TVゲームソフトウェア1位はタイトー「きらめきスターロード」、完成品はナムコ「ファイナルハロン」。
米国AMOAエキスポ87(シカゴ)で、日本製TVゲーム機などいぜん市場は活発に展開(1987年12月1日号)。
全日本遊園協会(JAA)のオペレーター部会、少年のメダルゲーム禁止を受け「併設運営基準」案(1977年12月1日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1. JAMMA主催の第2回アジアアミューズメントマシンショー(AAMS)は11月14−16日、シンガポールで開催され、現地業者2社を含む24社が出展したが、3日間とも入場無料のフリープレイで一般に公開したため、訪れる業者の少ないものとなった。事務局によると、入場者は業界と無関係な者を含めた「ビジネス」が700人(前回は2,323人)と大幅に減少し、一般プレイヤーは14,940人(7,876人)と倍増した。一般公開するのは業者だけだと人数が少ないから、と説明されている。しかしここに来た業者は、「なぜ一般客を入れるのか」と不満をぶつけていた。次回予定は未定だが、JAMMAはAAMSを継続する構えだ。
2. JAMMAは10月14日の理事会で、いわゆる類似品問題について「C&C憲章」を採択して決着した。また来年のAMショーを9月17−20日、東京ビッグサイトで開催することを内定した。これは東京ビッグサイトのほうで予約が一杯のため、思うような日程で借りることができないことによる。JAMMAはやっと1年後の予定を立てるというペースで進めているからだ。大変まずいことに、米国AMOAエキスポ98は早くから9月17−19日開催を決めており、日米業界間の新たな問題として火種になる可能性が出てきた。
3. アトラスはこのほど、「プリント倶楽部」を米国で展開するため、子会社のアトラス・ドリーム・エンタテインメント社(カリフォルニア州アーバイン、桜井大三郎社長=セガ社常務)を設立、10−12月に2,500台、98年1−3月に2,500台出荷すると発表した。子会社の出資比率はアトラス63%、セガ社20%、伊藤忠商事15%、セゾングループ2%となっている。またアトラスは、米国で画像合成の特許を持つイメージウェア・ソフトウェア社(サンディエゴ)と提携、25%の大株主になるとともに特許の独占的使用権を得た。
4. ナムコの欧州子会社、ナムコ・オペレーションズ・ヨーロッパ社(ロンドン)は複合娯楽施設「ナムコステーション」を展開することになり、その第1号店を8月28日にロンドンのカウンティホールでオープンした。このカウンティホールはテームズ川沿い、ビッグベンの斜め向かいにあり、82年までロンドン市庁舎として使われてきた建物。再開発が進められており、その一角に「ナムコステーション・カウンティホール」(3,250u)が出来たもの。ゲーム場、ボーリング場、
ビリヤード場、バーなどで構成されている。「ナムコステーション」は今後3年間で欧州に20店開設する予定。
5. 「エレクトロニクスショー」(10月6−10日、幕張メッセ)に三洋電機AVシステムが、立体映像の占い機「3Dタロット占い」(アップライトの業務用)を初めて出品した。これは10インチタイプのレンチキュラー方式ディスプレイを使用するもので、立体映像を見ながら操作し、占いを楽しむ。試験的に設置しているが、まだ販売計画などは明らかではない。同ショーは今回、DVDプレーヤーとプラズマディスプレイの技術を紹介するという性格が強く、今一つ盛り上がりに欠けた。
6. 半導体ベンチャーの潟潟Aルビジョン(本社横浜、杉山尚志社長)はこのほど、CG専用LSI「GA300」を開発、98年1月からサンプル出荷すると発表した。「GA300」(ジオメトリー・アクセラレーター330万ポリゴン)は、米国3Dfx社の「Voodoo」をレンダリングLSIとして使用することを前提に開発されたもので、低価格で毎秒3.3百万ポリゴンの処理能力がある。業務用、家庭用のCGゲーム機用として売り出したい、としている。
7. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はタイトーのクイズ育成ゲーム「きらめきスターロード」(前回8位、1位になったのは初めて)、2位はセガ社「バーチャストライカー
2」。TVゲーム・完成品部門……1位はナムコのCG騎乗ゲーム「ファイナルハロン」(7回目)、2位はセガ社「ハウス・オブ・ザ・デッド」。TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門……1位はコナミのシール自販機「プリプリキャンバス」(3回目)、2位はナムコの「スタアオーディション」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
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