TVゲームソフトウェア1位はセガ社「バーチャストライカー 2」、完成品タイプはコナミ「ビートマニア・セカンドミックス」 。
東京・稲城市のよみうりランドで世界最大級のローラーコースター「バンディッド」が完成、営業運転を開始した。トーゴ製で、委託を受けトーゴが運営する(1988 年5月15日号)。
米国エキシディ社のTVゲーム機「デスレース」が青少年に悪影響を及ぼすとして、青少年育成国民会議などが全日本遊園協会に対し同ゲームの撤去を申し入れた(1978年5月15日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1. コナミの上月景正社長が4月11日、大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市、南茂夫学長)から名誉博士の学位を贈られた。上月氏が92年以来同大学の理事を務め、昨年から客員教授として特別講義「起業家の夢」など行っており、また82年設立の上月教育財団による教育界への貢献も大きいことから決めたもの。上月氏は同大学付属高校のOBでもある。同大学での名誉博士は初めてとなる。上月氏は喜びのコメントを発表している。
2. 経費で落とせる「少額資産」の限度額は20万円だったが、4月1日から再び10万円に引き下げられた。3月31日付けで法人税法施行令と所得税法施行令の一部改正が行なわれ、4月1日に施行されたため。「少額資産」の限度額はかつて10万円だったのが、消費税導入実施による消費の落ち込みを防ぐため89年4月に20万円に引き上げていた。3月末決算の法人は即実施となり、それ以外の法人では事業年度の始まりにともない実施され、個人では99年1月から実施される。なお限度額以上の資産については耐用年数に応じて減価償却が行われる。
3. 警察庁は97年12月末現在の「風俗営業等の現状と風俗関係事犯の取り締まり状況」を発表した。それによると「ゲームセンター等」は新風営法施行の86年をピークに減少を続けているものの、専業化、大型化が進んでいるとしている。営業所数は前年比7.4%現の16,790店、設置台数は0.5%増の501,080台となっている。TVポーカーなどの遊技機を使った賭博犯で検挙されたのは4.2%増の262件あり、1,662人が検挙され、1,492台が証拠品として押収されている。
4. セガ社は4月9日、業界紙向けに「ダイナマイト刑事 2」を発表した。第1AM研究開発部が催したもので、販売関係は関わっていない。前作「ダイナマイト刑事」(海外機種名は「ダイハードアーケード」。96年7月以来約10,000台出荷した)はST−V基板だったが、「2」はCG基板のモデル2を使用し、グラフィックを向上させ、マルチ視点を採り入れるなどパワーアップした。5月下旬出荷予定だが、価格などは未定。
5. イタリアの春のAM機展、ENADA(3月12−15日、リミニ)は10周年を迎え、これまでの最大規模となった。イタリアではスロットマシンなどギャンブル機が禁止されているが、95年10月にリデムプションゲームが合法化されたのに伴い、AWP機(欧州にあるスロットマシンタイプの射幸遊技機)などゲーミング機進入の脅威にさらされ、警察はこれら違法なゲーミング機の取り締まりに追われている。業界自体はTVゲーム機などAMゲームが盛んで需要を伸ばす傾向にある。
6. 映像シミュレーター大手の米国アイワークス社とショースキャン社が合併することで昨年合意し、手続きを進めてきたが、3月30日に開かれたアイワークス社の株主総会で合併承認が否決され、両社の合併はなくなった。ショースキャン社に対し譲歩しすぎだとして、アイワークス社の大株主、ハートランド社が合併反対を明らかにしたのが原因。競合相手のライドフィルム社もこの合併に反対する訴訟を提出していた。
7. 米国WMSインダストリーズ社は子会社だったミッドウェーゲームズ社のスピンオフ(分割)手続きが完了したと発表した。3月末の株主に対し1.2の割合でミッドウェー社の株式を交付したもので、両社はいずれもニューヨーク株式市場(NYSE)上場会社。スピンオフに伴いニール・ニカストロ氏はWMS社社長を退任、ミッドウェー社の社長に専念し、父親のルー・ニカストロ氏が再びWMS社の社長として復帰した。
8. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はセガ社のCGサッカーゲーム「バーチャストライカー 2」(6回目)、2位はSNK「リアルバウト飢狼伝説
2」。 TVゲーム・完成品部門……1位はコナミのDJシミュレーションゲーム「ビートマニア・セカンドミックス」(初登場)、2位はセガ社「電脳戦機バーチャロン
OT」。 TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門……1位はコナミの写真シール機「プリプリキャンバス」(11回目)、2位はアイマックス/ジャレコ「なんでもシール委員会」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
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