TVゲームソフトウェア1位はナムコ「鉄拳 3」、完成品タイプではナムコ「ファイナルハロン」。
風営添付書類の医師の診断書偽造事件が発覚した(1987年9月1日号)。
第15回AMショーの会場は、貿易センター東館に変更となった(1977年9月1日号)。
Copyright © Amusement Press Inc. 1997 ゲームマシン、アミューズメントプレス、アミューズメント通信は登録商標です。無断で本紙記事を転載したり、その他アミューズメント通信社の知的所有権を侵害することは違法です。
【ニユースダイジェスト】
1. 岡山県、倉敷市など第3セクターによるテーマパーク「倉敷チボリ公園」が7月18日にオープンした。岡山市の構想から10年、いったんは中止になったものの、第3セクターのチボリ・ジャパン鰍設立して実現したもので、474億円の総事業費をかけ実現した。園内は花と緑、遊園施設とアトラクション、そして文化施設で構成されており、公園の性格を強調したテーマパークとなっている。初年度3百万人、2年目以降2百万人の入園客を見込んでおり、18年後に採算ベースに乗せるとのこと。
2. 大阪・新世界に都市型複合遊園地「フェスティバルゲート」が7月18日にオープンした。東洋、三井、中央、日本の四信託銀行の連合体が大阪市の車庫跡地24,000uに土地信託事業として建設してもので、複合遊園地のAゾーンと温泉とプールのBゾーンがある。Aゾーンは信託4行によるフェスティバルゲート鰍ェ運営しており、入場無料だが遊園施設の利用料金が必要。この中にセガ社のゲーム場「セガワールド」(2,000u、8号営業)がある。Bゾーンは轄辮_住建による「スパワールド世界の大温泉」で入場料制。タイトーのゲーム場「セイタイトー・スパワールド」がある。
3. 米国のセガ・ゲームワークス社と日本のセガ社は6月24日、米国業者2社がCGガンゲーム機「ハウス・オブ・ザ・デッド」の輸出キットを並行輸入しオペレートしたのは著作権侵害に当たるとして、ロサンゼルスにある連邦地裁に訴訟を起こした。訴えられたカリフォルニア州のワールドワイドビデオ社らは、セガ社製輸出キットを購入して、「バーチャコップ」キャビネットに組み込んだことを認めており、並行輸入自体の良し悪しをめぐる裁判となるもよう。米国での並行輸入事件は88年−95年に激しく争われたことがあり、再燃の可能性がある。
4. 潟Gス・エヌ・ケイ(SNK)は国内での新作展に続き、7月下旬から10月にかけ東南アジア5都市で新作イベント「アジアライブツアー97」を実施。韓国・ソウルでは7月19−20日に開催、2日間で11,040人のプレイヤー、業者が集まり盛り上がった。香港では7月27日に開催、1,980人が集まった。8月23日にシンガポール、9月7日にインドネシアのジャカルタ、10月(日程未定)に中国の上海で実施する。新作披露を兼ねプレイヤー層を掘り起こすという、東南アジアでのこの種の試みは日本のメーカーでは初めて。
5. コンピュータエンタテインメントソフトウェア協会(CESA、上月景正会長)は7月15日、家庭用TVゲームソフト表現に関わる倫理規定を制定した、と発表した。同協会内の倫理委員会(金沢義秋委員長)がまとめたもので、暴力的な表現や、差別的表現、いかがわしい表現などをしてはいけないと定めるもの。また、これとは別に「倫理規約」を定めており、倫理規定に抵触する恐れのあるゲームソフトは事前に委員会審査を受けること、倫理規定に反するゲームソフトを販売した会員は除名する、などを決めている。
6. 地方のオペレーター協会のひとつ、埼玉県協が7月14日、法人を解散し任意団体に移行することを正式に決めた。埼玉アミューズメント施設営業者協会協同組合は、中小企業協同組合法による法人なので、セガ社など大企業のオペレーターが加入できないという矛盾があるためで、これを解散して任意団体に移行するもの。そのため改めて任意団体の定款を定めるなど新協会設立の手続きに入ることになる。なお新協会の会長に新井一夫氏(ADK社長)を選んだ。
7. 「ゲームマシン」チャートから。TVゲーム・ソフトウェア部門・・・1位はナムコのCG格闘ゲーム「鉄拳3」(8回目)、2位はSNKの「キング・オブ・ファイターズ97」。TVゲーム・完成品部門・・・1位はナムコのCG騎乗ゲーム「ファイナルハロン」(初登場)、2位はタイトーの「電車でGO!」。TVゲーム以外のアーケードゲーム機部門・・・1位はSNKの「ネオプリント」(3回目)、2位はアトラス/セガ社の「プリント倶楽部
2」。
◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。
|