TVゲームソフトウェア1位はSNK「ザ・キング・オブ・ファイターズ98」、完成品タイプではコナミ「ビートマニア・セカンドミックス」。
日本のTVゲーム機メーカーの社名商標を、韓国で無断でコピーヤーが商標登録していた事件で、コナミは無断商標の無効審判を勝ち取った。アスキー、カプコン、タイトーも手続きを進めている(1988年9月15日号)。
アイピーエム梶i後にアイレムと改称)は同社TVゲーム機「テーブルブロック」製造部門のナナオ工場に、販売業者ら40名を招待、製造ラインなどを披露した(1978年9月15日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1. ナムコの米国オペレーション子会社、ナムコ・サイバーテインメント社(NC、本社イリノイ州ベンセンビル、ケビン・ヘイズ社長)は経営再構築のため、1月から連邦破産法第11条(チャプターイレブン)の手続を進めてきたが、8月21日に手続きを完了した。負債は全額支払った。NC社の主なロケーションであるショッピングモールの賃貸料値下げを目的とする手続きで、交渉の結果大幅値下げに成功した。NC社は米国最大のAM機オペレーター会社で、現在直営ゲーム場333店、レベ ニューシェア191店を運営している。
2. 米国財務省はこのほど、新1ドル硬貨のデザインに女性インディアン、サカジャウィア(1786−1812)の肖像を採用することになったことを明らかにした。
硬貨のもう一方はイーグル(米国国章)となる予定。サカジャウィアはルイス・クラーク探検隊に随行し、各地のインディアンの警戒心を解いたりして、探検隊が無事1806年太平洋岸に到達することができたことに貢献した。別名「バードウーマン」として米国国民に親しまれている。
3. 改正新風営法の施行令が8月14日に公布された。うち風俗営業が午前1時ま で営業できることとなる「特別な事情のある地域」の基準は、1ku以内に風俗営業店と深夜酒類提供飲食店と興行場が約300ヶ所あり、しかも住居地域に隣接していない地域、となった。具体的には都道府県の施行条例で指定されることになるが、この基準に添った形でしか指定できないため、結果として全国でもわずかな地域のみが指定されるもよう。風俗営業となっているゲーム場は多いが、風俗営業でないゲーム場もありそこでは24時間自由に営業できる。
4. JAMMAは7月15日の理事会で、これまで14あった部会・委員会を7部会に再編するという正副会長提案を承認した。この提案には、業界紙などプレスの傍聴取材を禁止し、理事会終了後に調査・情報部会長がプレス発表することに代えることも含まれている。しかしなぜ、これまで何の問題もなく行なわれてきたプレスの傍聴取材が禁止されることになるのか、などは一切明らかではない。中山隼雄会長によると、次回の理事会でこれらは改めて議題になる予定。なお上海での海外AMショー出展予定社リストから削除されたはずの華立電子は、同協会のホームページに相変わらず掲げられているのもおかしい。
5. アルゼ梶i本社東京、岡田和生社長)の株式が9月1日店頭公開された。69年 設立のユニバーサルリースが潟ニバーサルに社名変更し、ユニバーサル販売、ユニバーサルテクノスを分離した後、98年4月までにアルゼとして再び統合したもの。84年頃まではアミューズメントのTVゲーム機メーカーとして活躍した。80年以後はパチスロメーカーとして発展、今や最大手になっている。米国にスロットマシンなどギャンブル機メーカー、ユニバーサル・ディストリビューション・オブ・ネバダ社があるが、これは岡田氏が100%所有しており、将来アルゼの子会社となる。
6. セガ社は8月4日、東京都大田区の産業プラザで新作展を開催、TVゲーム機「スパイクアウト」、「ザ・オーシャンハンター」など披露した。「スパイクアウ
ト」は4人まで同時参加でき、協力プレイでギャングらを次々と倒しながら、次へと進むもの。大阪でも新作展を開催した。9月のAMショーではさらに「スターウォーズ・トリロジー・アーケード」、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド
2」、「ダートデビルズ」などの新作を紹介する予定。
7. 本紙9月15日号ではAMショー特集号として、各社のショー出品予定機種などを網羅した。上記セガ社以外では、アタリゲームズ社/ミッドウェーゲームズ社が「サイト4」、「3Dガントレット」、「ベイパーTRX」など、SNKが「サムライスピリッツ2アスラ斬魔伝」、「ショックトルーパーズ・セカンドスカッド」など、カプコンが「超鋼戦紀キカイオー」など、コナミが「ビートマニア・サードミックス」、「ダンスダンスレボリューション」、「エヴルナイト」など、タイトーがGネットソフト「カオスヒート」、「レイクライシス」、「オペレーションタイガー」など、ナムコがプレイヤーの顔写真撮り込みの「レースオン!」、「ガンメンウォーズ」などそれぞれ披露する。
8. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はSNKネオジオの格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ98」(2回目)、2位
はカプコン「ストリートファイター・ゼロ3」。 TVゲーム・完成品部門……1位はコナミのDJシミュレーションゲーム「ビートマニア・セカンドミックス」(8回目)、2位はナムコ「タイムクライシス
2」。 TVゲーム機以外のアーケードゲーム機部門……1位はトーワジャパンの写真シール機「ストリートスナップ」(6 回目)、2位はアトラス「スーパープリクラ」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
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