2001年4月1日号

Last updated on March 24, 2001

特報

 ナムコはリストラ計画とともに、高木九四郎専務の代表取締役副社長への昇格を発表した。

 名古屋高裁は地裁と同様、競走馬のパブリシティ権を認め、テクモの控訴を退けた。

海外

 米国コネクティックス社とSCEはエミュレーター開発で合意、SCEは訴訟を取り下げた。

 カナダのシメックス社は米国アイワークス社を買い取ることで合意した。

国内

 米国ミッドウェー社は業務用部門でレイオフしたが、撤退しないとしている。

 米国セガ・ゲームワークス社からドリームワークス社が手を引いていることが分かった。


2001年4月1日号のニュースダイジェスト

AOUエキスポ懇親会で、上の写真は(左から)ミッドウェストの中西社長、トムス・エンタテインメントの駒井社長、サミーの佐登美社長、友栄の内田社長。下の写真はセガ社の永井専務、ホクセイの高山社長、カプコンの吉田常務、セガ社の森常務執行役員。

ベストヒットゲームズ

TVゲームソフトウェア1位はセガ社「バーチャストライカー2バージョン2000」、完成品タイプではセガ社「ダービーオーナーズクラブ2000」。

10年前の主なニュース

 米国著作権法改正により並行輸入基板が使用できるようになったが、オぺーレーター協会のAMOAに対立していたメーカー協会のAAMAはこの問題でもう争わないと態度を変えた。セガ社は家庭用TVゲーム機「メガドライブ」を端末としたネットワークサービス「プロ野球VAN」を開始すると発表した。米国ALG社は「マッド・ドッグ・マックリー」の出荷を開始した。(1991年4月1日号)。

20年前の主なニュース

 新発足した米国のメーカー協会ADMAはAM機とゲーミング機の区別を明確にするよう目標を定めた。ナムコの呼びかけにより日米欧のメーカー8社が東京で国際会議を開催し、TVゲームの無断コピー品排除を宣言した。発足間もないJAMMAは臨時総会を開催、役員体制と事業計画など定めた。ボナンザの本社ビルが全焼した。(1981年4月1日号)。

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【ニユースダイジェスト】

 1.ナムコは2月28日、今年3月期業績予想を下方修正するとともに代表取締役異動、機構改革、リストラ計画を発表した。3月期連結売上高は144,000百万円、経常損失は4,400百万円、最終損失は6,500百万円と下方修正した。これは投資有価証券評価損2,400百万円などを特別損失に計上するため。機構改革は4月1日付けで従来の13部門を5部門に再編、スリム化する。従業員2,330人のうち250人の希望退職を募る。4月1日付で橋口隆二副社長は副会長となり、高木九四郎専務が代表取締役副社長に昇格する。これらにより2002年3月期は増収黒字回復を見込んでいる。

 2.米国業務用大手のミッドウェーゲームズ社は3月6日、業務用部門従業員の6%にあたる60人をレイオフしたが、業務用からの撤退はないと発表した。少なくとも「タッチマスター・インフィニティ」を使ったネットワーク販促活動(MTN)をテスト中で、軌道に乗せる考えとのこと。しかし新作TVゲームは「アークティックサンダー」以後何も明らかにしていない。同社の四半期決算では業務用だけでなく家庭用ゲームソフトも大きく後退しているため4回続けて赤字となっているが、家庭用についてはさらにスタッフを増やすとしている。

 3.テクモは競走馬についてのパブリシティ権は認められないと控訴していたが、名古屋高等裁判所は3月8日に控訴を退け、テクモは控訴審でも敗訴した。テクモのTVゲーム「ギャロップレーサー」に関するもので、一部の馬主には3%の許諾料が支払われていたが、話し合いがつかずそのまま馬名を使用していた。金森商亊など22の馬主が訴えた結果、名古屋地裁は2000年1月、競走馬にパブリシティ権があり、それを侵害したテクモは損害賠償すべきだとする判決を出していた。高裁では、地裁がG1レースに出たことのある競走馬とした点を「出走して優勝したことのある競走馬」と狭く基準を定め、地裁より3割少ない損害賠償額を定めた。

 4.ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2月21日、ナムコ、セガ社と「PS2」技術を使ったロケーションベースのブロードバンド展開をすることで合意したと発表した。ナムコとセガ社のゲーム場、そしてSCE契約販売店に端末機を設置し、光ファイバー通信網で高速配信するというもので、2月から実験を開始し、今年末にもサービスを開始する予定。端末機には80GBのハードディスク、128MBのメインメモリーなどが含まれる。SCEでは配信内容を明らかにしていないが、ゲームやアニメ映画、広告などとしている。

 5.米国のセガ・ゲームワークス社からドリームワークス社が手を引いていることが分かった。セガ・ゲームワークス社は96年3月、ドリームワークス社、ユニバーサルスタジオズ社、セガ社の3社が出資して設立、97年5月にシアトル店をオープンさせるなど、これまでに米国13店、海外(合弁)2店のLBE「ゲームワークス」を展開している。出資比率は当初から明らかではないが、ドリームワークス社が昨年秋に持ち株9%を手放し、現在セガ社が65%、ユニバーサルスタジオズ社が35%を持つと見られている。

 6.コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は2月16日、通常総会で新年度事業計画を策定、2月からすでに「違法コピーは犯罪」とするキャンペーンを開始している。総会後の記者会見で、辻本憲三理事長(カプコン社長)は「新年度事業計画では中古ゲームソフトの販売をどうするかが最も大きい問題だ。中古、新品の両市場が共存できるルール作りに取り組まねばならない」と説明している。また久保田裕専務は家庭用ゲームを備える漫画喫茶について、「ACCSとしての対応は考えていない」と述べている。

 7.遊園施設メーカーの潟gーゴ(本社東京)は2月26日付けで、山田數男社長が会長に、長男の山田朋一常務が社長に昇格したことを明らかにした。元社長で会長だった山田俊夫氏は監査役となった。一方、ダイエー子会社でゲーム場を経営する潟_イエーレジャーランド(本社東京、山本宏史社長)は3月1日付けで潟tァンフィールドに改称した。30周年を迎えたことと増資したことを理由にしているが、今後はダイエーの名前を使わないことになった。

 8.「ゲームマシン」チャートから。TVゲームソフトウェア部門……1位はセガ社のCGサッカーゲーム「バーチャストライカー 2バージョン2000」(6回目)、2位はタクミ/カプコンの「ギガウィング 2」。 TVゲーム完成品部門……1位はセガ社の競走馬育成ゲーム「ダービーオーナーズクラブ2000」(24回目)、2位はセガ社「シャカっとタンバリン!」。 TVゲーム機以外のアーケードゲーム機部門……1位はオムロンの写真シール機「フラッシュショット」(14回目)、2位はオムロン「キヤンバスショット」。

 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきました。