TVゲームソフトウェア1位はナムコ「鉄拳 3」、完成品はナムコ「ファイナルハロン」。
AMショー開催に伴い、TVゲームの韓国製コピー基板一掃に向けて日米両協会が国際会議(1987年11月15日号)。
AMOAエキスポ77(シカゴ)が、フリッパーブームを背景に出展社数、来場者数など大幅に増加(1977年11月15日号)。
Copyright © Amusement Press Inc. 1997 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。
【ニユースダイジェスト】
1. AOUは10月23日、プライズマシンなどで提供できる景品の上限価格を従来の500円から800円に引き上げることを盛り込んだ自主規制「ゲームセンターにおける景品の取扱いに関する要領」を発表、11月1日から実施した。新風営法以前の90円から、86年に200円、90年に500円へと引き上げられてきたもので、公的文書などはなく根拠に乏しいのは従来どおり。新風営法との矛盾点
などいろいろあるが、一切説明がないのも従来どおりとなっている。発表を受けてJAMMAとNSAはそれぞれ会員に通知したが、NSAではこれまでどおり500円以下とするよう申し合わせている。
2. 北関東のオペレーター、プレビ梶i茨城県日立市、梶格康社長)の株式が12月5日付けで店頭公開されることになった。65年設立の拠外貿易が70年に樺外アソシエーツとなり、93年に現社名に変更したもので、茨城県を中心にSCロケ63、路面店24などゲーム場を経営している。97年3月期の売上高は前年比11.6%増の6,381百万円、経常利益は22.0%増の453百万円、当期利益は137.2%増の306百万円。積極的に大型店を増設したのと、過年度損益修正益など計上したことによる。
3. オリエンタルランドは10月28日、9月中間決算を発表。消費税率引き上げなどによる個人消費の低下と、天候不順により減収減益となり、通期も減収減益になるとの下方修正をした。97年9月中間期の売上高は前年同期比3.6%減の87,980百万円、経常利益は20.7%減の13,669百万円、中間利益は22.1%減の7,523百万円。入園者は4.5%減の8,422,000人にとどまった。修正後の98年3月期の売上高は179,600百万円、経常利益は27,400百万円、当期利益は15,000百万円が見込まれている。
4. 米国AMOAエキスポ97(10月23−25日、アトランタ)は、これまで大きなブースを構えてきたセガ・ゲームワークス社とナムコ・アメリカ社が出展せず、盛り上がりに欠けるものと予想されていたが、それほどひどくはなかった。日本に紹介されていない新TVゲームはアタリゲームス社「ラッシュ・ザ・ロック」
、ガエルコ社「サーフ・プラネット」などいくつか披露された。マイクロマウス社提唱のPCゲームの業務用TVゲーム機化については、業務用のメーカーが参加していないためまるで進展していない。ショーで大きく注目されたのはセガ・ピンボール社のリデムプションゲーム機「アダリーチケット」だった。
5. AMOAエキスポより先に開かれた米国ファンエキスポ97(9月23−26日、ラスベガス)は、ファミリーエンターテイメントセンター(FEC)向けの展示会であるが、これに「プリント倶楽部」などのAM自販機が多数出品された。日本からアトラスが出展したほか、データイーストUSA社が「スタンプ倶楽部」、ナムコ・アメリカ社とフォトベンド社が「ステッカークラブ」、SNKオブ・アメリカ社が「ネオプリント」、米国コナミが「プリプリキャンバス」、フランスのKIS社が「ステッカープレイヤー」などさながらシールプリント機のオンパレードとなった。
6. 台湾の遊技場は、96年4月以後大部分が閉鎖されたままになっていたが、今年9月以降は経済部の「遊技場営業管理条例」により手続きすれば営業を再開できる見通しとなった。これより先の7月に遊技の分類に関する規則が施行されており、「教育的遊技機」(AM機)、「成人用遊技機」(ギャンブル機)、「パチンコ機」に分類され、これらの機械を混ぜてオペレートすることは禁じられている。ギャンブル機とパチンコ機ではクレジットや遊技球をペイアウトができるが、AMゲーム機ではペイアウトが一切禁止されている。日本の風営法よりも進歩的な面もあ
る。
7. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はナムコのCG格闘ゲーム「鉄拳3」(12回目)、2位はセガ社「バーチャストライカー
2」。TVゲーム・完成品部門……1位はナムコのCG騎乗ゲーム「ファイナルハロン」(6回目)、2位はタイトー「電車でGO!」。TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門……1位はコナミのシール自販機「プリプリキャンバス」(2回目
)、2位はナムコの「スタアオーディション」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
|