TVゲームソフトウェア1位はナムコ「鉄拳 3」、完成品タイプではナムコ「ファイナルハロン」。
韓国製コピー基板の不当オファーに対しJAMMAが抗議。韓国政府系KOTRAが謝罪(1987年10月1日号)。
電気用品取締法問題、一歩前進−−担当官招き、JAAがAMショー前に講習会を開催(1977年10月1日号)。
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【ニユースダイジェスト】
1. JAMMAなど主催の今年のAMショーでは、AM自販機が他の分野を圧倒するほど多数出品され、シール、スタンプのほか、見る角度で異なる顔写真となるカード、ジグソーパズルやポストカード式にしたもの、小物に顔写真を焼きつけるもの、などなど多様な出品となったが、ピークは過ぎつつあるとの声も聞かれた。TVゲーム機は、CGゲームが中心で一段と性能が向上した。うちナムコのボート漕ぎゲーム機「ラビットリバー」が関心を集めた。基板タイプは少ないが、格闘ものなどいくつか出品された。全体に今回のショーは低調だった、という感想が多かった。
2. AMショーの来場者数は報道関係を含め、初日が10,739人(前回8,806人)、2日目が再入場の2,373人を含め14,511人(12,955人)、一般公開の2日間が15,006人(前回は1日間で8,453人)。再入場者と一般を除くと前回より18%増の22,877人となった。しかし、初日会場入口で一時間近く並ばされた特別招待客が多数いたことや、通路をふさぐような展示小間の配置があったなど、これまで以上にショー運営上の問題が出てきた。なお入場券は2,000円なので、2日間で約30百万円の入場収入があったことになる。
3. 米国のセガ・ゲームワークス社と日本のセガ社が「ハウス・オブ・ザ・デッド」輸出用キットを米国に輸入したりした米国業者2社を著作権侵害で訴えたのに対して、ワールドワイドビデオ社ら2社は7月末に著作権乱用を理由とする反訴を起こした。米国での日本製TVゲームの並行輸入については、88-95年に問題化して、結局メーカー側は米国以外でキット販売をしている場合米国でも他国並みの形で販売する、と全米オペレーター協会AMOAに対して誓約したのだが、その後もこの問題はくすぶり続けけている。AMOAは再び並行輸入の合法化に動き出している。
4. 8月下旬に発表されたAOUの「ゲームセンターに関する基礎調査」によると、96年末現在のAOU傘下の営業所数は合計24,255、その設置機械台数は618,684台と推計されている(回答率49%)。同時点の警察庁調べと比べると、AOU傘下の許可営業所は全体の39%を占めるに過ぎないが、その他営業所は3,400も多く124.6%と警察庁調べを超えてしまっている。設置台数でもそれぞれ82%、266%となっており不可解な調査結果となった。なお設置台数にはAM自販機が含まれているが、その他の自販機、両替機は含まれていない
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5. 潟Aトラス(本社東京、原野直也社長)の株式が10月7日に店頭公開されることになった。同社は86年4月設立のTVゲームメーカーだが、95年7月発売のAM自販機「プリント倶楽部」、96年12月発売の「同2」がヒットし、業績を急激に伸ばした。97年3月期の売上高は前年比249.4%増の36,494百万円、経常利益は815.8%増の8,726百万円、当期利益は1,602.3%増の3,648百万円。部門別売上高で全体の83.7%を占めるAM自販機関係は前年比390.0%増の30,523百万円となっている。
6. ナムコは8月27日、硬貨作動式「スタアオーディション」を発表した。9月9日発売で、直営ゲーム場400店を含め全国に約1,000台設置する予定。利用料金。1回300円。これまで同社とホリプロ、ニッポン放送が提携して進めてきているスター発掘アトラクションをゲーム場用にしたもので、これまでにアトラクンションで50万人が参加し、実際のオーディションも3回行われ、スターの卵が8人誕生しているので、もっと大規模なスター発掘となる、とナムコでは説明している。
7. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門……1位はナムコのCG格闘ゲーム「鉄拳3」(10回目)、2位はSNKの「キング・オブ・ファイターズ97」。TVゲーム・完成品部門……1位はナムコのCG騎乗ゲーム「ファイナルハロン」(3回目)、2位はセガ社の「ロストワールド」。TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門……1位はアトラス/セガ社の「プリント倶楽部
2」(8回目)、2位はアイマックス/ジャレコの「なんでもシール委員会」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました
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