長し、このほど再度延長が決まったもの。正式には「ワンダーエッグ3」となる。ナムコには96年7月開業の「ナンジャタウン」もあり、いずれも好評。
8. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はセガ社のCGサッカーゲーム「バーチャストライカー2 ver.99」(2回目)、2位はカプコンの「ジョジョの奇妙な冒険」。
TVゲーム・完成品部門……1位はコナミのダンスシミュレーションゲーム「ダンスダンスレボリューション」(7回目)、2位はコナミの「ビートマニア・コンプリートミックス」。
TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門……1位はアトラスの写真シール機「スーパープリクラ21」(初めて)、2位はトーワジャパンの「ストリートスナップ」。
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